石田亜佑美(モーニング娘。'24)のソロ写真集「Profile.7」が本日10月21日に発売された。これに合わせ、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで写真集の発売記念イベントが行われた。
チャームポイントである横顔をフィーチャー
2011年の加入から約13年と長きにわたりモーニング娘。の中心メンバーとして活躍し、現在サブリーダーを務めている石田は、今年12月6日の神奈川・横浜アリーナ公演をもってグループから卒業することが決定している。卒業前最後のソロ写真集となる「Profile.7」では、石田のチャームポイントである横顔をフィーチャー。ともにステージに立ってきた多くのメンバーの横顔を見届け、自身もさまざまな場面で異なる表情を見せてきた石田の横顔にフォーカスすることで、外見だけでなく内面も深堀りして彼女の“今のすべて”を表現している。
また、今回の写真集は通常版と特別限定版の2タイプ。通常版ではデビュー時に“ひな鳥”だった石田が“青い鳥”に成長して羽ばたくストーリーを、台湾での撮影を通じて描いている。また特別限定版では東京でのライブリハーサル、地元・仙台で行われた石田にとって最後のハロコン、東北楽天ゴールデンイーグルスでのセレモニアルピッチの様子などに密着。石田の1万字インタビューも収録した64ページの写真集に、85分にわたるメイキングDVDが付属する。
ひよこの気ぐるみを着てデビューした私が……
石田は発売記念イベントの開催に伴いメディアによる囲み取材に応じ、「『Profile』という言葉に横顔という意味もあるらしくて。それと、モーニング娘。として最後の写真集になるので『私のすべてをここに込めるぞ。プロファイリングするぞ!』という気持ちでこのタイトルに決めました。『7』は7冊目の写真集であること、私が1月7日生まれであることを掛けました」とタイトルの由来を説明。「モーニング娘。に加入して初めてのシングルが『ピョコピョコ ウルトラ』で。モーニング娘。の中ではインパクトのある曲で、私を含む10期メンバーはひよこの着ぐるみを着てデビューしたんですけど、そんな“ひよこ”だった私が“青い鳥”として羽ばたいていく。その“羽ばたくこと”を撮影の中で意識しました」と撮影中のテーマについて紹介した。
また石田は撮影の中で印象的だったことを聞かれると、「宮城でコンサートをするときはいつも仙台サンプラザホールに立たせていただくんですけど、その入り口で撮った写真がありまして。普段のライブだと裏側からしか入ったことがなくて、13年間活動してきて初めて正面の入り口に行きました」と感慨深げに語る。さらに彼女は「写真集の撮影で初めて筋肉痛になりました! 背中をきれいに撮りたかったので、体を反ったり、肩甲骨を出すようにしてポーズをキープしたら、日々コンサートで踊っているのにもかからわず筋肉痛になっちゃいました(笑)」と撮影を振り返り、通常版のお気に入りカットとして背中が大きく開いたセクシーな衣装の写真をセレクト。「モーニング娘。のコンサートでも背中を出す衣装を多く着ていて、『背中カッコいいね』と言われることが増えまして。去年の秋に譜久村聖さんが卒業されたときに『来年からは私がこの背中で引っ張っていきますんで!』と言ったんですよ。だから最近、ファンの方は私の背中の印象が強いと思うんですけど、その背中を存分に堪能していただける写真になっております」と自信たっぷりにアピールした。
一方、特別限定版の石田のお気に入りカットは、仙台サンプラザホールで撮影された写真。彼女は「本番の日ではなく、ツアースタッフさんたちがセットを組んだり音響を確認したり、仕込みをやっている日に客席にお邪魔して撮らせていただいた写真です。私はモーニング娘。のコンサートが大好きで、一緒にコンサートを作り上げてくださるスタッフさんたちのことをとても尊敬していて、そういう人たちに見守られながら撮ることができた写真です」と顔をほころばせた。
そのままの自分でいることを大事にしました
「撮影中、これがモーニング娘。として最後の写真集になることを意識したか?」という質問が飛ぶと、石田は「考えすぎないようにしましたね。『最後だけどどうですか?』と質問いただく機会が最近は多いんですけど、最後だからと意識してしまうと、石田亜佑美のよさが出ないといいますか。そのままの自分が一番、ファンの方に『かわいいね』と言ってもらえると思うので、そのままの自分でいることを大事にしました」と回答。自身の卒業コンサートとなる横浜アリーナ公演については「どうしたらファンの方が喜んでくださるか、モーニング娘。の石田亜佑美をどうカッコよく残すかを考えて曲を選んでいます」と期待を煽り、「ダンスの面での後継者は?」という質問には「ダンスというところで言うと、小さい頃からやってきて、基礎もたくさん習ってきたので私のようには誰にもできないと思うんですよ。みんなそれぞれの個性がある踊り方をしているので、後継者を言うのは難しいんですけど、今回っているツアーを通してこの子はこういう踊り方をするんだっていう発見があります」と語った。
このほか「写真集に点数は?」という写真集の会見恒例の質問に対し、石田は「120点で」と返答。「もう最後なので謙遜とかいらないと思うんですよ。私1人の力ではなく、いろんな方の力が入った作品だと考えたら120点です」とはっきりと口にし、「あゆみんに会えなくなってさみしくなるなと思ったら、この写真を見ていただいたら、いつでもモーニング娘。の石田亜佑美に会える。そんな写真集だと思います」と改めて写真集をアピールした。