Foorinの楽曲「パプリカ」の新たなミュージックビデオがYouTubeで公開された。
「パプリカ」は米津玄師が作詞、作曲、プロデュースを手がけ、2018年に発表された楽曲。振付は辻本知彦と菅原小春が担当し、親しみやすい楽曲とダンスで日本中の子供たちから愛されている。
このたび新たに制作されたMVは盆踊りバージョン。「太陽に祝福された昼間の盆踊り」をコンセプトに、5人の子どもたちと、太鼓を叩く辻本、3人の妖怪たちをロトスコープアニメーションで表現した、明るくエネルギーのあふれる映像に仕上がっている。MVの制作は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」のオープニング映像を手がけるシシヤマザキが担当。盆踊りバージョンの振付は辻本と菅原が手がけ、監修は鳳蝶美成が務めた。
YouTubeでは“「パプリカ」ぼんおどり”の振付の解説動画を公開中。7月に東京・祐天寺 祐光殿で開催された「第89回祐天寺み魂まつり 子ども盆踊り大会」では、いち早く“「パプリカ」ぼんおどり”が取り入れられ、地元の子どもたちが楽しむ姿も見られた。
シシヤマザキ コメント
「パプリカ」を盆踊りにしたらいいんじゃないか、というのは数年前から思っていたことでした。
お祭りで「パプリカ」が流れ始めたときに子どもたちが一斉に喜ぶ姿を見て、盆踊りにすれば100年先まで愛される曲になると思ったんです。盆踊りについては、2025年大阪・関西万博のオフィシャルテーマソングの振付を通じて、ある程度の仕組みを知ったのですが、「パプリカ」の元来のダンスの振付をかなり残して、そこにオーソドックスな盆踊りのスタイルを入れたほうが、面白い盆踊りになると思いました。お祭りで子どもたちが中心となってこの踊りを踊っている姿を見たいですし、子どもの頃に覚えて大人になってからも踊れるような踊りになっていったらいいなと思います。それが50年、60年と続いていって、いつの時代も、どの世代の人も踊れる、夏の風物詩になったらうれしいです。