中島健人、長濱ねる、板谷由夏、塩野瑛久、今野大輝(B&ZAI)、光石研、紙谷楓監督が、本日6月11日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた映画「ラブ≠コメディ」の完成披露試写会に登壇した。
ラブコメだと油断しないで
7月3日に公開される「ラブ≠コメディ」は“360°全方位イケメン”と称される人気俳優・神崎麗司が王道ラブコメ作品の出演オファーを受け、相手役のアイドル・南風美里との出会いを通して成長していくラブコメディ。麗司役を中島、美里役を長濱が担当する。中島にとってターニングポイントとなったというドラマ「彼女はキレイだった」でもメガホンを取った紙谷監督の長編映画デビュー作でもある。
舞台挨拶の冒頭、MCから完成した映画を観た感想について問われた中島は「(ラブコメだと思って)油断して観ると本当にしっかりとした日本映画に仕上がっているので、観たあとの満足感がものすごかったです。僕自身作品に臨む際にけっこうポップな気持ちでいたんですけど、紙谷監督が本当に骨太な日本映画にしてくださって、自分も俳優としてこの映画に参加できて改めてよかったなと感じました」とコメント。長濱も「熱血スポ根のような熱い側面も持った映画になったなというのが第一印象です。こういう時代だからこそ、改めて熱くなることや一生懸命ということの美しさをとっても感じた映画になりました」とそれに続いた。
「賞欲しい」は心の声、もはや“ハーフドキュメンタリー”
塩野が「本格的なものに出たいと思っていた時期もあったなとか、自分と重なる部分があるなと思いましたね。『賞欲しい』と言うシーンとか」と具体的なシーンを挙げて語ると、中島は「あれはアドリブなんですよ」と衝撃告白。監督以外の全員が驚く中で中島は「アドリブが予告にも使われちゃってびっくりしました。完全に僕の心の声が飛び出ちゃったんです。僕の感情をこの映画にぶつけた部分もけっこうあったから」と、役と自分自身の立場や状況がリンクして飛び出したアドリブだったことを明かした。
本人がそう語るほど、麗司の役どころは中島に寄り添ったものになっている。このことについて中島は「もう“ハーフドキュメンタリー”なんじゃないかなって。僕に似すぎている部分があるんですよね。この会社に入って18年くらいこのスタンスでいますけど、脚本が見事に今までの人生を半分くらい反映していて。半分はフィクションだから“ハーフドキュメンタリー”。自分に近い役だからこそ、アドリブで暴れまくりました。僕の映画史上、一番アドリブ満載の映画かもしれないです」とコメント。紙谷監督は「中島さんに寄りすぎないことを意識しました。中島さんでしかなくなってしまうと、この映画が成立しないので。中島健人であり中島健人ではないことを意識しました」と意識的に中島と役との距離感を保って撮影したことをアピールした。
銀幕デビューの後輩に共感、そして感謝
また、本作が人生初の映画出演となる長濱は、元アイドルという自身と重なる役どころについて「私もアイドルをやったあとにお芝居を始めてキャリアも浅いので、撮影の合間に役者の皆さんがお芝居についてお話しているときに入っていったらいけないんだろうなとか、足を引っ張らないようにというのがベースの心持ちとしてあったので、そこの部分で美里に共感するところがあって。美里は自分の意見をきちんと提示して、仕事にリスペクトを持って進んでいる人間だったので、背中を押されるような気持ちになりながら演じました」と思いを吐露。同じく本作が映画初出演となった助監督・平林和馬役の今野は「メンバーの数人と試写会を観に行きまして、最後のエンドロールに自分の名前が載っていることがすごくうれしかったです」と初々しく語る。すると、事務所の先輩である中島は「うれしいよね」と共感しつつ、自身が主演する作品で銀幕デビューを果たす今野に感謝の気持ちを伝えた。
多忙な中島健人「5人くらいいるのかな?」
中島は本作の主題歌「Fiction Love」、劇中歌「Strawberry」「愛してナイト」の計3曲を書き下ろした。このことについて長濱が「劇中で中島さんの作られた曲が流れると、グッと色が付く。初めて聴いたときから口ずさんでいました。あんなに忙しい中いつ作っていたんだろうと心配になりましたね。何人かいないと(笑)」と語ると、中島は「いつ作ってるんでしょうね。5人くらいいるのかな?」と笑い飛ばす。その後、中島はその3曲を自ら解説。「『Strawberry』は僕が王道のラブストーリーに出たいという夢が昔からあって、その夢はドラマで紙谷監督に叶えてもらって。10代の頃から持っていたイメージを映画にぶつけてみたら、麗司と美里がお互いどんどん好きになっていくプロセスからあの世界観が仕上がりました」「『愛してナイト』はちょっと昭和っぽい昔のスターなんだけど、音楽は令和ナイズされた現代的楽曲に仕上げましたね」「『Fiction Love』は僕のお気に入り。脚本を読んで今年の2月に書いたんですけど、スイスイ書けたので楽しかったです」とそれぞれの楽曲に込めた思いを述べた。
イベントの最後に長濱は「皆さんにエンタメ作品って素敵だなと思ってもらえたらとっても幸せですし、私はこの映画をきっかけに、このお仕事を志してもらえるきっかけになるんじゃないかって、それぐらいのパワーがある作品なんじゃないかと感じています」と力強くアピール。中島も「僕のターニングポイントになった紙谷監督と再び映画でタッグを組み、素敵な作品を仕上げることができて本当に役者冥利に尽きます。個人としては3曲を書いて映画にしっかりと注力できたなと思っています。日本中を元気にするような映画だなと思っているので、ラブコメのようでラブコメじゃないお仕事ムービーというところ、僕は本当にすごく気に入っております。ぜひとも『ラブ≠コメディ』で日本中の方を元気にできたらいいなと思っています」と呼びかけ、イベントを締めくくった。


