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パソコン音楽クラブがVJとシンクロしたブチ上げセット展開、仲間が集い愛にあふれたリリースパーティ

パソコン音楽クラブ「Love Flutter」リリースパーティの様子。(撮影:Ito kosuke)
8か月前2024年08月25日 7:07

パソコン音楽クラブが5thアルバム「Love Flutter」のリリースパーティを8月18日に東京・Spotify O-EASTで開催した。

テーマはダンスミュージック

⼤阪出⾝の柴⽥碧と⻄⼭真登によるDTMユニット・パソコン音楽クラブ。2015年の結成以来、コンセプチュアルなアルバムをリリースしてきた彼らが、今回のアルバムでテーマの1つに掲げたのは“ダンスミュージック“だ。豪華な客演陣を迎えた本作には、前作「FINE LINE」同様にポップで、なおかつライブ映えするダンサブルなナンバーがそろっている。

そんなアルバムのリリースパーティの舞台に選ばれたのは、大型4Kビジョンを備えたO-EASTだ。過去最大規模の会場ながらチケットはソールドアウトし、当日はVJチームtsuchifumazuとコラボした2人が、大迫力の映像演出とシンクロしたアグレッシブなセットを展開。満員の観客を心ゆくまで踊らせた。

パーティに華を添えるゲストたち

パーティはアルバムのタイトル「Love Flutter」にちなんで、The Beatles「All You Need Is Love」で盛大に幕開け。大歓声が上がる中、間髪いれずにテクノサウンドの「Fabric」がスタートすると、スクリーンに表示された数字が観客のテンションと呼応するように、どんどん上昇していく。その後「Hello」で飛び出してきたCwondoをはじめとして、ステージにはゲストが次々に登場。「UFO-mie」では事前にアナウンスされていなかったThe Hair Kidが、パ音の2人とステージで大暴れして会場を爆発的に盛り上げた。

力強いリズムの「Boredom」からなだれ込んだ「Please me」で登場したのは、フィメールラッパーのMFS。エレクトロサウンドに乗せてクールなラップを畳みかけ、パ音との相性のよさを示してみせる。パ音と親交の深いLAUSBUBのMei Takahashiは、アルバム曲「Drama」に続けて前作「FINE LINE」のリード曲「Day After Day」にも参加。繊細な歌声を持つボーカリストとしての魅力を発揮した。

満を持して大先輩と共演

人気曲「reiji no machi」のスクリューバージョンからアルバム曲「Memory of the moment」、透明感あふれる歌声のHaruyをフィーチャーした「Colors」とシームレスに楽曲をつなげ、観客を沸かせ続けるパ音。ライブ中盤に2人が迎え入れたのは大先輩であるtofubeatsだ。3人は出会った頃の思い出話に花を咲かせ、「パソコン音楽クラブって名前でライブやるやつはめっちゃいいか、よくないかの2択しかない」というtofubeatsの当時の発言も明かされる。

それから何年もの時を経て、今回のアルバムの収録曲「ゆらぎ」で満を持して共演した2組は、同曲に加えてtofubeatsの人気曲「ふめつのこころ」のリミックスでもコラボ。「ふめつのこころは?」「⻄⼭真登は?」「柴⽥碧は?」とマイクを向けるtofubeatsに応えて観客は「love! love! love!」と合唱し、会場はピースフルな一体感に包まれた。

アルバムはこの人抜きにはできなかった

ライブのハイライトとなる場面を生み出したtofubeatsの退場後、パ音は「hikari(tofubeats & dj newtown "Let there be light" mix)」もプレイ。爆音で先輩へのリスペクトを表す。さらに2人は、大ファンだという柴田聡子を呼び込むと「Child Replay」でコラボ。柴田は疾走感あふれるドラムンベースのトラックに柔らかな歌声を乗せて届けた。そしてパ音が本編ラストに披露したのは、Le Makeupを迎えた「Empty」。エモーショナルなトラックで熱気に満ちあふれた会場をチルアウトさせた。

「Inner Blue」のハードなリミックスで幕を開けたアンコールでは、“今回のアルバムはこの人抜きにはできなかった“という人物が登場。それは3rdアルバム「See-Voice」に参加した川辺素(ミツメ)だ。西山によれば、アーティスト写真で彼らと一緒に写っている犬を紹介したのが川辺なのだという。そんな恩人を迎えたパ音は、ラストナンバーとして3rdアルバム収録の「海鳴り」を披露。約2時間のパーティを美しく締めくくった。

なおリリースパーティ後にはO-EASTの隣の東間屋でアフターパーティが行われ、パ音と仲間たちが出演。アルバムのリリースを祝い、朝まで盛り上がり続けた。

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