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THE BOYS&GIRLSとカネヨリマサルが化学反応起こしたツーマン、ワタナベシンゴ&ちとせみながコラボ

左からワタナベシンゴ(Vo, G / THE BOYS&GIRLS)、ちとせみな(Vo, G / カネヨリマサル)。(撮影:金井勇真)
約1年前2024年06月25日 3:02

THE BOYS&GIRLSとカネヨリマサルのツーマンライブ「ライブナタリー “THE BOYS&GIRLS × カネヨリマサル」が6月20日に東京・新代田FEVERで開催された。

カネヨリマサル

ライブナタリーが主催する本公演。2組がツーマンライブを行うのは今回が初となった。先攻を務めたのはカネヨリマサル。ちとせみな(Vo, G)が冒頭で「よろしくお願いしまーす!」と元気よく挨拶し、「関係のない人」でライブをスタートさせる。3人は青春感のあるサウンドを鳴らして徐々にオーディエンスのテンションを引き上げ、リズミカルな「はしる、夜」を繰り出してさらにギアを上げた。いしはらめい(B, Cho)は「楽しいなあ」と笑顔を浮かべつつ、カネヨリマサル主催のサーキットイベント「Boys & Girls」でTHE BOYS&GIRLSと出会ったことやワタナベシンゴ(Vo, G)の気さくな人柄について語った。

いしはらが「いい化学反応を起こして、楽しい日にしていきます!」、ちとせが「今日来てよかった、大正解やったと思ってもらえるような日にして帰れたらと思います!」とそれぞれ意気込み、カネヨリマサルは4月に配信リリースした最新曲「ハッピーニューデイ」を演奏。バンドの最新のモードを示したところでアッパーな「バンドマン」「わたし達のジャーニー」を続けて場内をピースフルなムードに導いた。

この日の持ち時間は2組それぞれ60分。ツーマンとしては長尺であることから、いしはらは「いろんなカネヨリマサルの曲を聴いてもらえるようなセットリストを組みました」とアピールする。その言葉通り、カネヨリマサルは「最近はやっていなかった曲」だという切ないラブソング「ラブソングがいらない君へ」、跳ねるようなリズムとソリッドなギターサウンドが印象的な「ひらりとパーキー」、ちとせが感傷的な表情で歌い上げる「君にさよなら」とさまざまなバリエーションの楽曲を披露した。もりもとさな(Dr, Cho)は会場を見渡しつつ「5年前に初めて来させてもらって。思い出深いFEVERにまた戻って来れてめちゃくちゃうれしいです」と喜んだ。

ちとせが「5年前も3年前もここで歌いました。いつもそばで見守ってくれた曲だなと思います」と曲紹介したのは人気曲「もしも」。彼女は透明感のある歌声を響かせて、オーディエンスを魅了した。その後、ちとせが「こんな機会をくれたナタリーさんありがとうございます」と感謝を述べたあと、カネヨリマサルは「二人」でラストスパートをかけるようにパワフルな演奏を披露する。さらに青春パンク調の「ガールズユースとディサポイントメント」を畳みかけ、場内を温めてTHE BOYS&GIRLSにバトンを渡した。

THE BOYS&GIRLS

バトンを受け取ったTHE BOYS&GIRLS。ワタナベシンゴ(Vo, G)は登場するなり「10年前、ナタリーに初めて名前が載ったときうれしかった! 10年経って今度はナタリーのイベントに出れて……いいライブするしかないっしょ!」と大声で宣言。エネルギッシュな「ボーイ」で勢いよく滑り出し、さっそくオーディエンスを熱狂させた。熱気が満ちたところでワタナベはギターを置いてハンドマイクスタイルに。「やっちゃおっかな」と奮起し、「よーいドン」で激しく動き回りアグレッシブなパフォーマンスを展開していく。さらに「ロックンロール」のパンクロックサウンドに乗せて、カネヨリマサルへ思いや出会いのエピソードを叫んだ。

「心のまま」ではワタナベがコミカルな動きをしつつ「みんなも好きなように踊って! 踊り方がわからなければ俺と同じように踊って!」と先導。そのままハイテンションに歌唱しつつ「化学反応起こしすぎて爆発しちゃうかもね。ガッツリツーマンやるの初めてだから」と笑い、フロアにいる1人ひとりと向き合うようにしっかり観客を見つめながら歌い上げた。その後もTHE BOYS&GIRLSはキャッチーな「遠いストーリー」、みずみずしいサウンドの「ロータリーを抜け出せ!」をフルパワーで叩き込み、オーディエンスを盛り上げた。

「フェイバリットカラー」ではワタナベが力強くハーモニカを吹き鳴らし、骨太な歌声を響かせる。そんな彼の熱演に負けじとオーディエンスもシンガロングした。フロアに一体感がもたらされたところでワタナベが「陽炎」をはつらつと歌い上げると、フロアにダイバーが発生し盛り上がりは最高潮へ。「最初で最後のアデュー」では今度はワタナベがフロアにダイブ。彼はオーディエンスに支えられながら情熱的に歌唱した。

ここでTHE BOYS&GIRLSはモードチェンジ。先ほどまでの激しさとは一転してエモーショナルな「ガール」をカネヨリマサル、そして観客にしっとりと捧げる。そして再びギアを入れ替えて青春感のある「声にならねえな」、ミクスチャー調のラウドな「ハローグッバイサンキュー」をひたむきに歌唱。ワタナベは汗だくになりながらも楽しそうにパフォーマンスし、終始新代田FEVERやライブナタリー、カネヨリマサルへのリスペクトや感謝を示しながら本編を終えた。アンコールではワタナベとちとせが再登場。カネヨリマサルの「バンドマン」を2人で演奏してオーディエンスを盛り上げ、“化学反応”を起こして初のツーマンを締めくくった。

セットリスト

「ライブナタリー “THE BOYS&GIRLS × カネヨリマサル」2024年6月20日 新代田FEVER

カネヨリマサル

01. 関係のない人
02. はしる、夜
03. ハッピーニューデイ
04. バンドマン
05. わたし達のジャーニー
06. ラブソングがいらない君へ
07. ひらりとパーキー
08. 君にさよなら
09. もしも
10. 二人
11. ガールズユースとディサポイントメント

THE BOYS&GIRLS

01. ボーイ
02. よーいドン
03. ロックンロール
04. 心のまま
05. 遠いストーリー
06. ロータリーを抜け出せ!
07. フェイバリットカラー
08. 陽炎
09. 最初で最後のアデュー
10. ガール
11. 声にならねえな
12. ハローグッバイサンキュー
<アンコール>
13. バンドマン(オリジナル:カネヨリマサル)

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