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Devil ANTHEM.3カ月におよぶ“再構築”が完成!新体制初ワンマンでLIQUIDROOMを満員に

「Devil ANTHEM. ONE MAN LIVE 2025~early summer~『R-Completion』」の様子。(撮影:笹森健一)
14分前2025年06月25日 9:03

Devil ANTHEM.のワンマンライブ「Devil ANTHEM. ONE MAN LIVE 2025~early summer~『R-Completion』」が昨日6月24日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

デビアンの新しいライブはこれだ!

Devil ANTHEM.は昨年12月の結成10周年のタイミングで活動を一時休止するも、塩崎めいさと矢吹寧々を新メンバーに迎えて今年3月にカムバックを果たした。新生デビアンに大きな注目が寄せられる中、再始動後初のワンマンライブとして行われたLIQUIDROOM公演は、開催前日にチケット全種がソールドアウト。フロアが大勢の観客で埋まり、大きな期待感が渦巻く中でステージに登場したデビアンは、「OMONPAKARU」で勢いよくライブの口火を切った。体の奥まで響く圧を伴って放たれる重低音、メンバーの背後で激しく変転するVJ演出、まばゆく点滅するレーザー、そして6人の堂々たる歌とダンスが一枚岩の迫力を生み出し、観る者を夢中にさせる。観客は「Fever」の終盤で一斉にジャンプしたり、「ちょまっ!」の曲中にメンバーの動きに合わせてフロア内を前進したりと、ライブを大いに満喫。「Fake Factor」ではサビのパートで一斉に腕が上がり、会場全体が高揚感で包まれた。

ライブ序盤のMCでは水野瞳が「この3カ月は“再構築”をテーマに活動してきたんですけど、その再構築を完成させる、今のデビアンの新しいライブはこれだ!というものを見せて、皆さんに持って帰ってもらいたいと思っています!」と挨拶。3月より「Rebuilders」と題したライブを計7回開催し、その集大成に位置付けられた本公演のコンセプトを説明した。そして6人はその“再構築”というテーマを体現したロックチューン「REBUILD」をパフォーマンス。「息継ぎ無しでただ走るだけだ」など、新生デビアンの決意を表した歌詞がスクリーンに投影された。さらにヤマモトショウを作家に迎えてシティポップに初挑戦した「DCB」も披露され、現体制移行後に発表された楽曲によってグループの最新型が示された。

夏のライブ発表&新衣装お披露目

情緒がにじむピアノサウンドが印象的な「by your side」でエモーショナルなムードを生み出したのち、メンバーは一旦ステージから退場。スクリーンに特報映像が映し出され、昨年夏に初開催され好評を博した全編生演奏ライブ「#でび夏霞演奏会」が9月21日に東京・ステラボールが実施されること、夏に東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場でフリーライブが行われることが明らかに。このほか、8月16日に福島・三崎公園野外音楽堂で主催ライブ「Devil ANTHEM. Presents でびぱっぱ夏祭2025~東の陣~」が開催されることも決定しており、デビアンは昨年に引き続き「#でび夏」をキーワードに掲げ、夏を通して精力的な活動を展開していく。

さらに新アーティスト写真をお披露目したデビアンは、そのビジュアル内で着用している新衣装を身にまとって観客の前へ。夏にぴったりな水色の衣装を翻しながらサマーチューン「Fantastic90」を歌い、爽快な空気をフロアにもたらした。続いてEDMの派生ジャンル・ハードスタイルのサウンドを取り入れた「Like a 熱帯夜」で観客を圧倒したかと思えば、「トロピカベイベー」でポップな笑顔を弾けさせる6人。5月28日に配信リリースされた新体制初のEP「Profound Rebuild」より、ダンスミュージックにハードロック調のギターサウンドを融合させた楽曲「Bang! Bang! Galaxy」も晴れやかに響き渡った。

「前のデビアンを絶対に追い抜いてやる」

その後、メンバーは3月23日に新体制初ライブを行ってからの3カ月を振り返る。新メンバーの塩崎は「初めて感じる悔しさがあって、でも初めてファンの方ができたりして、いろんな気持ちになりました。人生で一番濃くて幸せな3カ月でした」と充実感を口にし、矢吹も「3カ月前までこういう活動がしたことがなかった私が、このステージに立たせていただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げにコメント。竹越くるみはそんな2人を「本当にがんばってくれたんですよ!」と目いっぱい讃えた。そしてライブは早くも本編最後のブロックへと突入。「ar」「minnadeiko」などのライブの鉄板曲が畳みかけられ、フロアの熱気が増大していく。「FACT」の曲中、メンバーに合わせて観客が肩を組んで体を揺らすと特別な一体感が広がった。

アンコールではEP「Profound Rebuild」の収録曲「Singin’」でパフォーマンスが再開。この曲でも結成10周年を超えて邁進していく現在のデビアンの姿勢と覚悟が歌に乗せて表現された。曲が終わると、竹越は「活動を再開したての頃は、ライブの完成度とか、前のデビアンに追いつかなきゃと思うことがたくさんあって、葛藤しながら進んできた3カ月でした。そんなときも新メンバーが一生懸命練習してくれて、がんばってくれて私たちにすごく力をくれました。そして新体制になったデビアンをみんなが温かく受けれてくれて、成長を急がずゆっくり進んでいこうねって、温かく見守ってくれてうれしかったです」と涙ながらに胸に秘めていたファンへの思いを言葉に。彼女が昨年12月に結成10周年ライブを行った東京・TOKYO DOME CITY HALLについて触れつつ「前のデビアンを絶対に追い抜いてやろうと思っています! TDCよりももっともっと大きな会場でワンマンライブができるようなアイドルグループになります!」と宣言すると、その背中を押す温かな拍手が沸き起こった。次に披露された「EMOTIONAL」の間奏では、水野が「でっかい夢叶えてみせるから、全員ついてきてくれますか!?」と咆哮。ラストナンバー「①②③④⑤⑥」が終わるまで心地よい熱狂が続いた。

セットリスト

「Devil ANTHEM. ONE MAN LIVE 2025~early summer~『R-Completion』」2025年6月24日 LIQUIDROOM

01. OMONPAKARU
02. おんなのこけいさつ
03. Fever
04. ちょまっ!
05. LOVE~極~
06. Fake Factor
07. REBUILD
08. DCB
09. ONE DAY
10. ストレライド
11. by your side
12. Fantastic90
13. あなたにANTHEM
14. Like a 熱帯夜
15. トロピカベイベー
16. Bang! Bang! Galaxy
17. ar
18. ユカイダンサー
19. tobira
20. minnadeiko
21. 絆という羽
22. FACT
<アンコール>
23. Archangel
24. Singin'
25. EMOTIONAL
26. ①②③④⑤⑥

公演情報

Devil ANTHEM. Presents でびぱっぱ夏祭2025~東の陣~

2025年8月16日(土)福島県 三崎公園野外音楽堂

#でび夏霞演奏会

2025年9月21日(日)東京都 ステラボール

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