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ONE N' ONLY“ワンエンサンタ”がSWAGを笑顔に!Xmasライブでプレゼント交換に“因縁”ハンドベルも

ONE N' ONLY(撮影:笹森健一)
5か月前2024年12月25日 23:03

ONE N' ONLYが、12月24、25日に東京・TOKYO DOME CITY HALLでクリスマスライブ「ONE N' LIVE 2024 ハピホリ ~Merry XmaSWAG~」を開催した。

今日は僕ら“ワンエンサンタ”になって

ONE N' ONLYがクリスマスライブを行うのは、2022年以来2年ぶり。これまでよりもスケールアップした会場であるTOKYO DOME CITY HALLを舞台に行われた今回の公演では、クリスマスソングのメドレーに新曲初披露と、6人のさまざまな姿が満員の客席に向け届けられた。この記事では、24日の公演の模様をレポートする。

開演時刻を迎え、ステージを覆っていた赤い幕が引かれると、舞台上には積み木やプレゼントがいっぱいに重なるにぎやかな装飾が。ホリデー気分を盛り上げるオープニングVTRにSWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)の期待感が最高潮に高まったそのとき、きらめく赤いローブをまとったメンバー6人が姿を見せる。オープニングナンバー「GIFT」に乗せ、リーダーのHAYATOは「メリークリスマス! 楽しんでいきましょう!」と満員の客席に呼びかけた。

NAOYAが「SWAG、会いたかったよ~!」と叫んだ2曲目「Call me」のポップでリラクシンなサウンドに6人が体を弾ませると、SWAGもサビパートで一緒にダンス。さらに「僕らは同じ星の上!」というシンガロングでメンバーと声を重ね、会場の温かな一体感はみるみるうちに高まっていく。6人が軽やかな片足ステップを踏むアップリフティングなナンバー「Freaking Happy」でも「Yeah!」というかけ声が会場中から注がれ、これを受け取ったメンバーはサムズアップで笑顔を弾けさせた。曲を終え自己紹介を済ませると、HAYATOは「クリスマスに僕らのライブを選んでくれてありがとう。僕らもこのライブを楽しみにしてきましたから!」と挨拶。EIKUも「今日は僕ら“ワンエンサンタ”になって、皆さんに気持ちをプレゼントしたいと思います」と誓う。そしてメンバーから話題を振られたNAOYAは、本公演のスタイリングを担当したことをSWAGに報告。彼の合図でローブを脱ぎ去ると、6人はNAOYAいわく「サンタシルエット」のヨーロピアンなシャツとベストのスタイルに身を包んでおり、その姿に会場からは「かわいい~!」という声がしきりに上がっていた。

クリスマスメドレー、そしてプレゼント交換

「メリークリスマ?」「ス!」、「メリークリスマスワッ?」「グー!」というHAYATO主導の独特なコール&レスポンスがSWAGの笑いを誘うと、6人は「I Don't Know」「What's Your Favorite?」でライブを次のシーンへと進める。レーザー光線が飛び交うクールな演出の中、しなやかなダンスと色気のにじむボーカルでオーディエンスを魅了していく6人。「What's Your Favorite?」ではTETTAが響かせた艶やかなファルセットボイスのロングトーンも、SWAGの耳をとろけさせるハイライトの1つとなっていた。ここでメンバーが一旦姿を消し、ステージ上には幕間映像が。小人になったワンエンの6人が、人間に隠れてクリスマスパーティを楽しむ様子を映し出すこのVTRに観衆が夢中になっていると、クリスマスカラーのパッチワークニットに着替えたメンバーが再びファンの前へ。ここから彼らはクリスマスソングとワンエンの楽曲をメドレー形式で披露し、クリスマスライブらしいひとときをSWAGへ贈る。テーブルゲームを楽しみながら歌う「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」、ステッキを鮮やかにさばきながら英語詞をなめらかに歌い上げた「Happy Holiday」……。幕間映像の延長線上の世界観で楽しい時間を過ごす6人だったが、TETTAの拍手の音に人間が気付いてしまう“ピンチ”が訪れ、TETTAとNAOYAが“小人語”で言い合いを始めるとムードは一変。サングラスを装着したHAYATOの合図によって「Dark Knight」に展開し“ヤバすぎるShow time”の幕を開けたメンバーは「LA DI DA」「DOMINO」の攻撃的なパフォーマンスで勢いを加速させていった。ストーリー性に満ちたメドレーの最後に届けられたのは「You are」。TETTA、REI、EIKUのボーカル陣が情感豊かに曲を歌い上げると、HAYATO、KENSHIN、EIKUの3人はしなやかなダンスでボーカルを彩る。それぞれが持ち前のスキルを思い切り発揮する渾身のパフォーマンスに、会場中のSWAGが熱い眼差しを注いでいた。

ライブの中盤には、今月リリースされたばかりのウインターソング「Ring The Bells」が初披露された。レーザー光線が形作る雪の結晶が6人の頭上に降り注ぐ中、カメラにとびきりの笑顔を投げてパフォーマンスを始めた6人は、晴れやかなEDMサウンドに乗って幸せなクリスマスの光景を歌い描く。ハンドベルを小刻みに鳴らすようなキュートな振付に客席からは「かわいい!」という声が漏れ、終盤にはSWAGがさっそくペンライトを振ってパフォーマンスに参加する、ピースフルな光景が広がった。そして、クリスマス気分を盛り上げるひとときはMCタイムにも。REIの進行のもと、メンバーはここでクリスマスプレゼント交換会を開催した。それぞれが用意するプレゼントは“私物”という決まりで、6人はテーブルに置かれた6つのギフトの周囲を「Free Hug」に乗せてぐるぐると回り、音が止まったタイミングで手に取る。NAOYAのもとに渡ったのはTETTAのプレゼントで、その中身はパックと使用済みの電気バリブラシ。「うわあ、髪の毛付いてる!」と驚くNAOYAだったが、TETTAは「美容男子に当たってよかった~!」と満足げ。続くEIKUはNAOYAの私服が山ほど詰め込まれたギフトバッグを引き当て、うれしそうな笑みを浮かべる。REIによる未使用のバスケットボールが贈られたKENSHIN、HAYATOが飾らずに放置していたというモーションランプを手に入れたTETTA、袋を開けた瞬間メンバーが「めちゃくちゃ見覚えある!」と声を上げたKENSHINの赤いニットトップスが贈られたHAYATOを経て、最後に袋を開けたREIが手に取ったのはEIKUが「4年くらい履いた」というダッドスニーカー。思わぬ贈り物に、REIは「これ、履き潰してますからね!? 新品ならうれしいけど!」と本音をこぼし、メンバーとSWAGの笑いを誘っていた。

クリスマスもラストはお祭り騒ぎ

「去年は47都道府県ツアーをやっていてクリスマスライブがなかったし、プレゼント交換をすることでお互いへの理解が深まった気がします」と企画をまとめ、メンバーから「真面目か!(笑)」とツッコミを受けたHAYATOが「声出して踊っていけますか!?」と改めてSWAGを鼓舞すると、「HOLIDAY」でライブは後半パートへ。トロピカルなサウンドに乗って6人とSWAGは「クリスマス!」「サンタさん!」といったコールを行い、さらにはREIとEIKU、KENSHINがリードするダンスタイム、TETTA、HAYATO、NAOYAのリクエストによるウェーブやクラップでにぎやかに盛り上がる。そののち、イントロのギターサウンドが鳴るなり客席から歓声が上がったのは、KENSHINが出演中のドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」のオープニング主題歌でもある新曲の「SAVIOR」。ブルーとブラックの衣装に着替えた6人は情感豊かな歌声とダンスで、日常の繰り返しの中にある儚さ、希望や救いを見つけようともがく姿を表現。その繊細なパフォーマンスで、聴衆をグッと惹き付けた。

内なる炎をたぎらせるような「Departure」のシリアスなパフォーマンスでオーディエンスの体温を引き上げた6人は、ここでキラーチューン「Fiesta」を投下。客席へ飛び出してアリーナエリアを駆け抜け、お祭り騒ぎを急加速させていく。「yessir」と繰り返すフレーズに合わせて会場中が挙げた手を左右に振る一体感で、熱気に包まれたTDCホール。本編ラストを飾ったのは優しいバラードナンバー「We Just Don't Care」で、6人はスモークが広がるステージの上をたおやかに舞う。TETTAやEIKUが聴かせた美しいファルセットによって創出される幻想的なムードにオーディエンスが浸る中、メンバーは静かに姿を消した。

ハンドベル・リベンジ!

本編が終わるなり、客席からは即座にアンコールを求める声が上がる。この声を受けて再び幕が開くと、そこで待ち受けていた光景にSWAGは驚きと歓喜の声を上げた。タキシード姿に着替えたメンバーが横1列に並ぶテーブルに置かれていたのはハンドベル。騒然とする客席を制した6人は、呼吸を整えると「ジングルベル」のハンドベル演奏をスタートさせた。ワンエンとハンドベルの因縁は深く、2022年のクリスマスライブ「ONE N' LIVE 2022 Holy Night ~Merry XmaSWAG~」で演奏にチャレンジした際、HAYATOをはじめとしたメンバーのミスによってコントのようなドタバタを展開してしまった過去がある。同じ過ちを繰り返すまいと必要以上に真剣な表情を浮かべ、慎重にベルを鳴らしていく6人。その甲斐あってか、和音の演奏やEIKUが鳴らす鈴の音に乗せてのセッションも見事に決まり、この難関チャレンジを成功に導いてみせた。曲を終えるなり、HAYATOは「マジで緊張した~!」とひと言。6人は「急成長じゃない?」とお互いを褒め称え、安堵の表情を浮かべていた。

「SWAGのみんなと一緒に過ごせてよかったです。来年もよろしくね。SWAGに感謝の気持ちを込めて!」。KENSHINがそう語ると、ラストナンバー「My Love」へ。ワンエンのライブではおなじみのこの曲も、この日は鈴の音が響くスペシャルなクリスマス風アレンジが施されていた。穏やかな表情で客席を見つめながら歌声を響かせる6人は、曲中に何度もハートマークを作り、SWAGに手を振る。温かな高揚感で満たされたラストシーン、ホール上空からは真っ白なハートが雪のように降り注ぎ、ロマンチックな雰囲気の中でライブを終えたメンバーとSWAG。最後に6人はそれぞれの思いを伝え、TETTAは「こんなにもたくさんの方たちが大事なクリスマスイブに僕らに会いに来てれることがうれしいです。イルミネーションを見てもツリーを見てもSWAGがいなきゃ始まらないので、毎年やろう!」と約束する。そしてリーダーのHAYATOは「2024年は47都道府県ツアーでみんなが会いに来てくれることの重みを感じられたし、『Fiesta』ツアーでは一緒にライブを楽しむってことの大切さを感じることができています」と今年を振り返り、「来年はもっといい年にしますし、もっとみんなをハッピーにすると約束します。2025年もワンエンの応援よろしくお願いします!」と力強く誓っていた。

セットリスト

「ONE N' LIVE 2024 ハピホリ ~Merry XmaSWAG~」2024年12月24日 TOKYO DOME CITY HALL

01. GIFT
02. Call me
03. Freaking Happy
04. I Don't Know
05. What's Your Favorite?
06. クリスマスメドレー(ジングルベル~Rudolph the Red-Nosed Reindeer~Happy Holiday~Dark Knight~LA DI DA~DOMINO~You are)
07. Ring The Bells
08. HOLIDAY
09. SAVIOR
10. Departure
11. Fiesta
12. We Just Don't Care
<アンコール>
13. ハンドベル生演奏(ジングルベル)
14. My Love

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