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CLAN QUEEN×THE ORAL CIGARETTESの念願対バンが実現、憧れの存在と繰り広げた真っ向勝負

CLAN QUEEN
6か月前2025年12月06日 3:06

CLAN QUEENによるツーマンライブ「MIRAGRAM」が11月29日に神奈川・KT Zepp YOKOHAMA、12月5日に大阪・ゴリラホールにて行われた。この記事ではTHE ORAL CIGARETTESを迎えて開催された横浜公演の模様をレポートする。

リスペクトに歌と気持ちで応えたオーラル

タイトルの「MIRAGRAM」は“Mirror”(鏡)と“~gram”(記録)を組み合わせた造語で、最新アルバム「NEBULA」で描かれたテーマ“自己との対話”をもとに「鏡=対バン相手との対話記録」という意味を込めて名付けられた。横浜公演のゲストであるオーラル、大阪公演のゲストであるyamaはいずれもCLAN QUEENが敬愛するアーティスト。MCでメンバーたちは憧れの存在への思いを語りつつ、熱いパフォーマンスを繰り広げた。

最初にステージに立ったオーラルは、満員のオーディエンスからすさまじい大歓声を浴びる。山中拓也(Vo, G)は「みんな仲ようやってな、今日」とカルチャーの異なる2組のファンに呼びかけ「あいつらの夢に応えたいなと思います」と、この夜に対する意気込みを明かした。ライブは「Dream In Drive」で幕を開け、高揚感に満ちたメロディラインに乗せてオーディエンスの腕が心地よさそうに上がる。山中が「やれるヤツはどんどん来い!」と叫んで始まった「Mr.ファントム」そして「カンタンナコト」から会場の空気は熱を帯びていく。2組のファンが一体となってジャンプやヘドバンを繰り広げ、フロアの温度を急上昇させた。

山中はオーラルを初めて観るCLAN QUEENのファンに向けて「全然怖くないですから。このシーンの中では優しい部類の兄ちゃんですから(笑)」と話しかけて和ませつつ、CLAN QUEENと初めて出会った頃を振り返る。「出会ったときからものすごいファンムーブをかましてきた(笑)。(2019年開催の)『Kisses and Kills Tour』にも来てくれてたらしくて。そういう話はこのあとゆっくりしてくれるだろうから、僕たちは歌と気持ちで応えていきます」という言葉に続いては、アルバム「Kisses and Kills」の収録曲を連投。さわやかなアンサンブルと壮大なコーラスワークが印象的な「What you want」、一転して赤いライティングの下でダークな世界観を叩きつける「PSYCHOPATH」と、当時を思い起こさせるような粋な選曲でオーディエンスを喜ばせた。

かわいい弟のAOiを救ってくれてありがとう

後半のMCでは、山中がCLAN QUEENのAOi(G)と出会ったのは2020年にスタートした「ボイステラス6」プロジェクトだったと語る。当時、躍進していく同年代のアーティストに対して悔しさや焦りを明かしていたというAOiを、山中は「それがここまで来たのはすごいこと」と褒め称え、「メンバーやファンのみんなが支えてくれたから。かわいい弟のAOiを救ってくれてありがとうございます」と感謝を述べた。リスペクトされる立場になったことに山中は「誰かの夢を叶えられる中堅になってきたのかな?」と照れ笑いを浮かべつつ「でも気持ちはゴリゴリの若手。潰して帰ろうと思います!」と、後半のさらなる盛り上げを誓った。

その言葉通り、オーラルは「狂乱 Hey Kids!!」「BLACK MEMORY」などキラーチューンを連投し、場内にモッシュとダイブの嵐を巻き起こす。山中は「憧れに勝つために、あなたにしか出せないスタイルを見つけてください。愚痴を言わずに行動を起こしているヤツが絶対に勝つから」と、オーディエンスやCLAN QUEENに対する熱いメッセージをぶつけ、ラストナンバー「5150」へとつなげる。彼らの思いを受け取った証に、フロアからは大合唱が沸き起こった。

CLAN QUEENが放つ情熱「自分を信じて願いを叶えて」

続くCLAN QUEENのライブはタイトルの「MIRAGRAM」にちなみ、鏡に向かい合った主人公があるべき自分の姿を探していく映像とともに展開された。yowa(Vo)、AOi、マイ(B)とサポートメンバーのゆーまお(Dr / ヒトリエ)がステージに登場したあと、ライブは「自白」そして「SPEED」からスタート。yowaの高らかなボーカルが観客をアジテートするように響き渡り、それに応えてフロアからもキレのあるハンドクラップが鳴り響いた。AOiはオーラルとの対バンが実現したことの喜びを「泣いちゃいましたね、さっき(笑)」と語る。「MIRAGRAM」に込めた思いを、「僕らの来歴を神のように見てきた存在と対バンして、自分たちの現在地を知りたい」と話したAOiは「神社でお祈りするとき奥には鏡が飾ってあって、自分に対して祈っているんですよね。そういう意味を込めて、皆さんが自分を信じて願いを叶えてほしい」と、夢を叶えた立場からオーディエンスに熱っぽく語りかけた。

「そんな願いを込めて」というAOiの言葉に続いては「ORDER」を披露し、さらに「Bad End」「天使と悪魔」といったナンバーで場内の空気を哀切なものに変えたCLAN QUEEN。yowaの浮遊感に満ちたボーカルに、オーディエンスはじっくりと耳を傾ける。その後は「求世主」「踊楽園」と人気曲を立て続けにドロップ。AOiの迫力あるラップ、マイのダイナミックなベースプレイが観客のテンションを再び引き上げていった。

オーラルは生き様がカッコいいアーティスト

中盤のMCでAOiは、現在の彼のパフォーマンススタイルである低音でのラップは山中からの助言がきっかけで始めたことを明かし、双方のファンを驚かせた。「僕らにとってオーラルは大きなきっかけです。マイともオーラルが縁でつながりまして……」というAOiの言葉に続き、もともとオーラルのファン同士として仲よくなったというマイも自らのオーラル愛を熱弁。過去のライブ映像にも映り込んでいるというエピソードを告白しつつ「オーラルは初めて『生き様がカッコいい』と思ったアーティストで。ネガティブだった高校生の頃、味方でいてくれたのはオーラルの曲と拓也さんのMCでした。私も私らしいカッコよさを見つけたいと思ったし、今バンドと映像監督の両方を続けているのは『それが私のカッコよさだ』と思ってるからです。だから、今日ぐらいは自分を褒めてあげたいです」と万感の思いを語るマイに、フロアからは共感の拍手が起こった。

ここでAOiが、山中のMCを引用し「憧れに勝ちに来たんで」と告げて「自白」の1フレーズを歌い始めるが、そのままオーラルの「カンタンナコト」がマッシュアップされていく展開にフロアは騒然。CLAN QUEENの楽曲「ゲルニカ」のフレーズも取り入れた、作り込まれたサウンドの中に遊び心を感じさせるパフォーマンスで、オーディエンスを興奮状態に陥れた。その後も「APPLE」「ゲルニカ」など、代表曲を惜しみなく披露していったCLAN QUEEN。最後は「チェックメイト」で観客の大合唱を浴び、念願のツーマンを締めくくった。

メンバーが去ったあとのステージでは2026年春に全国ワンマンツアーを行うこと、公式ファンクラブがオープンすることを発表したCLAN QUEEN。憧れの存在との対バンを経て、さらなる躍進を感じさせるアナウンスで夢の一夜の幕を閉じた。

セットリスト

「CLAN QUEEN 2MAN LIVE "MIRAGRAM"」2025年11月29日 KT Zepp YOKOHAMA

THE ORAL CIGARETTES

01. Dream In Drive
02. Mr.ファントム
03. カンタンナコト
04. What you want
05. PSYCHOPATH
06. BUG
07. 狂乱 Hey Kids!!
08. DUNK feat. Masato(coldrain)
09. BLACK MEMORY
10. 5150

CLAN QUEEN

01. 自白
02. SPEED
03. MONOPOLY
04. ORDER
05. Bad End
06. 天使と悪魔
07. 求世主
08. 踊楽園
09. カンタンナコト(Mash up Cover)
10. APPLE
11. プルートー
12. ゲルニカ
13. PSIREN
14. チェックメイト

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