中島健人が主演を務める新ドラマ「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」が2026年春よりNHK総合で放送される。
「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」は町田そのこの同名小説を原作に、根本ノンジ脚本で実写化する全10話の連続ドラマ。福岡県北九州市の門司港にあるコンビニエンスストア「テンダネス」を舞台に、老若男女をとりこにする魔性のフェロモンを放つ店長・志波三彦と、彼を取り巻く人々のコミカルなヒューマンドラマが描かれる。
今作でNHKドラマ初出演・初主演となる中島は、オファーを受けたときの感想を「原作を読んでまず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は『アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか』と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています」とコメント。また「門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います」と意気込みを語っている。
中島健人 コメント
ドラマ「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」で、志波三彦を演じます。
原作を読んでまず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は「アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか」と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています。
門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います。
小さなコンビニから生まれる大きなテンダネス(優しさ)を、ぜひ感じてください。
そして初のNHKドラマなので、とても楽しみです。日本全国の皆様にこのドラマを楽しんでいただけるように頑張ります。
撮影後はフェロモンマックスかもしれませんが、よろしくです。
町田そのこ(原作者)コメント
地元北九州市の名所である門司港の美しさと、人々の営みの愛おしさを、誰しもが身近であるコンビニエンスストアを通じて描きたいと思い、この「コンビニ兄弟」を書き始めました。担当氏と「どんなコンビニだったら毎日通う?」と楽しい想像を巡らせたものです。そんな本作は、いまでは私の作家人生の半分以上を彩っています。思い入れの深い作品が、今回これ以上ない素晴らしい方たちにドラマ化していただけることになり、「嬉しい!」以外の言葉が出てきません。
フェロモン店長と呼ばれる志波三彦――ミツを中島健人さんが演じてくださいます。実は私の中で、ミツは妖精的な存在でした。書いておきながら、現実に実在するはずがないファンタジーだと思っていたのです。ですが中島さんが演じてくださると知ったとたん、ミツがこの世に生きる生身の男性になりました。私がこれまで見ようとしていなかったミツのバックボーンが鮮やかに見え、ミツの物語が溢れるように生まれました。稀有な体験だったと思います。
中島さんだけではなく、今後たくさんの俳優さんたちが、スタッフさんたちが、同じような経験をさせてくれるに違いありません。根本ノンジさんの脚本は特に楽しみです。想像するだけで嬉しすぎます。そして、ドラマに恥じない「コンビニ兄弟」を今後も書かなければと、いまからやる気をいただいております。どうぞ、たくさんの方に愛されますように!
根本ノンジ(脚本家)コメント
町田そのこさん原作の「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」は、人の優しさと希望を静かに描いた心温まる物語です。そんな素敵な原作の世界観を、映像作品としてより豊かに表現できるよう、映像化チーム一同心掛けて取り組みます。ドラマ化にあたり「あなたの居場所はここにある」をテーマとして描きたいと思いました。職場や家庭、学校など、自分が所属しているはずの場所からはみ出してしまった人たちが、そっと寄り添い合う場所。そんなぬくもりを持つコンビニが舞台。そこには誰かを否定することなく、黙って話を聞いてくれる人がいて、時にあたたかいごはんで人を元気づけてくれる人がいる。舞台となる港町・門司港は、古き良き街並みと潮風が調和する美しい場所です。私自身、実際に足を運び、人々の優しさや温かさに心惹かれました。このドラマを見た方々が、それぞれの居場所について、家族や大切な人と改めて語り合うきっかけになる作品になることを願い、心を込めて脚本を書きたいと思います。
山本敏彦(制作統括・NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサー)コメント
原作者の町田そのこさんと初めて会った日、福岡県北九州市門司港を舞台にした小説を書いていらっしゃることを知りました。既に4巻まで刊行され、日本だけでなくアジアでも人気のある作品、それが、「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」でした。
原作を読んだとき、このイケメン店長って誰?と、悩みましたが、ある鉄道のCMを思い出しました。歌手としてソロ活動を開始! 演技もセクシー! 表現者として最高の時期を迎えた王子様!といえば、ケンティーこと中島健人さんしかありえませんでした。また、読めば読むほど人間味あふれる原作を託せる脚本家は、「正直不動産」で苦楽を共にした根本
ノンジさん一択でした。ついに、ドリームチームが実現しました。
ドラマの舞台は、門司港にある架空のコンビニチェーン店「テンダネス」。その雇われ店長の志波三彦(中島健人・通称ミツ)は、老若男女からモテモテの超イケメン。なぜ、そんなイケメンが門司港に?! なぜ、コンビニの店長を?! どうしてそこまでコンビニの仕事が好きなのか?! それらが、この物語の大きなミステリーです。
そして、このドラマにはもう一人、キーパーソンがいます。ワイルドで男気あふれる「なんでも野郎」のツギ(二彦)です! 彼はミツとは全く違う言動をしますが、神がかり的な感覚を武器にさまざまな難問を解決する手助けをしてくれる頼れる男です。
今や、人間交差点ともいえるコンビニを舞台に、自分の居場所がないと悩む人たちや、将来に不安を持つ人たちの道しるべとなるような、そっと心に寄り添えるドラマシリーズになるよう最高の仲間たちと制作していきます。どうぞ、ご期待ください。
「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」番組情報
放送日時
NHK総合 2026年春スタート(全10話)
見逃し配信
NHK ONE


