ヨルシカの新曲「修羅」が、7月14日にスタートするカンテレ・フジテレビ系ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」の主題歌に決定した。
「僕達はまだその星の校則を知らない」は少子化の影響で共学化の波に揺れる私立・濱ソラリス高校を舞台に、スクールロイヤー(学校弁護士)として派遣された弁護士・白鳥健治が、法律や校則だけでは解決できない若者たちの問題に向き合っていく姿を描く学園ドラマ。主人公・健治を磯村勇斗、健治のよき理解者となるヒロイン・幸田珠々を堀田真由が演じる。
主題歌を担当することについて、n-bunaは宮沢賢治の「春と修羅」の「四月の気層のひかりの底を 唾(つばき)し はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ」という一節を引用しつつ、「春になって、風が吹くとよくこれを思い出します。ドラマにも宮沢賢治の作品がモチーフとして出てきます。『春と修羅』をささやかな共通項として、ヨルシカの作品と、ドラマの二つが柔らかく交わるようなものになっていれば幸いです」とコメントしている。
カンテレ・フジテレビ系「僕達はまだその星の校則を知らない」
初回放送:2025年7月14日(月)22:00~
コメント
n-buna(ヨルシカ)
宮沢賢治の「春と修羅」が好きでした。
四月の気層のひかりの底を
唾(つばき)し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
この一節がいつでも心に残っていて、同時に感じるのは風のイメージでした。春になって、風が吹くとよくこれを思い出します。ドラマにも宮沢賢治の作品がモチーフとして出てきます。「春と修羅」をささやかな共通項として、ヨルシカの作品と、ドラマの二つが柔らかく交わるようなものになっていれば幸いです。
磯村勇斗
今回、ヨルシカさんに主題歌を書き下ろしていただき、とても有り難く思います。
「修羅」を聴いた時に、なんとなく青色の景色が広がりました。でも、その中にも沢山の青の色彩があり、メロディーと歌詞から、さまざまな色がポカンポカンと浮かび上がりました。
本作のメインカラーも青色なので、そんなヨルシカさんの楽曲が、ドラマにどんな彩りを添えてくださるのかとても楽しみです。
堀田真由
「学校」そのものが「春」と「修羅」だなと思います。「春」は新しい出会いや希望がある前向きな季節。同時に「修羅」のように、不安や孤独、笑顔でいてもずっと言葉を探しているような感覚が、私の学生時代にもありました。多感な時期であっても、みんな相反する気持ちを抱えながらも歩き続けなきゃいけないんだということを、この楽曲「修羅」を通して感じました。
思わず口ずさんでしまう癖になるメロディーは、聴くタイミングによって聞こえ方が違い、本作の世界観にピッタリだと思います。作品全体を底上げしてくださる素敵な主題歌で、大きな力をもらえる気がします。
