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宮崎一晴(クジラ夜の街)が語る軽音楽部の魅力

クジラ夜の街
13分前2024年04月02日 10:02

春は進学の季節。この連載では軽音楽部で新たにバンドを始める若者に向けて、軽音出身ミュージシャンがエールを送る。第2回はクジラ夜の街の宮崎一晴(Vo, G)が登場。軽音で過ごした若かりし日のエピソードを語るほか、「初心者がコピーするならこの曲!」をテーマに選曲したプレイリストを発表する。

構成 / 安部孝晴

軽音に入ったきっかけ

「オリジナルの楽曲を、誰かと作る」ということにすごく強い憧れがあり、都内で強い軽音楽部を調べ尽くして入部しました。

当時担当していたパート

ギターボーカル

「自分で歌を作り、歌う」ということがしたかったため、ギターボーカル以外の選択肢はありませんでした。

当時組んでいたバンド名

クジラ夜の街

今も変わらずそのバンドを続けて、メンバー変わらずメジャーデビューできました。由来はほぼ直感ですが、「渋谷にクジラが出るらしい」とか、そういう響きが幻想的でいいなと思ったため、このバンド名に決めました。

当時コピーしていた楽曲

・Green Day「American Idiot」
・ASIAN KUNG-FU GENERATION「荒野を歩け」
・cinema staff「great escape」
・My Hair is Bad「真赤」

「ライブではコピー禁止、オリジナル推奨」の部活だったため、バンドでコピーをしたのは練習で数曲ほどでした。

プロ志向の有無

組んだ当初から、なんとなく、部活動で終わるバンドにはしたくないという気持ちがありましたが、具体的にプロミュージシャンとしての未来を描き出したのは、高2の秋の大会で音楽事務所のスカウトの方に声をかけていただいたときです。

軽音で得たもの

けっこう人生の大半を軽音楽部からもらいましたね。バンドはもちろん、友達とか恋愛とか、目上の方との接し方だったり、フェス出場や大会優勝などの貴重な経験だったり……。青春の全部が軽音楽部での3年間に詰まっていると思います。

最も印象的なエピソード

高校2年生の後夜祭がやっぱり一番印象に残っています。当時の僕らは、同じ軽音部の生徒や先生、友達なんかに演奏を聴かせることはあっても、一般の、音楽にあまり触れていないような方の前で演奏する機会はあまりありませんでした。後夜祭は体育館で行われ、何百人もの生徒が集まります。そのほとんどが、僕らのバンドのことを知りません。そんな中で、有名なバンドのカバーではなく、オリジナル曲(「平成」)を披露したこと。終わったあと、大歓声を受けたあの時間は、本当に忘れられません。間違いなく人生のハイライトですね。このバンド、ちょっとヤバいかもと思った日でした。

部室あるある

どこのスタジオでも見ないような謎のアンプがある。出自不明。顧問に聞いてもOBに聞いても誰が持ってきたのか、誰が置いていったのかわからない。

これからバンドを始める若者に伝えておきたいこと

僕も若者の部類なので、僕より若い(21歳以下の)人たちへ、何か言うとするならば、「続けなければいけない環境」を自ら作り出すことが大事、ということです。
半月に1回、スタジオの店主に曲を聴いてもらうとか。有名なオーディションは全部受けるとか。曲数なくてもとりあえず箱を押さえて企画を開催するとか。
バンド組みたての頃って、そういうのがないとサボっちゃうんですよ。だから自律してください。目標、も良いですが、目的を作ってください。バンドはスタートダッシュが肝心だと思います。

初心者がコピーするならこの曲!

Green Day「American Idiot」

自分のバンドが最初にカバーした曲です。うちの軽音楽部ではこれを最初に練習するのが伝統でした。

The Beatles「Let It Be」

これも定番。初心者の頃にビートルズに触れたか否かの差ってけっこうデカいんじゃないかなと。抽象的な話ですが、多くはマインドとか心構えの面で。おそらく世界一有名なバンド・The Beatlesをカバーした経験は心強い盾になると思います。ほかの曲もいいですが、僕はこの曲が好きなので。

RADWIMPS「おしゃかしゃま」

これマジで軽音楽部員はみんな好きです。特に竿ものの人はコピーすべきです。弾けると気分が上がりますし、人に聴かせたくなります。個人的に、人に聴かせたくなるコピー曲ランキング1位だと思います。

THE 2「フォーピース」

ほかの曲と違って、おそらくバンドスコアがないです。バンドスコアがない、つまり楽譜がない曲を、コピーすべきです。要は耳コピです。プロのバンドはライブのとき楽譜を見ていませんので、目ではなく耳で感覚を研ぎ澄ましてほしいです。この曲を選んだのは完全に趣味によるものですが、バンドにまつわる情熱やバイブスが迸っているので、初心者の方こそ触れるべきだと思いました。

NUMBER GIRL「omoide in my head」

ドラムも含め、「音作り」という点を意識して、ぜひカバーしてみてほしいです。この曲のライブ音源は、すべてのパートがきらめいていると感じます。最初は真似でいいと思うので、アンプをいじくり回してナンバガの音を作ってみてください。そこからです。

プロフィール

宮崎一晴(クジラ夜の街)

2001年10月16日生まれ、東京都出身。クジラ夜の街でギターボーカルを担当。ロッキング・オン主催「RO JACK」オーディションで優勝し「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出演する。直後に「出れんの!? サマソニ!? 2019」オーディションを勝ち抜き「SUMMER SONIC 2019」にも出演。2023年5月にメジャーデビューEP「春めく私小説」、12月にメジャー1stアルバム「月で読む絵本」を発表した。

クジラ夜の街|オフィシャルサイト
宮崎一晴|X
宮崎一晴|Instagram

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