JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

chilldspot、新体制初ワンマンツアー「mid way」でO-EASTをダンスフロア化

chilldspot(撮影:Ray Otabe)
約5時間前2025年12月04日 11:04

chilldspotが11月25日と26日にSpotify O-EASTで全国ツアー「chilldspot 5th one man live tour "mid way"」の東京公演を開催した。この記事ではファイナルとなった2日目の模様をレポートする。

昨年11月に中国の大手レーベル・Modern Skyと契約し、中国や韓国をはじめとするアジア圏での活動を精力的に展開するchilldspot。今年9月にはメンバー全員が作詞・作曲・編曲に携わった約2年半ぶりのフルアルバム「handmade」をリリースした。「chilldspot 5th one man live tour "mid way"」は新体制初のワンマンツアーで、chilldspotは長野、北海道、宮城、愛知、大阪、福岡、東京の全国7カ所8公演を行なった。

会場BGMが気付かぬうちにSEへ移り変わり、メンバーがセッションを開始するとフロアのボルテージも一気に上昇。ツアーファイナルは比喩根(Vo, G)のフェイクとともに、「Are you ready?」のひと言で「handmade」収録の「Up」で幕を開けた。比喩根の気だるくどこか狂気的なボーカルで会場の空気を支配したかと思うと、続く「緑のダンス」では疾走感あふれるバンドサウンドを叩きつけるように奏でて観客の体を揺さぶった。比喩根が「今日という日は今日しかないですから、私たちも悔いのないように楽しみたいと思っています。私が引くぐらい踊り狂っても大丈夫ですから、最後までお付き合いください」と告げると、初期の代表曲「ネオンを消して」の演奏がスタート。艶やかな歌声と浮遊感のあるメロウなサウンド、美しいライティングが相まって場内は神秘的なムードに包まれた。

玲山(G)のギターと雷のSEがスリリングに絡み合う「雷が背に落ちた」や、バンドの新機軸を感じさせるダンスナンバー「フレイドル」などを繰り出してオーディエンスを踊らせたライブ中盤。chilldspotはストイックな演奏時とは打って変わり、玲山がライブ中にサングラスをかけるのはアリかナシかなどゆるいトークでファンとのコミュニケーションを楽しんだ。その後は「handmade」からバンドのダークサイドとも言える「Die or feel」「Asparagus」の2曲を続けてプレイ。その鬼気迫るパフォーマンスにあてられた観客は体を激しく揺らして音楽を楽しんでいた。

chilldspotはその後、小﨑(B)がラップパートとその作詞を手がけたツインボーカル「Unbound」や、グルーヴィなキラーチューン「Groovynight」などをライブならではのアレンジで披露。イントロからハンドクラップが沸き起こった「Like?」では、比喩根が「皆さん、運動量が足りてない気がするんですよね。一緒に飛んでもらいますからね!」と呼びかけるなど、一体感のあるパフォーマンスを繰り広げた。chilldspotは最後に、オルタナナンバー「middle」をじっくりと届けると、会場に深い余韻を残してステージをあとにした。

今年7月にオリジナルメンバーであるジャスティン(Dr)の脱退を発表し、3人体制で新たなスタートを切ったchilldspot。比喩根はアンコールの1曲目にジャスティンと制作した楽曲「暮れ色」を届けると、ファンに向けて「この3人はchilldspotとして活動していますけど、ジャスティンくんも同じ音楽の道を歩んでいるので、どちらも応援していただけたらと思います」と呼びかけた。chilldspotはその後、バンドのオフィシャルサイトとファンクラブをリニューアルすること、3月6日に東京・新代田FEVERでファンクラブイベント「"CHILLDS HOLIC vol.1"」を開催することをアナウンス。そして最後にここまでライブを見守ってきたファンやツアーに携わったスタッフへ感謝を伝えたのち、「Weekender」を軽やかに奏でてツアー「mid way」を締めくくった。

セットリスト

「chilldspot 5th one man live tour "mid way"」東京公演 2025年11月26日 Spotify O-EAST

01. Up
02. 緑のダンス
03. Girl in the mirror
04. フラッシュバック
05. ネオンを消して
06. 雷が背に落ちた
07. いのそこ
08. 未定
09. フレイドル
10. Die or feel
11. Asparagus
12. Unbound
13. Groovynight
14. 踊っていたいわ
15. BYE BYE
16. Like?
17. middle
<アンコール>
18. 暮れ色
19. Weekender

公演情報

"CHILLDS HOLIC vol.1"

2026年3月6日(金)東京都 新代田FEVER

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

chilldspot

chilldspotが宇垣美里×M!LK山中柔太朗共演ドラマ「できても、できなくても」EDテーマ担当

2か月
「SUMMER SONIC 2025」「SONICMANIA」配信アーティスト第1弾

「サマソニ」WOWOW配信アクト第1弾はFall Out Boy、amazarashi、BE:FIRST、HANA、HYDE、JO1ら41組

4か月
chilldspot

chilldspotが新曲「Unbound」リリース、国内外での活動を経て進化したバンドサウンド

4か月
chilldspot

chilldspotの新曲「Die or feel」MV公開、全国7都市めぐる秋のワンマンツアーも決定

6か月
「SUMMER SONIC 2025」TOKYO出演者

サマソニにAぇ! group、JO1、Omoinotake、INI、chilldspot、flumpool、紫今ら追加

7か月
「JOIN ALIVE 2025」メインビジュアル

「JOIN ALIVE」にAwich、スキマスイッチ、セカオワ、ちゃんみな、マンウィズ、渡辺美里ら

8か月
「SYNCHRONICITY'25 - 20th Anniversary!! -」ロゴ

「SYNCHRONICITY」にDos Monos、w.o.d.、Hedigan's、imai、ぷにぷに電機、水平線ら追加

10か月
Klang Ruler

Klang Rulerが新作EPリリース、収録曲「プライスレスボーイ」の先行配信が決定

約1年
adieu(上白石萌歌)

adieu(上白石萌歌)アルバムに川谷絵音、崎山蒼志、比喩根ら楽曲提供

約1年