mmmが11月12日にニューアルバム「Burnt」をCDと配信でリリースする。
mmmは2014年に宅録作品「Safe Mode」、2019年にエマーソン北村との共作アルバム「Chasing Giants」、今年2月にバンド・タロとしてEP「taro」などを発表してきたが、オリジナルソロアルバムをリリースするのは2012年の「ほーひ」以来およそ13年9カ月ぶりとなる。
「Burnt」にはタラ・ジェイン・オニールやエミリオ・アロ(Clan Caiman)といったゲストが参加。レコーディングおよびミックスは内田直之、マスタリングはウォーレン・デフィーヴァー(His Name Is Alive)が手がけた。なおCD盤は9曲、配信は7曲入りとなっている。
mmm コメント
お世話になります、どうぞよろしくお願いいたします。
多少のオーバーダブはあるもの、ほぼ弾き語りのソロアルバムです。ここ10年のライブ活動、そして2022年に譲っていただいた素晴らしい音色のRiver Tone Instruments製のギターとの活動を記録した音源です。
パッと聴いた印象は地味かもしれませんが、敬愛する方々に参加していただきました。
いくつもの夜のような昼を、その歌と音楽でゆりかごにしてくれたタラ・ジェーン・オニールさんには、3曲目の「子供たちの遊び」に参加していただきました。5曲目の「burn」にはクラン・カイマンというバンドも主催しているアルゼンチンの音楽家、エミリオ・アロさんがそっと風景を足してくれています。クラン・カイマンは静かな川が遊ぶようにユーモラスで美しく、会ったこともないSSWからのインスタDMに気さくに返事をいただき驚きと感激しました。音で何度も救ってくれたお二人にサポートいただいたこと、お守りのように心に留めています。そしてコロナにかこつけて坂本慎太郎さんと共作し2020年にbandcampでリリースした4曲目「beats for you」も、弾き語りで再録しています。これも大事なお守りです。
いつも遠回りをしてしまうのですが、静かに辛抱強く、ずっと良い音で録音してくださいました、内田直之さんが録音とミックスエンジニア。そしてマスタリングはタラに紹介いただき、まさかのHis Name Is Alive / ウォーレン・デフィーバーさん。丁寧に世界を広げてくれました。お二人の力で鼓膜から芯へ、焼け付くような音になってます。
リリースしたいと言ってくれたSweet Dreams Pressにはつかず離れずな距離で一緒に歩んでいただきました。レーベルオーナーの福田さんからのオファーがなければ、こうした弾き語り音源は作らなかったと思います。作品と何より自分を大事にして、ゆったりとしたペースで、残せてよかったなと思えるアルバムにできました。
mmm「Burnt」収録曲
01. もう壊れそう
02. cruel odds
03. 子供たちの遊び
04. beats for you
05. burn
06. 夜のまま
07. pika
08. 月曜日
09. 歌う
※7、8曲目はCD盤にのみ収録。
