eillの全国ツアー「BLUE ROSE TOUR 2024」の東京公演が、10月18日に東京国際フォーラム ホールCで開催された。
10月9日に2ndアルバム「my dream box」をリリースしたeill。「BLUE ROSE TOUR 2024」は彼女にとって約2年ぶりの全国ツアーで、当初はこの日の東京国際フォーラム ホールC公演でファイナルを迎える予定だったが、11月3日に台湾・台北のHANASPACE公演、23日と24日に韓国・ソウルのmusinsa garage公演が追加された。
突如鳴り出した目覚まし時計のアラームが会場中に響き渡る中、まずはバンドメンバーがステージに登場して演奏をスタート。レトロなナレーションを合図に姿を見せたeillは、挨拶代わりに「BAE」を軽やかに歌唱すると、そのままアッパーチューン「FAKE LOVE/」を繰り出して観客の体を揺らした。eillはその後、「ただのギャル」で楽曲タイトルからは想像もつかない壮大かつ刺々しいサウンドを響かせたかと思うと、「Succubus」「初恋」のマッシュアップで場内を艶やかなムードに染め上げた。
ライブ中盤には「Home Session」と題したコーナーが設けられており、eillはバンドメンバーともに舞台中央に作られたルームセットに集結した。このコーナーはファンから事前に募ったリクエスト曲が記載された紙を箱の中から“釣り形式”で選ぶというもので、eillはまず「プレロマンス」「20」の2曲を披露。続いて星マークが記載された紙を釣り上げると「星はこの会場にいる皆様が聴きたい歌を歌うというなんとも危険なものです!」と呼びかけて、客席から挙がった多くのリクエストの中から「palette」「踊らせないで」「MAKUAKE」「special girl」をパフォースした。
「Home Session」が終わると会場が暗転。そして1本のスポットライトが灯ると、そこにはキーボードの前に座ったeillの姿が。彼女は「夏の終わりに書いた片っぽな恋の歌を届けます」と告げ、バラードナンバー「片っぽ」を弾き語りで披露。次曲「happy ever after」では途中でバンドメンバーが演奏に合流し、荘厳な音色を響かせた。eillはライブのフィナーレに向けて「ここで息をして」で会場の熱気を高めると、最後は「WE ARE」で大合唱を巻き起こしてステージをあとにした。
eillは鳴り止まないアンコールを受けて再びステージに現れると、ドラマ「嘘解きレトリック」の主題歌「革命前夜」をライブならではのアレンジでパフォーマンス。友人に向けて書いたという「Baby, with u」では客席に降りて行き、「いつでもそばにいるよ」という思いをファン1人ひとりに届けるように丁寧に歌い上げた。eillは「すごくすごく幸せな時間でした。今日というものは本当に今日しかなくて、時間ってたくさんあるように見えてあっという間に過ぎてしまうから、そのみんなの大切な時間を今日私のライブを観に来ることに選んでくれて本当にうれしくて。私にとってかけがえのないものです。ありがとう」とオーディエンスに感謝を呼びかけると、最後は「フィナーレ。」を熱唱してこの日のライブを締めくくった。
セットリスト
eill「BLUE ROSE TOUR 2024」2024年10月18日 東京国際フォーラム ホールC
01. BAE
02. FAKE LOVE/
03. 罠
04. 25
05. ただのギャル
06. Succubus~初恋
07. happy ending
Home Session(08~13)
・プレロマンス
・20
・palette
・踊らせないで
・MAKUAKE
・special girl
14. 片っぽ
15. happy ever after
16. SPOTLIGHT
17. 23
18. ここで息をして
19. WE ARE
<アンコール>
20. 革命前夜
21. Baby, with u
22. フィナーレ。
公演情報
eill「BLUE ROSE TOUR 2024」(※終了分は割愛)
2024年11月3日(日・祝)台湾 台北 HANASPACE ※追加公演
2024年11月23日(土・祝)韓国 ソウル musinsa garage ※追加公演
2024年11月24日(日)韓国 ソウル musinsa garage ※追加公演
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