生田斗真とヤン・イクチュンが主演を務める5月31日公開の映画「告白 コンフェッション」の完成披露試写会が本日4月30日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、今作の主題歌を担当するマキシマム ザ ホルモンが登壇した。
イクチュン「ダビデ像のようなイケメン」生田の印象は
「告白 コンフェッション」は、福本伸行原作、かわぐちかいじ作画による同名マンガを、山下敦弘監督が実写化した作品。大学山岳部のOBで親友の浅井啓介とリュウ・ジヨンは、16年前の卒業登山中に行方不明になり事故死とされた同級生で、浅井とは恋人関係にあった西田さゆりへの慰霊登山中、猛吹雪により遭難してしまう。足に大ケガを負って死を確信したジヨンは、実は自分がさゆりを殺害したのだと浅井に告白。長きにわたり背負ってきた十字架を降ろしたことで安堵したジヨンだったが、直後に山小屋が出現し、2人は一命を取り留めることになる。この上なく異様で気まずい空気が流れる山小屋の中で、ジヨンの行動は常軌を逸しはじめ、狂気をはらんでいく。生田は浅井を、イクチュンはジヨンを演じ、さゆり役は奈緒が務めた。
主演の2人はMCにお互いの印象を聞かれ、生田はこれに「作品の内容はすごくハードなんですけど現場は和気あいあいとしていて、カメラを離れたところでは食事の話などをしていました。イクチュンさんが韓国のスープの飲み方をジェスチャーで教えてくれるんですけど、それが上手すぎて! 毎日スープを飲みたい気分にさせられてました」とエピソードを披露。するとイクチュンは「まるで彫刻のような、ダビデ像のようなイケメンだから、最初は近寄りがたい印象があった」と明かしつつ「実際は小さなイタズラにも声を出して笑ってくださるような方で、自分のつたない日本語もサポートしてくれて、すごくいい人だなと。感謝の気持ちを持って撮影することができました」と語った。また、奈緒は撮影に入る前からヤン・イクチュンが出演する「息もできない」のファンで、初対面時に韓国語で「お友達になりたい」とイクチュンに伝えたという。撮影後には韓国に赴いてイクチュンに会い、彼の案内で韓国を楽しんだそうで、これを聞いた生田は「誘われてない……」とひと言。するとイクチュンは「だって忙しいじゃない!」と生田に声をかけ、2人は肩を抱き合って笑っていた。
ダイスケはん“次回作”に挙手
イベントの後半、マキシマム ザ ホルモンはシークレットゲストとしてキャスト3名と山下監督が待つステージへ。MCに映画の感想を問われると、ナヲ(ドラムと女声と姉)は自身の名前が奈緒と「漢字も一緒」であることを観客に伝えたうえで「私は普段リアクションがデカいんで、上映中は(リアクションを)すごい我慢しました。あと、映画を観たらイクチュンさんに会うのが怖くて身構えちゃったんですけど、実際はすごく優しくて安心しました!」とコメント。上ちゃん(4弦)は「ひさしぶりに、映画を観てこんなにハラハラドキドキしました。いい意味で怖かったです。自分もその場にいるかのような緊張感のある映画で、入り込めました。以上」と感想を伝え、ナヲとダイスケはん(キャーキャーうるさい方)から「(コメント)上手だったよ!」と声をかけられる。ダイスケはんは「息をするのを忘れるくらいスリリングで、終わったあとにはすぐに斗真と握手しました」と伝えたのち「あの、ジヨンがだんだんと僕に見えてくるんです。もう人事とは思えないくらい、別の意味でのめり込んでしまって……もし次回作があるのであれば、僕、斗真、ナヲの3人でぜひ!」とリクエストしてキャスト陣と監督を笑わせ、最後に「素晴らしい映画に携われたこと、心から誇りに思います!」と感謝を伝えた。
明かされた生田との“共犯”「表現力がすごかった!」
ここでMCがキャスト陣に投げかけたのは「今だから"告白"できることはありますか?」という質問。すると奈緒は「ナヲさんと名前が一緒なことが自慢なんです。今日はチャンスだと思っていたので、もっとお近付きになりたい……」と、ナヲへの愛を告白。この言葉に晴れやかな表情を浮かべたナヲは「あとでLINE交換しましょう!」と約束する。そして生田に順番が回ると、彼は「ずっと言いたくて我慢していたことがあって。僕は映画『告白』の主題歌を一緒に歌ってます!」と発表。スクリーンには「殺意 vs 殺意(共犯:生田斗真)」という主題歌のタイトルが映し出され、観客の驚きの声を誘った。
「亮君が『せっかくだから一緒に歌おう』と言ってくれて」と、生田がコラボの経緯を説明すると、マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)は「めちゃくちゃ表現力がすごかった!」と絶賛。これに生田も「上ちゃんがすごい褒めてくれるんですよ。『表現力がいいよ、声のバリエーションがある』って」とうれしそうに返す。2組のコラボで完成した主題歌について、イクチュンは「ものすごく強烈な歌だなと思ったけれど、対極の部分も表現されていて新鮮でした。強烈な部分と美しい部分があって、美しい部分を生田さんが歌っていましたね。すごくセクシーでした」と、その歌声に太鼓判を押していた。