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ENTHが大トリ「RUMBLE×JAG」“伝説の初回”終了、ヤバTや10-FEETらも熱演

ENTH(撮影:ヤオタケシ)
1年以上前2025年03月21日 9:05

3月15、16日に愛知・Aichi Sky Expoにて、新たなパンク・ラウドロックフェス「RUMBLE×JAG 2025」が開催された。この記事では2日目公演の模様をレポートする。

「RUMBLE×JAG 2025」は、東海地区最大級の無料野外ロックフェス「FREEDOM NAGOYA」の開催やライブハウスRAD系列の展開などで知られるRAD ENTERTAINMENTと、東海地区の老舗イベンター・JAILHOUSEがタッグを組んで企画したイベント。東海エリアのバンドを中心にパンク・ラウドロックバンドが集結し、GOROGORO STAGE、GIZAGIZA STAGE、GIRAGIRA STAGEという3つのステージで熱演を繰り広げた。なおGIRAGIRA STAGEは当初野外エリアの予定だったが、天候の影響により急きょ屋内エリアへ移動になった。

このセキュリティの量……わかりますよね?

フードエリアの先にあるGIRAGIRA STAGEに続々と観客が集まり、始まったのはPOTのステージ。よしくん(Vo, G)が客席に降りると、彼に代わってギターを弾く人を募集し、ステージに上げて演奏させるなど、観客を巻き込んだパフォーマンスでフロアを熱くさせた。GOROGORO STAGEはAge Factory、GIZAGIZA STAGEはdustboxがトップバッターを務め、午前中から会場に足を運んだパンク・ラウドロックファンをパワフルな演奏で歓迎。その後も隣り合うGOROGORO STAGEとGIZAGIZA STAGEでは交互にライブが行われ、locofrankや10-FEET、Hawaiian6、G-FREAK FACTORYといった長年ライブハウスシーンを盛り上げるバンドやPaleduskやKOTORIといった若手バンドの熱演も光った。

2日目にはBRAHMANやeastern youth、Ken Yokoyamaといった日本のロックシーンにおける重鎮たちもラインナップされ、長年彼らを応援しているであろう、家族連れの来場者も多く見られた。その一方で、ポップなイラストが描かれたTシャツやタオルを身に着けた老若男女の姿も多く、カラフルな装いの来場者たちは夕刻のGOROGORO STAGEに吸い込まれていった。彼らのお目当てはヤバイTシャツ屋さん。こやまたくや(G, Vo)は「このメンツ、この主催者、このセキュリティの量……わかりますよね? 躊躇なくいけー!」とフロアを焚き付け、「ヤバみ」「Tank-top of the world」「Universal Serial Bus」とヘビーなロックチューンを矢継ぎ早に投下。こやまのお望み通りフロアにはダイバーが続出する。新曲「ええがな」では、もりもりもと(Dr, Cho)の怒涛のドラミングが炸裂。こやまのデスボイスとありぼぼ(B, Vo)のキュートなボーカルのコントラストで魅せる「無線LANばり便利」では、フロアに巨大なサークルが発生した。残り時間3分のところにねじ込んだ「喜志駅周辺なんもない」では、「RUMBLE×JAGめちゃくちゃいいイベント」「RUMBLE×JAG来年もやってほしい」とコール&レスポンスを観客と繰り広げ、ヤバTらしく主催者に賛辞を送りステージを終えた。

“伝説”をやるしかないっしょ

2日間のトリを飾るのは、RAD ENTERTAINMENTとJAILHOUSEのタッグによるイベントの大トリにふさわしい、東海地区を代表するスリーピースバンド・ENTH。彼らはショットグラスで乾杯をすると、ダト・ダト・カイキ・カイキ(Vo, B)は「言葉が思いつかないぜ、本当に」とトリを務める感慨を語り、「やっちゃおうか、やっちょうか俺たち!」と「ムーンレイカー」でライブの口火を切る。早速の代表曲の披露に観客は歓声を上げ、ダトがマイクをフロアに向けると盛大なシンガロングが会場いっぱいにこだました。グッドメロディが心を揺さぶる「A FLY」ではNaoki(G, Cho)がエモーショナルなギターソロを披露。続く「BLESS」ではtakumi(Dr, Cho)が全力で叩く高速ビートがフロアにモッシュを生み出した。

ダトは「なんか重たいバトン来ちゃった(笑)。でもほかにいないと思うし、ENTHは15年目でこれだけやってきて言い訳できないので、ばっちり締めて帰ります」と改めて大トリを務める感慨を語る。そして「初回、このメンツで俺らが大トリなの。もうやるしかないの。“伝説”をやるしかないっしょ。どこのどいつにも塗り替えられない伝説の初回を全員でやりませんか? やってやるよ。だって俺ら名古屋のENTH……ほかのどこのどいつとも違う、俺たちが名古屋のENTHだー!」とダトが絶叫すると、ステージ前方から勢いよく炎が吹き上がった。炎の熱気だけじゃない熱気がフロアに渦巻く中、ENTHは「"EN"」を披露。熱狂する観客のテンションとは裏腹に曲が終わるとダトは「びっくりした? カッコよかった?」とお茶目にフロアに問いかけ、拍手喝采を浴びていた。

「LOVE ME MORE」の途中でENTHは、ステージ袖でライブを観ていたアーティストを呼び込み、乾杯と同時に炎が吹き上がる“鬼スーパー乾杯”を実施。アーティストたちを送り出すと演奏を再開し、さらに「Gentleman Kill」「TEARS」でパワフルなステージを繰り広げる。ENTHはラストの「SLEEPWALK」まで駆け抜け、地元名古屋の新たなフェスの大トリを堂々と務め上げた。

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