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「どんなときも青春は今です!」M!LKが“グループ史上最大”ツアーを完走、み!るきーずと見据える次の夢

M!LK(撮影:笹森健一)
8分前2025年07月21日 7:01

M!LKのアリーナツアー「M!LK CONCERT TOUR 2025 "M!Ⅹ"」のファイナル公演が、昨日7月20日に兵庫・ワールド記念ホールで実施された。

M!LK史上最大動員数のツアー、神戸で終幕

昨年11月に結成10周年を迎えたM!LK。横浜アリーナでの2DAYS公演を含むこの「M!LK CONCERT TOUR 2025 "M!Ⅹ"」はグループ史上最大動員数のツアーだ。ツアーファイナルとなったワールド記念ホール公演は、7月19、20日の2日間で3公演が行われた。

開演時間になると場内が暗転。メンバーカラーのサーチライトが交錯するアリーナの中央に設置されたセンターステージが上昇し、ゴールドに彩られた円形リフターに5人が姿を現すと、超満員のフロアからは割れんばかりの歓声が上がった。5人は刺激的なビートが打ち鳴らされる「give you」でクールかつダイナミックにライブをスタートさせ、2曲目の「エビバディグッジョブ!」では佐野勇斗の指揮に合わせ、み!るきーず(M!LKファンの呼称)が完璧なコールでメンバーのパフォーマンスに反応。場内には熱気と笑顔が広がっていった。続く「恋がはじまる」では、歌詞にある「二度とはない この時間」を体現するかのように、み!るきーずがペンライトを持つ手を左右に振るワイパーやコール&レスポンスで盛り上がる。「topaz」では5人がメインステージの1階と2階に分かれて歌唱し、それぞれの歌声の個性を存分に発揮してみせた。

5人がそろってバク転!「Break it down」

ロカビリーロックンロールの楽曲「LUCKY CALL」では、ガイコツマイクを手に軽やかなステップを踏んだ5人。バンドのチューニング音を挟み、エレキギターが際立つバンドサウンドにリアレンジされた「Kiss Plan」へ展開すると、激しく燃え上がる炎に負けない熱量にあふれたスリリングなパフォーマンスを提示する。ライブハウスのような熱いムードを作り出したメンバーだが、「テレパシー」でその空気は一変。彼らはキュートでチャーミングな表情を振り撒き、「ブンブンブン」では「まわる まわる メリーゴーランド」という歌詞に合わせ、センターステージの回転する円形リフターの上で巨大なフルーツを抱えながら、賑やかなパフォーマンスを見せる。山中柔太朗が考案した「ダンスがんばれ」というコールを合図に、佐野の踊りをメンバーが真似していくダンスパートでは、場内の一体感がより一層高まった。

最初のMCでは、ツアーの演出を担当する塩崎太智が「このセットでやるのは最後ですから、1つひとつを目に焼き付けてください」と挨拶。そして、5人がそろってバク転を披露したファンクナンバー「Break it down」で、ライブは後半パートへと突入していく。アーバンなR&Bナンバー「Diary」で艶やかな歌声を聴かせて観衆を酔わせた5人は、鏡になったボックスを背にパフォーマンスを披露した「Weekend」で場内をメロウかつエレガントなムードで包み込んだ。そして、最新アルバム「M!X」収録のワイルドなEDMナンバー「Buffalo Shuffle」では低音の効いたトラックに乗って、鋭いスピード感とシンクロしていく動きを兼ね備えたダンスを見せてファンを魅了。「DEAR LIFE」「ブルーシャワー」ではトロッコに乗ってアリーナを周回し、み!るきーずとしっかりと目合わせて距離を縮めていった。

「イイじゃん」にM!LKが追いついていきたい

メンバーの関係性が見えるドキュメント風映像を経て、「On your mark」では5人がメインステージに設置された階段に座り歌声を響かせる。優しく温かい歌声で聴き手の背中を押すと、「奇跡が空に恋を響かせた」では佐野の「やっと出会えたね」というセリフとさわやかなウインクに歓声が上がった。するとメンバーは「ンモォォォ!」と叫びながら花道を全力疾走し、センターステージへと移動。グループ結成初期からの人気曲「テルネロファイター」へと展開し、場内から「ハイ! ハイ!」という声が上がる中でコミカルな振りを全力でパフォーマンスする。そののちのMCでは、吉田仁人が本ツアーに足を運んでくれたファンに感謝を伝え、さらに「M!X」のリード曲である「イイじゃん」のバズに触れて「ツアー前と今ではM!LKの環境が急激に変わって。うれしいなと思いつつ、『イイじゃん』にM!LKが追いついていきたい」と本音を吐露。「これからも皆さんのたくさんの声援と応援で支えてください」と挨拶した。そして、スクリーンにメンバーによる手書きの歌詞が映し出された「Message」で5人が「僕の夢はずっと君と共にあるんだ」というフレーズをファンと共有すると、客席からは「Oh Oh Oh」の大合唱が沸き起こる。「この先もずっと一緒にいたい」というメッセージをエモーショナルに歌い上げた彼らは、最後に大ヒット曲「イイじゃん」を投下。変幻自在で多面的な、M!LKらしい魅力を体現してライブ本編を締めくくった。

どんなときも青春は今です!

撮影OKのアナウンスがあったこの日2度目の「イイじゃん」から始まったアンコールでは再びトロッコに乗り込み、ファンの近くで笑顔を届けて回ったメンバー。さらに、「イイじゃん」に続く新たな”予想裏切りソング”として話題の「wan」ではクールなヒップホップのトラックにワンちゃんのキュートなポーズをミックスしたギャップで楽しませる。そののち、山中の口からは「今年、紅白に出たい」という決意の宣言が飛び出す場面も。場内から温かく大きな拍手が沸き起こる中、彼はラストナンバーを前に「伝えたいことは1つです! どんなときも青春は今です!」と絶叫。「シーブリーズ」CMソングとしてオンエア中の最新シングル曲「アオノオト」で応援団のような振付を踊ってエールを送り、“最高のジャンプ”を繰り出した。最後に行われた、M!LKのライブ恒例のバラエティコーナーでは「M!LKイントロドン」で対決が行われ、敗者となった曽野舜太が罰ゲームとしてパイバズーカをくらう。総勢5万5000人を動員したツアーは大成功のうちに幕を閉じた。

セットリスト

M!LK「M!LK CONCERT TOUR 2025 "M!Ⅹ"」2025年7月20日 ワールド記念ホール

01. give you
02. エビバディグッジョブ!
03. 恋がはじまる
04. topaz
05. LUCKY CALL
06. Kiss Plan
07. テレパシー
08. ブンブンブン
09. Break it down
10. Diary
11. Weekend
12. Buffalo Shuffle
13. DEAR LIFE
14. ブルーシャワー
15. On your mark
16. 奇跡が空に恋を響かせた
17. テルネロファイター
18. Message
19. イイじゃん
<アンコール>
20. イイじゃん
21. wan
22. アオノオト
23. ハピダン

※塩崎太智の崎は、たつさきが正式表記。

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