秋元康が総合プロデュースを手がける新ガールズグループ・Rain Treeが2025年1月にキングレコードよりデビューする。
デビューのサプライズ発表に涙
昨年4月より約半年間にわたってオーディションが行われたアイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」。このオーディションに合格した11名が昨年12月にWHITE SCORPIONとしてデビューを果たした。そして惜しくも最終審査に落ちた17名はFINALISTという名義で下積みを重ねていたが、本日10月8日に行われた記者発表会の中で彼女たちが新グループとしてデビューすることが明かされた。
グループ名の由来は実在する植物の名称であるレインツリー。雨になると葉を閉じ、日が出るとまた葉を開くレインツリーは、その葉に溜まった雫が地面へと落ちることで、自らとその下に集まる生命に生きる力を与える。「苦難に耐え抜く強さで、自らにも周りにも大きな力を与える。そんな力強く優しい存在になれるように」という思いからRain Treeというグループ名が付けられた。
メンバー17名はデビューが決定したことについて、本日の会見で上映された映像を通してサプライズで知らされ、涙を流して喜びをあらわに。メンバーのタマは「今日記者会見という場を設けていただいて、何かあるんじゃないかとみんな期待しつつも、これまで期待しながらも何も起こらないということが何度もあって。だから今日も期待しないでおこうと思ったんですけど……この1年間誰も欠けずにがんばってこれてよかったなと思います」と感極まった様子で胸の内を語った。
表題曲メンバーは“セレクション”で決定
Rain Treeのデビュー曲は2025年1月に配信シングルという形でリリースされる。この発表に伴い、シングルごとにメインメンバーを選考する“セレクション”が実施されることも明らかに。1stシングルの表題曲メンバーの選考は今月より、歌、ダンス、自己表現の審査基準に基づいて行われる。セレクションに選ばれなかったメンバーはカップリング曲の歌唱メンバーとしてRain Treeの活動に参加。NTTドコモが提供する動画配信サービスLeminoではこのセレクションの様子がドキュメンタリーとして配信される。
この発表を受け、サナは「私たちはみんなでがんばってきたという思いが強いので、メンバーが分かれるのは心苦しいんですけど、みんな本当に仲がよくて、お互いに支え合えるメンバーたちで。これからも支え合ってレッスンを重ねていきたいと思います」とコメント。マリオは「デビュー曲を全員で歌えると信じていたので、少し悲しい部分もあるんですけど、グループ名がRain Treeということで、涙の分だけ強くなって大きくなっていきたいと思います」と声を詰まらせながら決意を語り、チャイも「競争とか本当は好きじゃないので、仲いいままでいたいです……。今まで通り高め合いながらがんばりたいと思います」と言葉を紡いだ。
またイチゴは「今日の日まで絶対にデビューするぞという強い気持ちでがんばってきました。個別にいろんなレッスンに通っているメンバーもいて、スキルアップやSNSでの自己アピールをがんばりながら過ごしてきて。WHITE SCORPIONさんを超えられるように、WHITE SCORPIONさんの背中を見ながらがんばってきました」とコメント。本日10月8日が誕生日の二イは「1年前の今日は本当につらくて。今年の誕生日はデビューして、ファンの皆さんとメンバーと一緒に過ごしたいと思ってがんばってきましたので、デビューという最高の誕生日プレゼントをいただけてうれしいです。ファンの方はずっと応援してくださって、本当にファンの皆さんがいなかったらここに残っていなかったです」と涙をあふれさせた。