福山雅治が、東野圭吾の小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の実写映画「ブラック・ショーマン」の主演を務め、有村架純と初共演する。
「ブラック・ショーマン」は、かつてラスベガスで名を馳せた元マジシャン・神尾武史が主人公の物語。武史はマジシャンならではの方法で、元中学校教師である兄・神尾英一が殺された殺人事件の謎に挑む。有村は、福山扮する武史の姪・神尾真世役。真世は不動産会社に勤務する建築士で、父の突然の訃報に動揺しつつも、父の弟である武史とともに事件解決のために動き出す。
福山と東野といえば、福山が主人公の天才物理学者・湯川学を演じる「ガリレオ」シリーズのゴールデンコンビ。製作陣が原作サイドへ映像化を打診し、「ガリレオ」制作の流れから主人公・武史の配役に福山の名前を挙げると、福山のことをよく知る東野は、「それは当然でしょう」と快諾した。その後、福山に主演を打診し、こちらももちろん快諾。2人は「またいつかお仕事ご一緒できたらいいですね」という会話を交わしており、「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」も福山の「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉をきっかけに東野が執筆した作品だ。東野は「福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします」とコメントを寄せている。
福山は本作出演について「東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします」とコメント。有村も「あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います」と本作への意気込みを明かす。
本作でメガホンを取るのは、「コンフィデンスマンJP」シリーズや「イチケイのカラス」シリーズで知られる田中亮。彼は「これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にページをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画『ブラック・ショーマン』が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!」とコメントしている。
「ブラック・ショーマン」は、10月下旬にクランクインし、2025年に公開される予定だ。
福山雅治 コメント
東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします。
僕が演じる神尾武史は元マジシャン。
手品には口という文字が三つ内包されています。
彼は虚実綯い交ぜの言葉と行動で非日常の空間を作り上げます。
「つまらない真実よりも面白い嘘のほうがいい」そんな風に描いていければと思っています。
東野先生から託された新時代のダークヒーロー神尾武史へと準備を重ねます。
有村さんとは初共演ですが、以前、報知映画賞授賞式の舞台袖でお話しさせていただきました。
常に心を込めて向き合う誠実さと、作品に殉ずる覚悟を感じています。
どんなセッションになるのかとても楽しみです。
有村架純 コメント
そんなつもりじゃなかった、という些細なことから大きなことまで、生きているとあると思います。あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います。福山さんとは授賞式で初めてお会いした際に、作品を一緒に作れたら良いですね、なんてお話ししたことを覚えています。素敵なバディを組めるよう皆さんと共に最後まで頑張ります。
東野圭吾 コメント
新作を書くにあたり、どんな主人公にしようかと考えていた頃、福山雅治さんから、「ダークヒーローを演じてみたいんです」と聞きました。なるほど福山さんの悪党なら是非見てみたいと思ったのが、「ブラック・ショーマン」執筆のきっかけです。主人公は人格者でも正義漢でもなく、人を騙す快感だけを求めて行動します。兄殺しの謎を追うにしても、まともな手段は取りません。福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします。
田中亮 コメント
東野圭吾さんによって生み出された、「謎を解くためなら手段を選ばないニューヒーロー」に福山雅治さんが命を吹き込む。そしてバディとなる姪には有村架純さん。これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にペ
ージをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画「ブラック・ショーマン」が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!
(c)2025「ブラック・ショーマン」製作委員会