柴田聡子が10月3日に開講する映画美学校言語表現コースことばの学校第4期基礎科に講師として参加する。
映画美学校言語表現コースことばの学校とは、言語表現のさまざまなジャンルや形式に触れ、「自分が自分だからこそ書ける言葉」を発見し、獲得することを目指すコース。基礎科は柴田を含む全16名の講師による講義と、主任講師の佐々木敦による講義4回の全20回のオンライン講義となる。
映画美学校のオフィシャルサイトでは7月27日12:00より受講生を募集。リアルタイムで受講できる正規受講生と安価でアーカイブを閲覧できる聴講生を選択可能だ。
佐々木敦 コメント
2024年10月、映画美学校言語表現コース「ことばの学校」は第4期を迎えます。
特定のジャンルに限定するのではなく、言語を用いた表現全般、その根元に存在する「ことば」の無限の可能性について広く学ぶことを目的とする本校は、それがゆえに「こんな学校にいったいどのくらいの数の人が興味を持ってくれるのだろうか?」という一抹の心配とともにスタートしました。しかし蓋を開けてみると、こちらの想像をはるかに上回る受講者が集まり、多彩なゲスト講師が入れ替わり立ち代わり、それぞれの「ことば論」を語る完全オンラインの基礎科、より実践的な「書くこと」のレッスンであるハイブリッド(対面+オンライン)の演習科、いずれも好評をいただくことで、ついに4期目に突入することになりました。
ことばの学校は、プロの書き手を目指すスクールとは違います。しかし幸いなことに、すでに過去の修了生でデビューした方が何人もいらっしゃいます。必ずしもそうした明確な結果が目的であるわけではないとはいえ、非常に喜ばしいことです。自分のことばを他者に届けること、自分のことばの個性と魅力を他者に伝えられることは、いつだって、どのような場合であれ、望ましいことであるはずだからです。
そのようなことではないとしても、三期にわたって続けてきたから今だからこそ、確かな手応えとともに言えることですが、テクニックやノウハウを学ぶものではない(実際にはそういう要素もかなりあるのですが)ことばの学校は、主任講師の私も、どういうわけか、としか形容できないのですが、不思議な力を秘めた魔法のような作用で、あなたのことばを間違いなく変えます。それに、あなたは、あなたとは別のことばを持った、しかしあなたと同じく自分のことばを変えようと願う仲間と出会うことになります。それは自分のことばの読者を得ることであり、自分自身が仲間たちのことばの読者になるということでもあります。
ことばに何ができるのか? あなたのことばに何ができるのか? あなたたちのことばに何ができるのか?
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