JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

VOLAとPOLYSICSが9年ぶりツーマン、熱気に満ちたSHELTERに「ありがトイス!」

VOLA & THE ORIENTAL MACHINEとPOLYSICS。(撮影:朝岡英輔)
12分前2025年01月16日 10:04

VOLA & THE ORIENTAL MACHINEとPOLYSICSによるツーマンライブが、1月13日に東京・下北沢SHELTERで開催された。

20年来の親交を持つVOLA & THE ORIENTAL MACHINEとPOLYSICS。過去にはライブで競演する機会が多かった2組だが、ステージを分け合う対バン公演は実に9年ぶりだという。ライブバンドとしてそれぞれ研鑽を積んできた2組がSHELTERで再び交差し、オーディエンスが思わず踊り出したくなるようなサウンドを鳴らし合った。

POLYSICS

クラップに乗せてバンドがステージに登場するやいなや、ハヤシヒロユキ(G, Vo, Syn, Programming)が客席にコールとクラップを煽りまくる。フロアの盛り上がりに満足したハヤシは「OK! 行こうかシモキター!」と叫び、「United」でライブをスタートさせた。続けざまに「DNA Junction」「DTMK未来」とアップチューンを連投し、客席の熱気を一気に高めていくPOLYSICS。ハヤシは「あけましておめでトイス! 新年一発目、ライブ始めに大好きなVOLAとできるなんてうれしいじゃない。なんか対バンが9年ぶりとからしくて、もうそんなに経つかーって感じだよね。しかもVOLAは今年結成20周年なんだって! おめでトイスですね。去年8月にVOLAのライブをひさびさに観に行って『対バンしてえなー』と思ってたから、本当にやれてうれしい」と笑顔で語った。さらに本日のセットリストについて、「過去にPOLYSICSがVOLAとよく一緒にライブをやっていた頃の楽曲と、あとはニューウェイブパンクリバイバルのあの頃のムードを入れた感じの曲を多めに選曲しています。楽しいです(笑)」と明かした。

その後は遊び心あふれるエレクトロサウンドが入り混じる「Ah-Yeah!!」や、ベースのエッジィなサウンドから始まる「MAKING SENSE」を次々と演奏。「ACTION!!!」ではハヤシが髪を振り乱しヘッドバンギングしながらギターをかき鳴らした。「次の曲もちょうどVOLAとやってた頃にリリースした曲です。大いに暴れちゃってください」とハヤシが紹介したのはライブ定番の人気曲「シーラカンス イズ アンドロイド」。フロアに上がる無数の拳に応えるように「シモキタ、暴れろー!」と叫び、会場はさらなる熱気を帯びる。「URGE ON!!」ではハヤシがギターを弾きながらフロアへダイブし、フロアが熱狂の渦と化したところで「Shout Aloud!」「Speed Up」をラストスパートで畳みかけ、大盛り上がりの中、VOLAへとバトンをつないだ。

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE

POLYSICSからバトンを受け取り、大きな歓声に迎えられ登場したVOLA & THE ORIENTAL MACHINE。すでに熱気が充満しているフロアに向け、アヒトイナザワ(Vo, G)は「アオーーーー!」と咆哮してライブの始まりを告げた。1曲目の「ORIENTAL MELANCHORY」ではアヒトが左右に揺れながら軽快に歌唱。お決まりのクラップをさく裂させた「Turning Turning」や、イントロでアヒトが不思議な振付を披露した「WEEKEND LOVERS」など、次々にパフォーマンスしていく。激しいダンスビートを刻む「THE EMPIRE OF V O L A」ではアヒトがスタンドマイク横にあったパーカッションを演奏し、見事な高速バチさばきを見せつけた。続く「Mac-Roy」ではコール&レスポンスでフロアの熱気をさらに高めていくVOLA。「A communication refusal desire」ではアヒトがギターを持ち、清涼感のあるバンドサウンドを奏でた。

MCではアヒトが「盛り上がってるね。すげえ熱いもんね」と言って額の汗をぬぐい、本日の対バン相手であるPOLYSICSについて「もう付き合い長いもんね。お世話になっていると言っても過言ではない」とコメント。さらに後半ではあまりの熱さにスタッフにビールをリクエストしたアヒトが、「一応(結成)20周年なんで、お祝いしていいですか?」と前置きし、メンバー全員で缶ビールを掲げ「乾杯」を三唱するめでたい場面もあった。あまりのビールのうまさに「ビール屋さんになろうかな」とつぶやくアヒトに対し、有江が「売り物飲むやろ」とツッコミを入れた。さらにアヒトは3月29日に東京・渋谷La.mamaでVOLAのワンマンライブを開催することと、本公演から2曲入りの音源を販売することを発表し、集まったファンを大いに喜ばせた。クライマックスに差し掛かるとVOLAはノリのいいダンスチューン「Mexico Pub」、エキサイティングなロックチューン「Self-Defense」「An imitation's superstar」を畳みかけた。アンコールでは客席のクラップが印象的な「Dead or Dance!!」を熱演。ラストにアヒトはフロアに降りて観客ともみくちゃになりながら歌い、「楽しかった。またよろしくねー」と言ってステージを降りた。

セットリスト

「ライブナタリー "VOLA & THE ORIENTAL MACHINE × POLYSICS"」2025年1月13日 下北沢SHELTER

POLYSICS

01. United
02. DNA Junction
03. DTMK未来
04. Too Much Tokyo
05. Ah-Yeah!!
06. Jhout
07. MAKING SENSE
08. ACTION!!!
09. Don't Cry
10. シーラカンス イズ アンドロイド
11. Broken Mac
12. URGE ON!!
13. Shout Aloud!
14. Speed Up

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE

01. ORIENTAL MELANCHORY
02. Turning Turning
03. WEEKEND LOVERS
04. THE EMPIRE OF V O L A
05. THANK YOU MY FORCE
06. Mac-Roy
07. A communication refusal desire
08. 夢診断
09. In The Morning
10. Mexico Pub
11. Self-Defense
12. An imitation's superstar
<アンコール>
13. Dead or Dance!!

2nd Anniversary of Top Beat Club~トイス天国~

2025年3月22日(土)荻窪 TOP BEAT CLUB

ORIENTAL CONCOUR

2025年3月29日(土)東京都 渋谷La.mama

関連記事

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE、ラママでワンマン「ORIENTAL CONCOUR」

3日
岸本ゆめの「Delete」配信ジャケット

岸本ゆめの「あけおめ! 聴いてね!」ソロ曲第10弾「Delete」明日配信、楢原英介との共作曲

16日
ロリータ18号

猫!猫!猫!猫!結成35周年のロリータ18号、パンクバンド史上1番カワイイMV公開

3か月
「帰ってきたビッグ・ウェンズデー ~あっちゃん還暦スペシャル~」フライヤー

ニューロティカあっちゃん還暦イベントに蒼井そら出演決定

3か月
「ライブナタリー “VOLA & THE ORIENTAL MACHINE × POLYSICS”」フライヤー

ライブナタリー企画でVOLAとPOLYSICSがツーマン、成人の日に激突

4か月
「PLAY VOL.158」フライヤー

ラママ恒例「PLAY」名古屋編でVOLA×Lillies and Remainsツーマン

4か月
アヒト・イナザワ

アヒト・イナザワが相当影響受けた曲は

5か月
「MINATO RISE」キービジュアル

「MINATO RISE」開催中止が決定、焼津漁港の無料フェス

6か月
the telephones

the telephonesの3カ月連続ツーマン企画にWienners、POLYSICS、キュウソネコカミ

6か月