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フジファブリックの“今”を表現したデビュー20周年ライブ「今日の感謝を忘れずに進みます」

フジファブリック(撮影:森好弘)
約1か月前2024年04月16日 13:02

フジファブリックがメジャーデビュー20周年を迎えた4月14日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでアニバーサリーライブ「フジファブリック20th anniversary SPECIAL LIVE at LINE CUBE SHIBUYA 2024『NOW IS』」を開催した。このライブではバンドの軌跡を飾った数々の名曲のほか、今年2月にリリースした最新アルバム「PORTRAIT」の収録曲も多数披露。タイトル通りフジファブリックの“今”を表現するステージを繰り広げた。

客席から上がった祝福の声

開演時刻を迎え、ステージ前に下りた幕には山内総一郎(Vo, G)のシルエットが映し出される。そのまま山内が歌い始めたのは「PORTRAIT」の収録曲「ショウ・タイム」。曲が進むにつれて幕が上がり、加藤慎一(B)、金澤ダイスケ(Key)、サポートメンバーの玉田豊夢(Dr)も演奏に加わる。逆光を浴びた4人は複雑なアンサンブルを奏で、これから始まるショータイムへの観客の期待を高めていった。

「プラネタリア」の穏やかなサウンドを届けたあとは「虹」へ。山内の「渋谷ー!」という呼びかけに応え、オーディエンスが手にしたグッズのペンライトがカラフルに輝いた。大サビでは観客の大合唱がホールにこだまする。MCで山内が「本日デビュー20周年を迎えました、フジファブリックです!」と挨拶すると、客席からは「おめでとう!」という祝福の声が上がった。

金澤は20年前を振り返り「志村正彦が母親にデビューの3カ月前に『デビューするから。じゃ』とだけ電話をかけていた」というエピソードを、志村の母親本人から聞いたと明かして「志村っぽいな、うれしかったんだなと思う」と笑顔を見せる。加藤も「今日は一緒に楽しみましょう」、玉田も「大切な日にご一緒できてうれしいです」とこの日を迎えた喜びを明かした。

デビュー曲から最新作まで、「加トーク」も復活

「今日は志村くんへの感謝の気持ちも込めてやっていきたいと思います」という山内の言葉に続いては、20年前のこの日にリリースされたデビュー曲「桜の季節」へ。円熟味を増したサウンドでバンドのキャリアを見せつけたあと、「東京」では4人全員が華麗なソロを聴かせてファンを沸かせる。山内もペンライトを握って観客と同じ振り付けを踊った「ミラクルレボリューション No.9」、さらに場内をしっとりとしたムードで包みこんだ「ブルー」と、その後も多彩な楽曲が披露されていった。

ペンライトの光によって「桜の季節」ではピンクに、「ブルー」ではブルーに染まった客席に向け、山内は「みんな優しいね(笑)」とその気配りに感謝を述べる。そして「うれしい、楽しいだけではない感情を感じられるのが生きているということだと思います。生きていく寂しさみたいなものを、先日出した『PORTRAIT』の中の1曲で歌っています」と紹介し、アコースティック編成で「月見草」を披露した。続く「音楽」では、「仲間が」や「届けたい人が」という歌詞に合わせて、山内が傍らのメンバーや観客に手を差し伸べる場面も。「音の庭」では、彼らの音楽の世界がどんどん広がっていくかのような奥行きのある音像がオーディエンスを圧倒した。

「PORTRAIT」の収録曲3曲を連続で歌った山内は「自分たちが大好きなアルバムを出すことができました」とこの作品の充実ぶりを語る。シリアスな空気に包まれた客席を和ませるように、続くMCでは加藤によるトークコーナー「加トーク」が唐突に復活し、観客を喜ばせた。志村と同い年で「同級生のようだった」という加藤はさまざまな秘蔵エピソードを明かし、中でも「1杯目のビールが楽しみだったので、ライブが終わったあとは2人とも打ち上げまで水を飲まなかった」という話には山内も「そんなことやってたの?」と驚く。最後は金澤が手にしていたお茶をお題に「“お茶”とかけて“主人公”と解く。その心は、どちらも“立てます”」という謎掛けを披露して拍手を浴びた。

「居場所を作ってくれてるのは皆さんのほうです」

山内が「20周年の実感かはわからないですけど、積み重ねてきたからこその仲睦まじいトークだったんじゃないかと……(笑)」と和やかすぎるトークを振り返ったのち、ライブはいよいよ終盤へ。「PORTRAIT」の1曲目を飾るトリッキーなナンバー「KARAKURI」のあとは「バタアシParty Night」「Feverman」と会場の一体感を高める楽曲が続く。最後に山内はスタッフやこれまで関わってきたサポートメンバー、ファンへの感謝を改めて述べ「20年やってきて、皆さんの背中をしっかり押せるような曲ができました」という言葉とともに、「Portrait」を力強く演奏した。

アンコールで「若者のすべて」を披露したあと、「みんなフジファブリックに出会ってくれてありがとう。僕らは『皆さんの居場所になれば』と思ってライブをしているけど、居場所を作ってくれてるのは皆さんのほうです」と思いを明かし、「今日の日の感謝を忘れずに進んでいきます」という言葉とともにラストナンバー「LIFE」を高らかに鳴らした。

フジファブリックは今回のライブに続き、8月4日に東京・東京ガーデンシアターでアニバーサリーライブ「THE BEST MOMENT」を開催。11月10日には大阪・大阪城ホールで、くるりとASIAN KUNG-FU GENERATIONを迎えての対バンライブ「ノンフィクション」を開催する。

セットリスト

「フジファブリック20th anniversary SPECIAL LIVE at LINE CUBE SHIBUYA 2024『NOW IS』」2024年4月14日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

01. ショウ・タイム
02. プラネタリア
03. 虹
04. Particle Dreams
05. 桜の季節
06. 東京
07. ミラクルレボリューション No.9
08. ブルー
09. 月見草
10. 音楽
11. 音の庭
12. KARAKURI
13. バタアシParty Night
14. Feverman
15. 星降る夜になったら
16. Portrait
<アンコール>
17. 若者のすべて
18. LIFE

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