5月11、12日に韓国カルチャーフェスティバル「KCON JAPAN 2024」のライブイベント「M COUNTDOWN STAGE」が千葉・ZOZOマリンスタジアムにて開催された。
歴代最大規模の「KCON JAPAN」
今年の「KCON JAPAN」は例年から規模を大幅に拡大。幕張メッセでは人気アーティストが多数出演する「SHOWCASE」「KCON STAGE」「MEET & GREET STAGE」「CONNECTING STAGE」「DANCE ALL DAY」といった多様なステージが10日から12日までの3日間にわたって展開され、歴代最多の44組のアーティストが登場した。単独ステージの総数はおよそ100回。来場した観客の数は14万人にのぼった。
11、12日の2日間、ZOZOマリンスタジアムにて行われた「M COUNTDOWN STAGE」は「KCON」の目玉イベントで、今回はスタジアム会場という過去最大規模での実施となった。DAY1公演にはBOYNEXTDOOR、INI、Red Velvet、TWS、ZEROBASEONE、Kep1er、KEY(SHINee)、P1Harmony、NiziU、EPEX、THE NEW SIX、The Wind、チャウヌ(ASTRO)、B.D.U、DAY2公演にはJO1、ジョン・ヨンファ(CNBLUE)、ME:I、NCT WISH、TEMPEST、YENA、xikers、&TEAM、8TURN、ILLIT、テヨン(少女時代)、Hi-Fi Un!corn、IS:SUEが出演した。
ショーを進行するホスト、およびスペシャルMCは各日の出演アーティストが担当。DAY1のホストはチャ・ウヌ、スペシャルMCはBOYNEXTDOORのJAEHYUNとWOONHAK、DAY2のホストはジョン・ヨンファ、スペシャルMCはZEROBASEONEのソン・ハンビンとパク・ゴヌクが務めた。
ILLITがTWICE、JO1が東方神起…今回のカバーステージは
「KCON」の見どころといえば、一夜限りのカバーステージ。K-POPファンならば誰もが知る名曲をカバーする「RE-Meeted STAGE」では、DAY1にKep1erがKARA「ミスター」、今年1月にPLEDIS EntertainmentからSEVENTEEN以来およそ9年ぶりにデビューしたボーイズグループ・TWSがSEVENTEENのデビュー曲「Adore U」を披露し会場を沸かせた。
DAY2では、&TEAMがBTS「Dynamite」、ILLITがTWICE「What is Love?」をカバー。&TEAMが持つスタイリッシュな雰囲気、そしてILLITがまとう愛らしくガーリーなムードは原曲との親和性が高く、ライブ終了後もSNSを中心に多くの話題をさらった。ほかにも、DAY2ではオープニングにてJO1が東方神起の名曲「呪文 -MIROTIC-」、そしてZEROBASEONEのキム・テレが現在流行中の韓国ドラマ「涙の女王」より「More Than Enough」をパフォーマンスするスペシャルステージも行われた。
“夢のステージ”、トロッコも健在
これまでIVEやITZY、aespaといった人気アーティストが参加してきた、アーティストとKCON-ers(KCONファンの呼称)がステージ上でコラボパフォーマンスを披露する「DREAM STAGE」は今回も健在。今回はZEROBASEONEが「MELTING POINT」、ME:Iが「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」のステージを、事前オーディションで選ばれた“Dreamer”とともに作り上げた。
ZEROBASEONEやJO1、INI、ME:Iなど、アリーナ区域を周回するトロッコに乗り込みパフォーマンスするグループも多数。トロッコではカラーボールも用意され、少しでも遠くの客席にボールを届けるべく、全身を使って全力でボールを振りかぶるアーティストの姿が多数見られた。中でも、先日東京ドームでのプロ野球戦のファーストピッチにて時速125kmの速球を投げて注目を浴びたJO1の川西拓実は、その肩の強さを存分に生かして誰よりも遠くにボールを投げて来場者の感嘆の声を引き出していた。
SM所属ベテランが飾る貫禄のフィナーレ
今回の「KCON JAPAN」では、初日にRed VelvetとKEY(SHINee)、2日目にNCT WISHとテヨン(少女時代)が登場。SMエンタテインメントの新人からベテランまでの4組がそろい踏みする形で、開催前から注目を浴びていた。
6年ぶりの「KCON」出演となったRed Velvetは、真っ白なチュールをふんだんに用いた、バレエ衣装を連想させる格好で「Chill Kill」「Queendom」「Feel My Rhythm」を優美にパフォーマンス。8月にデビュー10周年を迎える5人は貫禄をまといながらも、Red Velvetらしい気品あるステージで観客を魅了した。KEY、テヨンは長年のキャリアに裏打ちされた確かな実力を遺憾なく発揮し、カリスマ性あふれるステージングでそれぞれの出演日のエンディングを飾った。
公演のラストには花火が盛大に打ち上げられ、“K-POPのお祭り”と呼ぶにふさわしい祝祭感あふれるムードで「M COUNTDOWN STAGE」および「KCON JAPAN 2024」はフィナーレへ。「KCON LA 2024」の7月開催を予告し、公演の幕が閉じた。
「KCON」のYouTube公式アカウントでは、「M COUNTDOWN STAGE」に出演した各アーティストのステージを1分前後にまとめた動画が順次公開されている。
セットリスト
「KCON JAPAN 2024 / M COUNTDOWN STAGE(DAY1)」2024年5月11日 ZOZOマリンスタジアム
PRE SHOW
・NOWADAYS「OoWee」
・LIMELIGHT「TA-DA!」
オープニング
01. See The Light / Kep1er
TWS
02. BFF
03. plot twist
The Wind
04. H! TEEN
B.D.U
05. Hold Me
RE-Meeted Stage
06. ミスター(原曲:KARA) / Kep1er
THE NEW SIX
07. FUEGO
08. MOVE
EPEX
09. Youth2Youth
10. Breathe in Love
BOYNEXTDOOR
11. So let's go see the stars
12. Earth, Wind & Fire
NiziU
13. HEARTRIS
14. SWEET NONFICTION
P1Harmony
15. Killin' It
16. Doom Du Doom
Kep1er
17. Galileo
RE-Meeted Stage
18. Adore U(原曲:SEVENTEEN)/ TWS
チャウヌ(ASTRO)
19. STAY
20. Fu*king great time
ZEROBASEONE
21. SWEAT
22. ゆらゆら -運命の花-
INI
23. LEGIT
24. MORE
Red Velvet
25. Chill Kill
26. Queendom
27. Feel My Rhythm
KEY(SHINee)
28. Gasoline
29. Hologram
DREAM STAGE
30. MELTING POINT / ZEROBASEONE
エンディング
31. POPPIA(inst.)
「KCON JAPAN 2024 / M COUNTDOWN STAGE(DAY2)」2024年5月12日 ZOZOマリンスタジアム
PRE SHOW
・DXMON「SPARK」
・LUN8「SUPER POWER」
オープニング
01. 呪文 -MIROTIC-(原曲:東方神起)/ JO1
Hi-Fi Un!corn
02. Over the Rainbow
IS:SUE
03. CONNECT
&TEAM
04. 五月雨(Samidare)
05. Scar to Scar
ILLIT
06. Magnetic
07. Lucky Girl Syndrome
ME:I
08. Click
09. &ME
8TURN
10. RU-PUM PUM
11. TIC TAC
NCT WISH
12. WISH
13. Hands up
RE-Meeted Stage
14. Dynamite(原曲:BTS)/ &TEAM
xikers
15. We Don't Stop
16. Red Sun
TEMPEST
17. LIGHTHOUSE
18. BANG!
ジョン・ヨンファ(CNBLUE)
19. Your City
20. You've Fallen for Me
RE-Meeted Stage
21. What is Love?(原曲:TWICE)/ ILLIT
Special Stage
22. More Than Enough(「涙の女王」OST)/ キム・テレ(ZEROBASEONE)
YENA
23. Good Morning
24. DNA
DREAM STAGE
25. LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~ / ME:I
JO1
26. Love seeker
27. Test Drive
テヨン(少女時代)
28. To. X
29. VOICE
30. INVU
エンディング
31. POPPIA(inst.)