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フレデリックが信念を体現した全国ツアー「今日が人生の最高到達点であるべき」

「FREDERHYTHM TOUR 2025 -飽くまで創造-」東京公演の様子。(撮影:森好弘)
10か月前2025年12月01日 8:01

フレデリックの全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2025 -飽くまで創造-」が11月29日に宮城・SENDAI GIGSでファイナルを迎えた。

このツアーは全国9都市で12公演にわたって行われたもの。本稿では、11月22日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて実施されたセミファイナルの模様をレポートする。

「FRDC」のロゴが目を惹くステージには、4本のラインが床に引かれ、メンバー4人が横一列に並ぶセッティングが組まれていた。定刻を迎え、高橋武(Dr)、三原康司(B)、赤頭隆児(G)が順に姿を現し、セッションを開始。最後に三原健司(Vo, G)が加わり、赤頭のギターカッティングから「シンセンス」でライブの幕を開ける。序盤は「スパークルダンサー」「逃避行」が続けて披露され、最初のMCで健司は、今回のツアーが特定のアルバムやEPのリリースに伴うものではなく、明確なコンセプトを設けていないことに言及。彼は「フレデリックの信念や本質をあなたに届けるツアーにしよう」と考えたと述べ、「今日このステージでやるライブが人生の最高到達点であるべき」というその信念を説明する。セットリストの一部を固定して公演を重ねるごとにアレンジや演奏の練度を高めていくという、今回のツアーならではのアプローチについて語った。

中盤のブロックでは、既存曲の大胆なアレンジが観客を驚かせた。「リリリピート」に続いて演奏された「真っ赤なCAR」は、原曲のシンセサウンド主体のディスコ調から一転、重厚な音像によるロックテイストなアレンジに。「ナイトステップ」ではリフを中心に構成し音数を減らすことで、リズムの“前ノリ”と“後ノリ”を巧みに操るバンドのアンサンブルを強調した。 また、今年7月に配信リリースされた最新曲「悪魔」では、複雑なリズムの手拍子を観客が軽快にこなす場面も見られ、フロアは一体感に包まれた。その後彼らは、代表曲「オドループ」のアウトロからシームレスに「Happiness」へとつなぎ、高橋のドラムソロを経て「イマジネーション」を投下。会場の熱気を最高潮まで高めて前半を終えた。

MCで健司が「正直フレデリック、めちゃくちゃ仕上がってます」と手応えを口にすると、康司は「あなたさまたちも仕上がってる」と呼応。彼は、フロアが楽曲ごとの緩急を受け止めて楽しんでいる様子に触れ、「今まで作ってきた曲もよかったと思える。ここに立ててうれしいです」と感慨深げに語った。その後、「CYAN」でライブ後半がスタートした。「飄々とエモーション」で健司と観客が交互にメロディを歌い交わしたのち、彼らは「煌舟」「銀河の果てに連れ去って!」「KITAKU BEATS」とアッパーチューンを連発。「ジャンキー」まで一気に駆け抜け、本編を終了した。

アンコールは、日替わり楽曲として披露された「FEB」から。MCで健司は、自身と康司の誕生月である2月(February)を冠した同曲に関連し、周囲の支えに対する感謝と、ファンとの信頼関係について言及。「横並びで前に進んでいける関係」「途中で休んだりしてもいい、俺らは先に行っておくと言える関係」と独自の表現でファンへの思いを伝えた。 ラストナンバーは「名悪役」。健司の「これからも俺らは間違いなく進化していきます。その進化を支えてくれているのはあなたですから。今日あなたがここにいてくれたことに感謝させてください。ありがとうございます。これからもよろしく!」という宣言とともに、ツアーを通じて練り上げられた演奏を響かせ、東京公演を締めくくった。

セットリスト

「FREDERHYTHM TOUR 2025 -飽くまで創造-」2025年11月22日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. シンセンス
02. スパークルダンサー
03. 逃避行
04. リリリピート
05. 真っ赤なCAR
06. ナイトステップ
07. 悪魔
08. オドループ
09. Happiness
10. イマジネーション
11. CYAN
12. 飄々とエモーション
13. 煌舟
14. 銀河の果てに連れ去って!
15. KITAKU BEATS
16. ジャンキー
<アンコール>
17. FEB
18. 名悪役

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