明日12月6日に公開される映画「モアナと伝説の海2」の劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」を話題のアーティストたちが独自のアレンジを加えて歌唱するトリビュートコレクションの実施が決定。こっちのけんと、星街すいせい、川崎鷹也、よみぃ、井上苑子の参加が決定した。
「モアナと伝説の海2」は、海を愛する主人公・モアナが新たな運命へと漕ぎ出す冒険物語をディズニーらしい数々の音楽が彩るミュージカルアドベンチャー。劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」は主人公モアナが愛する人々のため、二度と戻れないかもしれない危険が待つ航海へ向かう中で、「どんな迷いや葛藤も越えてゆこう」「自分を信じて進み続けよう」と決意する気持ちを力強く歌った楽曲だ。
トリビュートコレクションへの参加が決まったこっちのけんとは「率直に言うと嬉しいなんですけど、僕、学生時代にアカペラをやっておりまして、その時にずっと4年間ディズニーソングのカバーをずっとやっていたので、まさかこういう形で参加させていただけるとは思ってなかったので、めちゃくちゃ嬉しいです」とコメント。星街は「ビヨンド」の歌唱について「不安や緊張感を内包しながらもワクワクとした期待感を込めて歌いました。モアナは自分の芯を持つ強い女の子だと私は思っているので、芯を持った伸びやかな歌声になるよう意識しました」と語り、「私自身も『昔からの風習がなんだ! 私が今やってみたいからやるんだ!』って気持ちをいつも持って活動しているので、モアナの好奇心旺盛な部分にとても共感します」とモアナに共感した部分を明かした。
また川崎は「この楽曲には壮大さであったり、自分自身や未来への鼓舞、さらには根底に秘めたる愛や儚さ、哀愁までも込められていると感じました。だからこそ原曲やご本人の歌声がベストです。それを理解した上で自分にしかできない歌い回しや魂の込め方を意識しました。メロディーラインの綺麗な旋律を大切に細かいニュアンスやメロディの落とし方に細心の注意と敬意を払いながら歌わせて頂きました」とコメント。ピアニスト / 作曲家のよみぃは楽曲のアレンジについて「原曲では海を想像させるような楽器や音色の表現が多く登場しますが、ピアノ一台での演奏で原曲の壮大な雰囲気をどこまで再現できるかが鍵になると思っています。そのため、あえてピアノ的なメロディ、フレーズはあまり使わず、和音を打楽器風に鳴らすような伴奏が入っています」とこだわりを明かし、よみぃとのコラボで歌う井上は「モアナの葛藤や前向きな強さを歌声に反映できたらと思い、歌いました。海に選ばれたモアナは諦めずとことん突き進んでいく強さを持っていると思うのですが、私も音楽を11歳から続けているので、まっすぐに音楽人生を歩んでいることを肯定してもらえたような気がしました」と語った。
YouTubeでは星街が「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌った映像が公開された。映像では星街がモアナのような赤いスカートと白いトップスをまとい、青色のペンダントを身に着けた姿で登場し、美しい伸びやかな歌声で「ビヨンド」を歌い上げている。なお星街は本作にひと言だけ声優として参加しており、マウイが着地した際に巻き上がった砂を被る村の女性を演じている。星街は自身が演じた役柄について「砂まみれになる役です!笑。見た目から年齢を想像して、年齢を感じられるように頑張りました!」と語った。