詩羽(水曜日のカンパネラ)が本日4月17日に開業した東京・東急プラザ原宿「ハラカド」のオープニングセレモニーに出席した。
神宮前交差点にオープンした「ハラカド」は、これまでさまざまなカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーや、SNSを通じて誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景を踏まえて、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」を目指す施設。ショップやレストラン、カフェなどバラエティ豊かなテナントが入っているほか、3階にはクリエイティブマインドを持つ個人や企業が集い、創造・発信をする場所として「クリエイターズプラットフォーム」と名付けられたスペースも設けられている。
オープニングセレモニーには、まず「ハラカド」の運営者である東急不動産株式会社の代表取締役社長・星野浩明氏、共同事業者である東京地下鉄株式会社の代表取締役社長・山村明義氏、そして渋谷区長の長谷部健氏の3名が登壇した。星野氏は「当社は2012年に『ハラカド』の向かいにある東急プラザ表参道原宿を開業して以来、路地裏にもクリエイターが自由に表現をできるリノベーション古民家・UNKNOWN HARAJUKUなどの施設を続々とオープンしてまいりました。本日は『ハラカド』を開業し、斜向かいの東急プラザ表参道原宿は東急プラザ表参道『オモカド』と改称いたします。これらの施設が一体となってこのエリア全体で新しいカルチャーを創造・発信する力を強めていくことを期待しております」とコメント。そして「ハラカド」の源流には原宿・神宮前エリアにかつて存在した住宅・商業施設の原宿セントラルアパートがあると語り、「原宿セントラルアパートには文化人が集い自発的なコミュニティが形成されていたと聞いています。『ハラカド』はこの思いを受け継ぎ、新たなカルチャーが生まれ続けるような仕組みを担ってまいりたいと考えています」と続けた。
山村氏は「『ハラカド』が位置する神宮前交差点は、表参道と原宿、渋谷と新宿という四方八方から人が集まる交差点になります。四方八方から人が集まるということは、大変面白い人も集まるんだと思います。面白い人というのをクリエイターと言い換えてみると、クリエイターが『ハラカド』で何か新しいことを始めるんじゃないかという期待に満ちております」と笑顔でコメント。原宿が地元で50年以上にわたり町の変化を見守ってきたという長谷部区長は、「星野社長からもお話がありましたが、セントラルアパートにはカッコいい大人が集まって、いろんなことで盛り上がっていたのを子供ながらに覚えています。開発と言うと町の外からお店が入ってくるというイメージが強かったのですが、今回はなくなったものを形を変えて復活させていたり、今この町でがんばっている街中華のお店がテナントとして入っていたりして。ローカルというものを意識してくださっていて本当にうれしいしワクワクします。クリエイターの方もたくさん集まって、ここ『ハラカド』で新しい価値や文化が生まれていくのでは」と期待を寄せた。
スペシャルゲストの詩羽は総勢300人のクリエイターやスタッフが撮影に参加した「ハラカド」のオープニングムービーの主演を務め、水曜日のカンパネラとしてこの映像にタイアップソング「四天王」を提供している。彼女はピンクを基調としたキュートな出で立ちで報道陣の前に現れると、「オモカド」と神宮前交差点をモチーフとしたパネルに、「ハラカド」のパネルを加えて“新たな神宮前交差点”を完成させた。