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香取慎吾「こんな幸せな空間あるかい!」たくさんのNAKAMAと歌い踊った“初のフェス”に代々木熱狂

香取慎吾とSNGダンサーズのパフォーマンス。
1年以上前2024年12月12日 9:04

香取慎吾が12月3、4日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にてライブイベント「"Circus Funk" Festival」を開催した。

香取慎吾、初の“フェス開催”

11月27日に3枚目のフルアルバム「Circus Funk」をリリースした香取。その「Circus Funk」を引っ提げて行われた「"Circus Funk" Festival」は、香取慎吾としては初となるアリーナでのフェスで、アルバムに参加したアーティストの中から2日間で全9組のアーティストが参加した。音楽ナタリーでは、SHOW-GO、Chevon、Night Tempo、村田陽一、Kroi、SOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫が登場した2日目のライブの模様をレポートする。

開演時刻を迎え、メインステージを覆う白幕に映し出されたのは香取とゲストアーティストのレコーディングの様子。両者が真剣に、ときに和やかに制作を進める姿に満員の客席が夢中になっていると、映像は突如カラーバーの画面に切り替わる。するとその瞬間センターステージに浮かび上がったのは香取とSHOW-GOのシルエット。「"Circus Funk" Festival」は、アルバムのオープニングを飾る「COLOR BARS(feat. SHOW-GO)」で幕を開けた。

静寂が広がるアリーナの中心に立つ2人は、ヒューマンビートボックスと歌声によるセッションを展開。凄まじい集中力のもと繰り出されるスリリングかつテクニカルな掛け合いでオーディエンスを釘付けにした。「ヒューマンビートボックス、SHOW-GO!」。曲を終えるなり笑顔でSHOW-GOを称えた香取がその手を挙げると、今度はマジックのようにメインステージの幕が一瞬にして落とされ、その奥にスタンバイしていたSNGバンドとSNGダンサーズが姿を現す。花道を駆け抜けた香取は「SURVIVE(feat. LEO from ALI)」で今度は華々しくライブの始まりを告げ、ダンサー陣と軽快に体を揺らしながらパワフルな歌声を響かせた。開始早々圧倒的な熱量を放つステージの勢いを加速させたのはChevonを迎えての「Circus Funk(feat. Chevon)」。オオノタツヤ(B / Chevon)がパワフルに奏でるベースラインの上、ステージをエネルギッシュに行き来しながら歌声を響かせる香取と谷絹茉優(Vo / Chevon)は曲のクライマックスで思い切りグルーヴィなフェイクを放ち、オーディエンスの歓声を欲しいままにした。

「たくさんのNAKAMAが遊びに来てくれました」

アルバム「Circus Funk」はライブの流れを想定して制作された1枚とあり、過去曲を交えながらもアルバムの曲順通りに進んでいったこの日の公演。ビッグバンドの絢爛なサウンドに乗り、香取がスタンドマイクを手にステージを行進した「東京SNG」を経て、「愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message~(feat. Night Tempo)」ではメインステージのDJセットにNight Tempoが姿を現す。サザンオールスターズの名曲をNight Tempoがスタイリッシュなダンスナンバーにアレンジしたこの曲を涼やかなボーカルで歌い上げた香取は、Night TempoのDJプレイを楽しみながら流麗なラップを繰り出した。

MCでは「香取慎吾初めてのフェス、たくさんのNAKAMAが遊びに来てくれました」と開催を喜んだ香取。SHOW-GO、Chevon、Night Tempoとのトークセッションでは、香取にフェスの感想を聞かれたNight Tempoが「皆さんすごく優しくて。力をすごくもらいました。お互いにあげたりもらったりするところがいいなって」と、香取とファンの関係性を表現。そして寡黙なSHOW-GOが感謝をビートボックスで表現すると、香取からの振りでChevonのKtjm(G)もビートボックスで感謝を伝えてみせ、会場は和やかな笑いに包まれる。そんなやりとりを経て、SNGバンドのバンドマスターでもある村田陽一とのコラボ曲「Full Moon(feat. 村田陽一)」では、無数のミラーボールの光の粒がアリーナの天井を夜空のようにまぶしく照らし出す。光の演出と美しいブラスサウンドが創出する温かでロマンチックなムードの中、香取は軽やかにステップ。ぐっと深みのあるボーカルで英語詞を流暢に歌い上げ、サーカスの心優しいピエロを演じてみせた。

真っ赤に染まったステージの上、緊迫感に満ちたボーカルとダンスで観衆を惹き付けた「Anonymous」から始まったセクションでは「Prologue」「10%」と過去にリリースされた人気曲の数々が披露され、曲を重ねるごとにまったく異なる表情を見せてオーディエンスを魅了していった香取。「10%」では「Ye Ye Ye Ye Ye Ye Ye」という香取の楽しげな歌声に合わせてピンク色のペンライトがリズミカルに揺れ、会場中に笑顔の輪が広がっていく。ステージと客席の一体感は抜群で、曲終わりに香取がペットボトルの水を口にしただけでファンからは「フゥ~!」という大きな歓声が。曲を重ねるごとに熱を増していく空気感の中、香取はここで次なるゲスト・Kroiをステージへと招き入れた。

「スターなんですね」「スターなんだよね」

「みんなで初披露だよ!」という香取の呼びかけから「UNERI KUNERI(feat. Kroi)」になだれ込むと、カッティングギターのサウンドが軽快に響き、Kroiによる厚みのあるバンドアンサンブルが放たれる。香取と内田怜央(Vo)はお互いのファンクネスをぶつけ合うように、グルーヴィで自由なステージを展開。曲の終盤にはパワフルに声を重ねてオーディエンスを圧倒した。「UNERI KUNERI」を終えてのMCタイムにはKroiとSOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫が参加。ここまでのライブについて、乃紫が「ファンの皆さんの熱量がすごい。20年分の愛ですよね。スターなんですね」と香取に話しかけると、香取は「スターなんだよね」と即答して笑う。また、内田が「俺たち、この花道をどうしても歩きたくて……」と言うと、香取は「よし、じゃあ行こう!」とKroiと一緒に花道を行進。Kroiメンバーの“夢”を速攻で叶える香取の計らいに、アリーナは温かなムードに包まれた。

「次の曲行きたいんだけどお腹空いてきちゃった。怜央、何食べたい?」。そう尋ねる香取と、内田をはじめとしたゲスト陣の自由な返答に何度も笑いが沸き起こったやりとりを経て、香取が「みんなに聞くしかないな。何食べたい?」と客席に問いかけると「カツカレー!」という満場一致の回答が。アルバム収録曲の中でも屈指のファンクナンバー「カツカレー(feat. 在日ファンク)」では、「カツカレー」という印象的なフレーズをパワフルに、多彩な表現力をもって繰り返す香取のエネルギッシュなパフォーマンスがさく裂。シャウトやフェイクを交えながら直球のファンクナンバーを華麗に歌いこなす彼の姿にオーディエンスは熱狂した。

中森明菜、乃紫、緑黄色社会、Yaffleとのレコーディング映像を経て、「"Circus Funk" Festival」は怒涛の後半パートへ。黒地に金色のゴージャスな刺繍が施された衣装に着替えセンターステージに現れた香取が「BETTING」のクールかつスタイリッシュな世界観へとオーディエンスを誘うと、メインステージにスタンバイしていたSOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビ(Tp)のトランペットから「TATTOO(feat. 中森明菜)」へとなだれ込む。レオパード柄のファーコートで着飾った香取は艶やかにこの曲を歌い上げ、洒脱でどこか危険な空気漂うSOIL&"PIMP"SESSIONSのアンサンブルを楽しんだ。乃紫とのコラボ曲「一億人の恋人(feat. 乃紫)」へと進むと、香取と乃紫はイントロで花道を疾走して360°をファンに囲まれるセンターステージへ。アッパーなバンドサウンドに乗せて息の合った掛け合いを披露しながら会場中から注がれる熱い視線を受け止める。香取が「その唇で僕の名前を呼んでくれ」と歌うとファンからは「慎吾!」というコールも飛び、熱い一体感に包まれた代々木第一。最後には客席中がペンライトを回して盛り上がり、「みんなが絶頂になる、一番盛り上がったシーンにハマる曲を作りたい」という香取のイメージが具現化したような光景が広がった。

「まだまだ歌ってくよ、楽しもうね!」

荘厳なサウンドと香取のスケール感に満ちた歌声が聴衆の心を揺さぶった「FUTURE WORLD」ののち、ホーンセクションが放つ晴れやかな音色が導いたのは緑黄色社会とのコラボで制作された「夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)」。その歌声とダンスで、ファンタジックかつ幸福感あふれる世界観を描き出す香取のパフォーマンスを、オーディエンスはめいっぱいのハンドウェーブで彩った。本編の最後を飾ったのは、アルバムのラストナンバーでもある「Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)」。「ままならない人生」を愛してあげよう、という香取流の“人生讃歌”を熱く、観客に訴えかけるように歌い上げると、彼は「最高に楽しい、みんなありがとう! 新しいNAKAMAがたくさん増えました!」と言って再びゲストアーティストをステージに招き入れた。「まだまだ歌ってくよ、まだまだ踊ってくよ、楽しもうね!」。そう約束し、ラストシーンまでパワフルにステージを楽しみ尽くした香取は、1人花道を進んで会場中の喝采を受け止め、センターステージから姿を消した。

本編の幕が引かれた瞬間から湧き上がったアンコールの声に応じ、ライブTシャツに着替えてファンの前に戻った香取は、ラストナンバーとして「夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)」を再び届ける。彼の弾むようなボーカルに誘われ、ステージにはこの日の全出演者がラインナップ。大きな一体感の中で曲を終えると、香取は「ホントに楽しかったです」と切り出し「最高のアルバムができました。こんなにたくさんのNAKAMAが素敵な曲を作ってくれて、こんなにたくさんのNAKAMAが曲を楽しんでくれています。こんな幸せな空間あるかい!」と笑顔で叫んだ。この日の公演中には、来春に香取慎吾としては初となる全国ツアーの開催と、同じく春に「Circus Funk」のCDリリースが決定したことを報告した香取。「来年はツアーでお会いしましょう。愛してます、またね!」と、遠くない未来での再会をファンと約束し、「"Circus Funk" Festival」を大団円へと導いた。

なお、この公演の模様は2月にWOWOWで独占放送・配信が実施される。

セットリスト

「"Circus Funk" Festival」2024年12月4日 国立代々木競技場 第一体育館

01. COLOR BARS(feat. SHOW-GO)w / SHOW-GO
02. SURVIVE(feat. LEO from ALI)
03. Circus Funk(feat. Chevon) w / Chevon
04. 東京SNG
05. 愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message~(feat. Night Tempo) w / Night Tempo
06. Full Moon(feat. 村田陽一) w / 村田陽一
07. Anonymous
08. Prologue
09. 10%
10. UNERI KUNERI(feat. Kroi) w / Kroi
11. カツカレー(feat. 在日ファンク)
12. BETTING
13. TATTOO(feat. 中森明菜)w / SOIL&"PIMP"SESSIONS
14. 一億人の恋人(feat. 乃紫) w / 乃紫
15. FUTURE WORLD
16. 夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)
17. Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)
<アンコール>
18. 夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)w / ALL

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