海宝直人の舞台芸能活動30周年を記念したミニアルバム「ever more」が 9月3日にリリースされる。
「レ・ミゼラブル」や「ライオンキング」など数々の名作に出演してきたミュージカル俳優であり歌手の海宝。6月16日から7月7日まで東京・日比谷 シアタークリエにて30周年記念コンサート「ever」を開催する。
このミニアルバムにはアンジェラ・アキが書き下ろした新曲「LIFE IS A STAGE」や、俳優・濱田めぐみをゲストシンガーに迎えたデュエットソング「二人は永遠に / As Long As You're Mine」などが収録予定。音楽監督は森亮平が務めた。なお新曲「LIFE IS A STAGE」は30周年記念コンサートにて世界初演される。
海宝直人「ever more」収録曲
・My Petersburg(俺のペテルブルク) / ミュージカル「アナスタシア」より
・Why God, Why?(神よ、何故?)/ ミュージカル「ミス・サイゴン」より
・Empty Chairs At Empty Tables(カフェ・ソング)/ ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
・As Long As You're Mine(二人は永遠に) duet with 濱田めぐみ / ミュージカル「ウィキッド」より
・The Final Act(幕切れ)/ ミュージカル「イリュージョニスト」より
・LIFE IS A STAGE
海宝直人 コメント
舞台芸能生活30周年を迎える今年、今だからこその声」や「表現」をアルバム「ever more」に込めました。
ミュージカル「ウィキッド」の初演キャスト、濱田めぐみさんとの夢のようなデュエット、そして、これまでの歩みや想いを丁寧に掬い上げ、美しく繊細な楽曲として形にしてくださったアンジェラ・アキさんに、心から感謝しています。 舞台の臨場感や息遣いまでも感じていただけるような一枚に仕上がったと思います。「これまで」と「これから」が詰まった一枚。 皆様に楽しんでいただけたら嬉しいです。
アンジェラ・アキ コメント
海宝さんのこれまでの歩みと今抱いている感情を正直に、まっすぐに描き出すために、彼が綴ってくれたメッセージを何度も読み返し、彼の人生を丁寧にたどるようにして歌詞を紡ぎました。
この曲には、海宝さんが子供の頃から立ち続けてきた舞台で得た経験、観客に見守られながら育まれた感性、演じることを通して出会った多様な“自分”への想いが込められています。舞台そのものがまるで人生のように──30年にわたる物語が続いてきた、そんな感覚を一つの楽曲に封じ込めたいと考えました。
また、今回の歌詞にはシェイクスピアの名作「お気に召すまま」の名台詞、ジェイキスによる「この世は舞台」という言葉も織り込まれています。この作品は、一見牧歌的な喜劇でありながら、実は深い人生観を内包しています。人生を「七つの幕」に例えるモノローグは、海宝さんが紡いだ言葉や感情と不思議なほどに共鳴し、自然と引用に至りました。
この楽曲が、海宝さんの30周年の節目を彩るだけでなく、これからも自分を見つめるきっかけになる一曲であり続け、聴く人それぞれの心に届く“つながり”の歌となることを願っています。
濱田めぐみ コメント
レコーディングに参加させていただきとても光栄に思っています。 今回は久々にエルファバで直人フィエロとのデュエット。 当時の舞台のまま歌いました。
レコーディングも直人君は感覚がいいので、すぐに私の歌をキャッチしてくれて、 伸びやかで包容力のあるフィエロとのハーモニーが生まれました。
凄く楽しい時間でした。
