藤巻亮太がオーガナイザーを務める野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI 2024」が、9月28日に山梨・山中湖交流プラザ きららで開催された。
「Mt.FUJIMAKI」は、藤巻の「地元を音楽で盛り上げたい。山梨の魅力に少しでもふれてもらいたい」という思いから2018年にスタートしたフェス。現地では5度目の開催となった今回は「『人』と『音楽』と『山梨の自然』の一期一会が織りなす野外音楽フェスの魅力を全身で、そして“全心”で楽しんでもらうこと」を目標に、音楽ライブと山梨の食材を使ったフードやドリンクを味わえるフリーエリアも設け、約5000人が来場した。
シアターひびきで行われたライブは、オープニングセレモニーとして地元・山中湖中学校のビッグバンド・BLUE LAKE BEATによる演奏と、山中湖村村長の挨拶を経て、藤巻による弾き語りでスタート。その後、藤巻も参加するMt.FUJIMAKIバンドとともに、クールな演奏で魅せたRei、代表曲を中心としたセットリストと美しい歌声でオーディエンスを包みこんだ家入レオ、山梨出身で初野外フェス出演の中、エモーショナルなステージで観客を沸かせた斉藤壮馬と、3組が立て続けにパフォーマンスを披露した。
その後、エンタテインメント性溢れるステージで会場を1つにした氣志團、弾き語りで1人ひとりに力強く歌を届けた高橋優、パワフルかつ色彩豊かなパフォーマンスで客席の熱気を引き上げたflumpoolがステージを展開。再び登場したMt.FUJIMAKIバンドとともに、木村カエラは唯一無二の魅力で客席を虜にした。
トリはもちろんオーガナイザーの藤巻。彼はMCで「毎年思いますが、素晴らしいアーティストの方々が素晴らしい音楽を届けてくれることに感動して、その感動をみなさんと共有できて、本当に幸せです。今年は僕が担当しているラジオ番組に、全員がゲストで来てくださいましたが、お話を伺っていると、皆さんがそれぞれの言葉を持っていることに、僕自身も感動しながら、今日を迎えました。レミオロメンというバンドからソロになって、自分自身のアイデンティティみたいなものを見失った時期がありましたが、そんな中、自分の地元・山梨と向き合って、大事なものが見つかったような気がします。Mt.FUJIMAKI、これからもがんばっていきたいと思います」と思いを語った。
アンコールでは「Mt.FUJIMAKI 2024、ご来場ありがとうございました。ファンの皆さんの声援も、今日初めて見て下さった方も、熱量がこちらにも届いて、またがんばろうという気力に変わりました」と、来場者に感謝。ラストは「感極まって言葉もまとまりませんが、今日ここに集まってくださった皆さん、ステージで素晴らしい歌、音楽を届けてくださった皆さん、助けて下さった皆さん、本当にありがとうございました。感謝してもしきれない気持ちですが、最後1曲、歌に込めて届けたいと思います」と、レミオロメンの代表曲「3月9日」を歌い上げた藤巻。彼はこのイベントで、2025年4月よりライブツアー「藤巻亮太 Live Tour 2025」を開催することを発表した。
藤巻亮太 Live Tour 2025
2025年4月4日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
2025年4月6日(日)宮城県 Rensa
2025年4月11日(金)愛知県 DIAMOND HALL
2025年4月13日(日)広島県 広島CLUB QUATTRO
2025年4月18日(金)福岡県 DRUM LOGOS
2025年4月20日(日)大阪府 GORILLA HALL OSAKA
2025年4月24日(木)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)