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「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」新たに14部門を設立、エントリー対象作品の中間集計を発表

「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」記者発表会の登壇者。
5分前2025年11月05日 11:03

音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の記者発表会が本日11月5日に開催された。

「MUSIC AWARDS JAPAN」、通称MAJは音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて設立した、一般社団法⼈カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)による国内最大規模の国際音楽賞。「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」というコンセプトのもと、今年5月に第1回の授賞式が行われた。

「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」開催概要

本日の記者発表会では「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の開催日程や新部門が明らかになった。MAJ2026の授賞式は第1回から規模を拡大し、今年10月に東京・お台場に開業した新アリーナ・TOYOTA ARENA TOKYOにて2026年6月13日に開催される。当日昼に主要部門以外の受賞作品 / アーティストを発表するPremiere Ceremonyが東京・有明エリアに開業予定のTOKYO DREAM PARKで行われ、夜に主要部門を発表するGrand CeremonyおよびレッドカーペットがTOYOTA ARENA TOKYOで実施される予定だ。また2026年6月8~13日の期間はアワード開催ウィークとして、さまざまなアーティストのパフォーマンスを楽しめるステージ、国内外の音楽業界関係者によるセミナーやショーケースが展開される。

MAJ2026のエントリー対象作品は2025年1月1日~12月31日に初めてフルバージョンのオフィシャル音源が公的サービスにおいて配信、もしくはフィジカルでリリースされた楽曲やアルバム。音楽人の投票によって最優秀作品 / アーティストが決定する。MAJ2025に引き続き、最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞、最優秀ニュー・アーティスト賞、最優秀アルバム賞、Best Global Hit from Japan、最優秀アジア楽曲賞が主要6部門として定められている。

また第1回から部門が再設計され、新たに14部門が設立された。楽曲カテゴリーでは日本の音楽シーンの多様性に合せて、最優秀ダンス&ボーカル(グループ / ソロ)賞、最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ / ソロ)、最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ / ソロ)が新たに登場。また、ロングヒット曲やリバイバル楽曲が増加している潮流を受け、長きにわたり愛される楽曲を表彰するバックカタログ部門、レコードへの再注目が高まる音楽シーンのトレンドに合わせてアナログレコードカテゴリーが創設された。このほかライブカテゴリーが拡大され、ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(海外)が新登場。クリエイターカテゴリーも拡充し、最優秀ミュージックビデオ監督賞が新設された。MAJ2025で好評を博した、一般リスナーが参加できる一般投票部門やカラオケ部門、有線放送部門も引き続き用意されている。

櫻井海音、ヒコロヒー、柴那典、松島功がMAJについてトーク

記者発表会のステージにはゲストとして櫻井海音、ヒコロヒー、音楽ライターの柴那典、株式会社arne代表の松島功が登壇した。柴は新設される部門について「ダンス&ボーカルというのは日本独自の音楽文化でもあると言えるんですよね。歌って踊るアーティストは海外にもたくさんいますが、ダンス&ボーカルは和製英語でもあって、日本の音楽文化にすごくフィットした言葉になったと思います」「その中でもボーイズとガールズでかなり様式が違う。日本のアイドル文化にフィットした形で部門が変わったという印象です」と言及。さらに「前回はリリース時期にかかわらず作品がノミネートされていたんですが、今回は2025年に絞られているので、今の音楽シーンで何が盛り上がっているのか、今何が評価されるべきかにスポットを当てたアワードになっていると思います」とMAJ2026の印象を述べた。

一方、松島はバックカタログ部門やアナログレコードカテゴリーに着目し、「例えば、サザンオールスターズは去年より今年のストリーミング再生数が多いんですよ。レジェンドアーティストの過去作品が今も聴かれているという事実がこのアワードを通じて表に出てきたらいいなと思います」とコメント。MAJ2025開催時にBS中継のMCを務めたヒコロヒーは「私は最優秀ミュージックビデオ監督賞が新設されたことが個人的にうれしいです。ストリーミング再生が増えると、その分、MVの視聴につながりづらい時代になっているのかなって。私はめっちゃ面白いMVを観たら『これが誰が作ってんねん!?』と調べたり、その監督が手がけた別のMVを観たりしていて。そういうカルチャーがフィーチャーされる新しい部門が楽しみです」と語った。

自身も音楽活動を行っている櫻井は「ライブ化けする楽曲だったり、ライブパフォーマンス込みで楽曲が生きることもありますよね。ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞が国内、国外ともにあることは、アーティストにとってモチベーションにもつながるんじゃないかと思います」とMAJへの期待を口にした。

「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」中間集計も発表

なお、MAJ2026のエントリー対象作品は2025年1月27日~2026年2月22日を8週間ごとに1ピリオドで区切り、計7ピリオドで集計される。そのうち、1stピリオドから4thピリオドまでの中間集計が30部門分発表された。中間集計で発表された作品がすべてエントリー作品に選出されるとは限らないが、その内容の詳細はMAJのオフィシャルサイトで確認を。

また11月10日にはLeminoにて「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 振り返りスペシャル」が無料配信される。森香澄をMCを務め、SKY-HIや宅見将典がゲストとして出演。MAJ2025をさまざまな視点から振り返る。

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