なにわ男子の西畑大吾が1月4日にテレビ朝日系で放送されるドラマ「新・暴れん坊将軍」に出演。松平健演じる主人公・吉宗の嫡男・家重を演じることが発表された。
「暴れん坊将軍」の約17年ぶりの新作である「新・暴れん坊将軍」は、監督・三池崇史、脚本・大森美香という布陣で制作される時代劇。吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町が舞台となる今作では、世継ぎ問題に揺れる吉宗と江戸城内の人間模様、さらには城下町で起こる陰謀渦巻く難事件が、新たなキャラクターと時代性を加えて描かれる。
西畑が演じる家重は、次期将軍候補の嫡男でありながら、病により右腕が動かず、言葉を滑らかに話すことができない、という困難を抱える役柄。身体や会話がままならぬもどかしさから別邸にこもりがちで政治にも関心を見せないため、城内では文武両道の次男を後継に推す声が上がり、吉宗は継嗣問題に頭を悩ませる。そんなある日、新之助となって町に出た吉宗は洋剣“レイピア”を自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊・徳長福太郎を名乗る彼こそ、ほかならぬ家重。家重は吉宗と同じように、こっそり城を抜け出して庶民と交流していた。
西畑が本作で力を注いだのは殺陣のシーン。家重は右手が不自由なため左腕で剣を扱わねばならない。「利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初は不安でした」と、クランクイン前は戸惑いもあったというが、松平の迫力あふれる殺陣を見て圧倒され「自分も食らいついていかなければ」と奮起。普段の生活でも左手を意識して使うなどして地道にトレーニングを重ね「家重なりの戦い方」を見せるべく役柄と向き合った。
出演に際し、西畑はコメントを発表。視聴者へ向け「『暴れん坊将軍』がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。『暴れん坊将軍』を初めて見る方も、ずっと応援されてきたみなさんも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひともご覧ください」と思いを語っている。
西畑大吾(なにわ男子)コメント
オファーを受けたときの気持ち
まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです。
僕が演じる家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます。
松平健との初共演の感想
松平さんはひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされます。僕もそれについていかないと、という気持ちで精一杯、頑張っています。
初披露するまげ姿について
羽二重(かつらの下地となる布)をつけて、時代劇に出演させていただくのは初めてです。最初は塩梅が難しく、「眉毛を上げないで」と注意されることもあって苦労しました。でも、羽二重をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています。
左手で洋剣を操るという異色の殺陣について
家重はレイピアという洋剣で戦いますが、利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんなとき、松平さんの殺陣シーンを拝見したら、めちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで……。自分も食らいついていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね。
初顔合わせとなる三池崇史監督の印象
作品は多々拝見していたので大変光栄だなと思いましたが、三池さんといえばバイオレンス作品ですしコワモテな方ですし、やっぱり最初は「怖そうやなぁ」と思っていました(笑)。でもお話しさせていただいたら、とてもフランクで柔らかい方。現場でも「こういう表情をしてほしい」「この角度の視線がほしい」など、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたいです。
視聴者へのメッセージ
「暴れん坊将軍」がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。「暴れん坊将軍」を初めて見る方も、ずっと応援されてきたみなさんも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひともご覧ください。