BOYNEXTDOORが本日7月10日リリースの日本1stシングル「AND,」で日本デビュー。これを記念して、ショーケースイベントが東京・六本木ヒルズアリーナにて開催された。
行くぞONEDOOR!
BOYNEXTDOORはプロデューサー兼アーティストのZICOが率いるHYBE傘下のレーベル・KOZ ENTERTAINMENT初のグループとして昨年5月に韓国でデビュー。2003年生まれのSUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、2004年生まれのTAESAN、LEEHAN、2006年生まれのWOONHAKの6名で構成される。直訳すると「隣の少年たち」となる“BOYNEXTDOOR”というグループ名には、「同年代の友人たちが、音楽を通じて共感できる日常会話をありのままに表現する」という意味が込められている。
オープニングのフォトセッションを終えたBOYNEXTDOORは、パフォーマンスのために一旦退場。6人の姿が見えなくなると、入れ替わるかのように、彼らのパフォーマンスに欠かせない“ドア”がステージに運び込まれる。ONEDOOR(BOYNEXTDOORファンの呼称)からの期待に満ちた歓声に包まれながら、再登場したBOYNEXTDOORは、このライトブルーのドアの背後にスタンバイし、「One and Only (Japanese Ver.)」をパフォーマンスした。ステージを終えると、RIWOOは「後ろの皆さんも見えてますか?」と笑顔で優しくONEDOORを気遣い、メンバーそれぞれが日本デビューショーケースを迎えられた感慨を語っていく。全員がコメントを終えると、JAEHYUNの「では次の曲いきましょう。行くぞONEDOOR!」というシャウトを合図に、6人は「Earth, Wind & Fire (Japanese Ver.) 」のパフォーマンスを披露した。
個性豊かすぎる自己紹介
トークの冒頭では、BOYNEXTDOORは「大きな山、TAESANです!」「肩は直角、顔は彫刻、SUNGHOです」「お魚王子、LEEHANです」「多才な末っ子、WOONHAKです!」と、お決まりのフレーズで自己紹介。RIWOOが、開口早々に「カワウソ、似てますか?」とONEDOORに問いかけたのちに「カワウソボーイ、RIWOOです」とはにかむと、客席の各所から「かわいい!」と叫ぶ声が。「オールラウンダーリーダー、最年長」と自ら名乗ったJAEHYUNは、「暑くないですか?」などと司会の古家正亭から気遣われた際、すかさず「ONEDOORの応援があるから大丈夫です!」とレスポンスするなど、その流暢な日本語で観客を唸らせた。トークの際には、LEEHANも「たくさんのファンの皆さんと日本語でお話したいから」と日本語の勉強をがんばったと話すなど、メンバーそれぞれが日本デビューに向けてパワーアップした日本語を披露しONEDOORを感激させた。
BOYNEXTDOORがショーケースでパフォーマンスしたのは「One and Only」「Earth, Wind & Fire」の日本語バージョンのほか、グループ初の日本オリジナル曲「GOOD DAY」という本日リリースの日本デビューシングル収録の3曲。デビューシングルのレコーディングについて話題が及ぶと、TAESANは日本語の発音に苦戦したといい、「発音ばっかり気を遣うと歌に集中できなくて、歌に集中すると発音が気になって……何度も練習しました」と振り返った。
愛をささやくお魚王子
日本開催の合同コンサートに出演する機会も多く、何度も日本を訪れている6人。WOONHAKは「ごはんがいつも楽しみです!」と意気揚々と口を開き、メンバーもそれに頷く。日本食について話題が及んだ際には「最近おいしかったのは牛カツです、本当においしい」と即答していた。
その後古家から「ちなみに、今日の夜は何が食べたいですか?」と質問を投げかけられると、終始クールに佇んでいたTAESANは「プリン食べたいです」と我先にとリクエスト。それを見たLEEHANは、すかさず自分の名前を連呼して挙手をしたのち「ONEDOORの愛」と甘い言葉をささやきTAESANに対抗した。なお宿舎で熱帯魚を育てる“お魚王子”のLEEHANは、来日時に散歩した際に深海魚がいる店に足を運んだエピソードも明かした。
家に帰るまでがショーケースです
最後の挨拶では、SUNGHOは「ONEDOORの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの声を聞きながら歌うことができて幸せでした」とにっこり。RIWOOは「僕たちの気持ち、伝わりましたか? ONEDOORに会えるのを楽しみにしています」と彼らしい優しい声色でファンに声をかけ、リーダーのJAEHYUNは「来てくださったONEDOORの皆さん、今日残念ながら来れなかったONEDOORの皆さん、いつもありがとうございます。これからも感謝の気持ちを忘れずに活動していきます」と宣誓する。しんみりとした空気の中、最後に挨拶したWOONHAKは、「家に帰るまでがショーケースです! 気をつけて帰ってくださいね!」と天真爛漫に述べてメンバーと観客を笑顔にした。
イベントは「GOOD DAY」のステージで終了。ステージからの去り際、TAESANは「恋してる!」とシャウトし観客を沸かせる。そんなにぎやかなBOYNEXTDOORのメンバーを、ONEDOORは絶え間ない拍手と歓声で見送った。