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結成20周年UNISON SQUARE GARDEN“ロックバンドとしての攻め方”追求した10年前ツアーを再現

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])
約1か月前2024年04月28日 8:07

UNISON SQUARE GARDENの全国ツアー「Revival Tour "Catcher In The Spy"」が、4月24日と25日の東京・NHKホール公演でファイナルを迎えた。

このツアーは2014年にアルバム「Catcher In The Spy」を携えて開催されたツアーを10年ぶりに再現するという企画。「Catcher In The Spy」は「桜のあと(all quartets lead to the?)」「harmonized finale」といったヒットシングル、現在でもライブで人気の「シューゲイザースピーカー」「天国と地獄」といったナンバーを収録した、バンドにとって1つの大きな転機となった作品だ。ユニゾンの3人は10年前と同じセットリストを円熟味とスキルを高めた演奏で披露し、集まったファンを楽しませた。この記事では24日公演の模様をレポートする。

レア曲の連投に沸き返るNHKホール

ライブの1曲目で披露されたのは、アルバムの最後を飾った楽曲「黄昏インザスパイ」。斎藤宏介(Vo, G)がギターを奏でながら歌う流麗なメロディラインにオーディエンスは静まり返って聴き入る。田淵智也(B)と鈴木貴雄(Dr)の力強い音が加わり、ホール内を満たしきると、客席からは大歓声が。斎藤は「ようこそ!」と挨拶し、鈴木はここからの熱演に向け気合いを入れるかのように早くもジャケットを脱ぎ捨てた。

アルバムジャケットをあしらったバックドロップを背負った3人は「サイレンインザスパイ」「オリオンをなぞる」とアッパーチューンを連投し、場内の熱気を急上昇させていく。「サイレンインザスパイ」での斎藤の「こんばんは東京!」という叫びには怒号のような歓声が沸き起こった。MCで斎藤は「スタッフも気合い入ってるのか、いつもより照明がまぶしい気がするんだよね(笑)。でもスタッフも含めてUNISON SQUARE GARDENですので、バチバチに決めていこうと思います」と意気込んだ。

「流れ星を撃ち落せ」では斎藤が身振り手振りを交えて軽快な歌声を響かせ、鈴木は立ち上がってドラムを叩くなど、余裕と遊び心を見せるひと幕も。田淵が繰り返すジャンプにオーディエンスも笑顔で応えた「箱庭ロック・ショー」、包容力に満ちたアンサンブルで会場を包み込んだ「君が大人になってしまう前に」と、近年のライブではあまり披露されていない楽曲が続き、リバイバルツアーとは言えどそれぞれの曲が始まるたびに客席からは喜びの声が沸き起こる。3人のジャムセッションから始まった「シャンデリア・ワルツ」ではオーディエンスが一体となりホール内にコールを響き渡らせた。

20周年の年に再会した10年前の自分たち

小休止を経て、不穏な雰囲気の照明に照らされたステージから届けられたのは「蒙昧termination」。スリリングな音像で会場の空気が変わると、続く「WINDOW開ける」では逆光に照らされた3人が客席を制圧するかのように迫力たっぷりのアンサンブルを奏でた。「シューゲイザースピーカー」のあと、斎藤は前半のMCを振り返り「言い回しを間違えました。『照明、今日も攻めてて最高ですね』が正しかったです(笑)。僕らのスタッフは愛すべき音楽バカ、ユニゾンバカばかりで、常に最高を更新してくれます」とチームの一体感を明かす。さらに後ろの鈴木を振り返って「あと今日来てびっくりしたんですけど、ドラムセット変わってましたね?」と話しかけると、鈴木はうなずきながらドラムを力強く鳴らした。

斎藤は「Catcher In The Spy」のリリース当時を「ロックバンドとしての攻め方を追求していた頃でした」と回顧し、「20周年のこの節目に、10年前の自分たちに焦らされています」と、記念すべき年にかつての自分たちに改めて出会えたことの意義を語った。そんな言葉を体現するように「harmonized finale」を届けたあと、ライブはいよいよ終盤へ。3人は鈴木のハイスキルなドラムソロから「天国と地獄」「カラクリカルカレ」とアグレッシブなナンバーを立て続けに披露し、観客を狂乱状態へ導いていく。本編最後の曲は「場違いハミングバード」。タフなライブを乗り越え、放心したようにバスドラに足を投げ出した鈴木に斎藤が手を差し伸べ、助け起こしてステージ袖へと送り出した。

ハードなセットリストに「すごく疲れてます(笑)」

アンコールで斎藤は「元気ですか? 僕たちはすごく疲れてます」と苦笑いしつつ、観客の歓声に応えて「instant EGOIST」を披露。曲中には3人が「ストップモーション」という歌詞に合わせてぴたりと動きを止めてオーディエンスをどよめかせた。ラストナンバー「23:25」ではホール内の照明が点灯し、ステージと客席の一体感をピークまで高めていった。

ユニゾンは結成20周年記念日となる7月24日に初のベストアルバム「20th ANNIVERSARY BEST SPECIAL BOX『SUB MACHINE, BEST MACHINE』」をリリースし、同日に東京・日本武道館でアニバーサリーライブ「ROCK BAND is fun」を開催。翌25日には同会場でストリングスやブラスセクションを加えたライブ「オーケストラを観にいこう」、26日にはクリープハイプとの対バンライブ「fun time 歌小屋」を行う。チケットぴあでは各公演のチケット2次先行予約を本日4月28日まで受付中。5月8日には初ワンマンをリバイバルした「ワンマンライブ “流星前夜 -rebirth-」、9月7日からはベストアルバムを携えた全国ツアー「20th BEST MACHINE」の開催も決定している。

セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN「Revival Tour "Catcher In The Spy"」2024年4月24日 NHKホール

01. 黄昏インザスパイ
02. サイレンインザスパイ
03. オリオンをなぞる
04. 流れ星を撃ち落せ
05. 箱庭ロック・ショー
06. to the CIDER ROAD
07. 君が大人になってしまう前に
08. メカトル時空探検隊
09. 何かが変わりそう
10. シャンデリア・ワルツ
11. 蒙昧termination
12. WINDOW開ける
13. シューゲイザースピーカー
14. harmonized finale
15. 天国と地獄
16. カラクリカルカレ
17. 桜のあと(all quartets lead to the?)
18. crazy birthday
19. 場違いハミングバード
<アンコール>
20. instant EGOIST
21. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
22. 23:25

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