fishbowlのワンマンライブ「テンセイ 東京」が4月10日に東京・Veats Shibuyaで開催された。
「私、ここまで来たんだよ!」
ヤマモトショウのプロデュースのもと、静岡を拠点に活動するアイドルグループfishbowl。今年に入り、佐佐木一心(ex. ラストアイドル)と齋藤ザーラチャヒヨニを新メンバーに迎えた彼女たちは、3月20日に静岡・LIVE ROXY SHIZUOKAでワンマンライブ「テンセイ 静岡」を開催し、新体制初のステージを成功に収めた。そしてこのライブの東京編として行われたのがVeats Shibuya公演。新章を迎えたfishbowlのパフォーマンスを目撃しようと会場に多くのファンが集まった。
鮮やかな青の衣装を身にまとって登場したメンバーは、デビュー曲「深海」を皮切りに立て続けにパフォーマンスを展開し、歌とダンスを通して新生fishbowlとしての実力を提示する。「尻尾」「観察」といったBPMの高いナンバーから、静岡市清水区の七夕まつりからインスパイアされたミディアムナンバー「七夕」まで多彩な楽曲がライブ序盤に畳みかけられた。なお、fishbowlは新メンバーの2人も含めメンバー全員が静岡出身。MCに入ると、佐々木は「静岡だと地元だからのびのびとできるんですけど、東京でのワンマンだと……私は緊張しないタイプなんですけど今日は緊張しちゃいました」と顔をほころばせ、ザーラも「静岡でライブをやったときはfishbowlに入ったという実感があまり湧いてなくて。今日、『私、fishbowlの一員なんだ』って思いました。お母さんに自慢したいです。『私、ここまで来たんだよ!』って」と声を弾ませた。
新曲「一雨」「四季」も披露
公演後半のブロックでは「半分」「熱波」「平均」などライブでの鉄板曲が並び、会場のボルテージがぐんぐんと上昇していく。佐々木とザーラはグループに加入したてとは思えないほど自然にパフォーマンスに溶け込み、fishbowlとオーディエンスが生み出す心地よい熱気の中に調和。先日YouTubeでミュージックビデオが公開された新体制初の楽曲「一雨」では、傘を差すようなポーズで踊るサビのダンスに多くの観客が心を奪われた。
アンコールでは「テンセイ 静岡」で初披露された新曲「四季」がセットリストに。疾走感あふれるサウンドで会場のテンションがより一層引き上げられた。さらにキレのあるラップが炸裂する「九天」と続き、ラストは今の季節にぴったりなナンバー「夜桜」で清々しい空気が会場に充満した。
なお、YouTubeでは「テンセイ 静岡」より「一雨」のパフォーマンス映像が公開されている。
セットリスト
fishbowl「テンセイ 東京」2024年4月10日 Veats Shibuya
01. 深海
02. 猛獣
03. 踊子
04. 尻尾
05. 観察
06. 七夕
07. 二兎
08. 半分
09. 熱波
10. 平均
11. 一雨
<アンコール>
12. 朱夏
13. 四季
14. 九天
15. 夜桜