YUKIの新曲「Share」が、12月26日に公開されるアニメ映画「この本を盗む者は」の主題歌に決定した。
「この本を盗む者は」は、深緑野分の同名小説を原作とするファンタジー作品。巨大書庫・御倉館の本が盗まれたことをきっかけに、本の呪い“ブックカース”によって街全体が物語の世界に呑み込まれてしまう。御倉館の創立者を曾祖父に持つ少女・御倉深冬は、犬耳の生えた不思議な少女・真白とともに、本泥棒を探し出し呪いを解くための旅に出る。監督は福岡大生、キャラクターデザインと作画監督は黒澤桂子、脚本は中西やすひろが務め、音楽は大島ミチルが担当している。
「Share」は、YUKIにとっておよそ1年半ぶりとなる新曲。12月17日にCDシングルとして発売される。楽曲について、YUKIは「人と人とは、100%分かり合えることはなくとも、交差する一筋の光を分かち合うことで友達になるのではないかなという希望を込めて『Share』を作りました。音楽に没入する冒険を、この歌でシェアできたら嬉しいです」とコメントしている。
なお主題歌をYUKIが担当することに加え、声優キャストも発表された。御倉深冬役を片岡凜、真白役を田牧そら、深冬の叔母・御倉ひるね役を東山奈央、父・御倉あゆむ役を諏訪部順一、風来坊を名乗る女性・与謝野蛍子役を伊藤静、書店員の大学生・春田貴文役を土屋神葉、そして祖母・御倉たまき役を朴璐美が務める。
YUKIコメント
本を読むと、その世界に入り込んで出られない感覚になります。続きが気になり、またあの世界に戻りたくなるのです。主題歌のお話をいただいて本作を読み進めながら、深冬と真白と、読長町の皆とともに壮大な冒険をしました。現実逃避という言葉がありますが、音楽を聴くことも読書体験に似ていると思います。人と人とは、100%分かり合えることはなくとも、交差する一筋の光を分かち合うことで友達になるのではないかなという希望を込めて「Share」を作りました。音楽に没入する冒険を、この歌でシェアできたら嬉しいです。ぜひ映画館で聴いてください。