ONE N' ONLYのREIこと沢村玲が、別府由来とともにフジテレビのドラマ「ハッピー・オブ・ジ・エンド」に主演することが発表された。
「ハッピー・オブ・ジ・エンド」は、おげれつたなかによるBLマンガの実写化作品。原作は、「BLアワード2022」のディープ部門で1位を獲得した人気作だ。沢村が演じるのはミステリアスな美青年のケイト / 浩然。別府はゲイであることを理由に家族に見放され家も金も失った不幸な男・柏木千紘を演じる。劇中で描かれるのは、バーで出会ったケイトと千紘が成り行きで共同生活を送るうちに深い愛情で結ばれ、穏やかな日常を送る様子。しかしながら、ケイトの過去の因縁によって幸せな日々は崩れていく。
本日8月5日、東京都内で今作の制作発表会見が行われた。今作がドラマ初主演となる沢村は、自身の役柄について「ケイトは壮絶な過去を抱えているんですが、千紘と出会うことによって心を徐々に開いて人とのしての感情を露わにしていくという、感情に凹凸がある役」と説明。そして「今こうして真面目を装ってますけど、日頃かなりおしゃべりな人間なので(笑)。ケイトは感情を表に出せないキャラなので、そういったところに気を使いましたね。ちょっとした心の揺れがキーになるので、その表現に間違いがないように」と、役作りについて語った。一方で別府も自身の役について説明し「原作がある作品なので原作をなぞって、そこから監督との会話の中で役を作っていった感じです。とにかくケイトのことを第一に愛すということを忘れずに演じていきました」と明かす。
トークセッションでは人生のどん底に置かれた千紘にちなみ、司会者から「どん底になったときどう対処する?」という質問が2人に投げかけられた。「僕はサウナに行きます」とサウナ好きの一面をのぞかせた別府に続き、沢村は「僕、趣味が多いんですよ。野球観戦に格闘技観戦、車、激辛グルメ、料理。趣味がありすぎて自然と切り替わっています(笑)」と回答。「好きなことに関われたら睡眠時間2時間でも大丈夫」と豪語する彼は「昨日も岡大海(千葉ロッテマリーンズ)のホームランで(興奮して)ショートスリーパーになりました。今日は汁なし担々麺のレシピを考えているので、帰ったらそれを作ります」と続ける。流れるような語り口で趣味の話題を伝える沢村に、別府は思わず「この子、口を開くと浩然じゃないんですよ。本当に彼は浩然を演じているのかなと思う」とコメントした。
役柄のキャラクターと沢村本人の“乖離”についてはONE N' ONLYのメンバーも危惧していたそうで、ドラマ出演が決まった際のメンバーの反応を聞かれた沢村は「『黙って芝居できますか?』『全然想像つかないけど大丈夫ですか?』と言われました」と告白。会見は本日8月5日深夜にフジテレビで放送がスタートするドラマ「コスメティック・プレイラバー」との合同会見という形で行われたため、壇上には「コスメティック・プレイラバー」主演の奥野壮と豊田裕大も同席していたが、豊田は「今日初めて会ったんですけど、誰よりもしゃべってます(笑)」と沢村のマシンガントークに太鼓判を押していた。
4人そろってのトークでは、好きなスポーツをそれぞれがジェスチャー付きで発表する場面が設けられた。豊田がバスケ、別府が卓球、奥野がゴルフを挙げてそれぞれに思い入れを語る中、沢村は砲丸投げのポーズをしたのち「砲丸投げ、槍投げ。陸上競技も好きでよく観ますね。ライアン・クラウザーが22m90cmって、僕普通にボール投げてもそこまで飛ばないのですごいなと思いました。あれだけガタイがいいと、男のロマンを感じますよね」と、ここでもパリ五輪の砲丸投げの結果を引き合いに誰よりも熱く語る。最後に彼は作品について「暗い過去を抱えた2人だからこそ見せられるきれいな部分があると思います。このストーリーをぜひ多くの人に楽しんでほしいです」とコメント。別府も「この作品に出会えてよかった」と深い思い入れを語り「ドラマ版でも作品のよさを伝えていけたら。究極の愛を楽しんでください」とアピールした。
「ハッピー・オブ・ジ・エンド」は9月2日に放送スタート予定。毎週月曜日に2話ずつ放送される。なおFODでも毎週月曜にに2話ずつ独占配信される。
ドラマ「ハッピー・オブ・ジ・エンド」(全8話)
放送情報
フジテレビ:2024年9月2日(月) より毎週月曜日26:55~27:55に2話ずつ放送
配信情報
FOD:毎週月曜日に2話ずつ独占配信
TVer:地上波での放送終了後、1週間見逃し配信