青山陽一が徳間ジャパン時代にリリースした4枚のアルバム「So Far, So Close」「EQ」「Bugcity」「jaw」が12月24日に各サブスクリプションサービスで配信される 。
1990年から始まった青山のソロキャリアの中で5作目から8作目にあたるこの4作。いずれもCDでの入手は困難だが、このたびそれぞれの時期にシングルとして発売されたアルバム未収録曲も追加したスペシャルエディション版として配信される。
1999年発表の「So Far, So Close -Special Edition-」は青山がそれまで作品を出していたメトロトロンレコーズから徳間ジャパンに移籍し、通算5作目にしてメジャー第1弾として発表したアルバム。青山とムーンライダーズの鈴木博文による共同プロデュース曲「最後はヌード」のアルバムバージョンなどが収録されている。スペシャルエディション版には「最後はヌード」のシングルバージョンと、EPのみに収められた「Blue Moon Sailin’」「Superskeleton」も収録。伊藤隆博(Key, Trombone)、石坪信也(Dr)、青木孝明(B)、田村玄一(Steel, G)、川口義之(Sax)というレギュラーバンドのThe BM’sに、ゲストとしてムーンライダーズの武川雅寛もトランペットで参加している。
2000年発表の「EQ -Special Edition-」は前作同様の体制で録音された通算6作目のアルバム。1997年発表の前々作「Ah」以来エンジニアとして関わってきた元カーネーションの鳥羽修が青山との共同プロデュースを担当した。「電波組曲」にはヒックスヴィルの真城めぐみ、「Good Aliens」にはSAKANAのPocopenがゲストシンガーとして参加。スペシャルエディション版にはアルバム未収録の楽曲「Friday Rider」、ライブトラックの「発覚」「Bloody Apple Song」が収録される。
2001年発表の「Bugcity -Special Edition-」は河口湖スタジオでの3日間の合宿によるベーシック録音を敢行した通算7作目のアルバム。プロデュースは青山と鳥羽が担当した。ゲストシンガーとして当時キリンジの堀込泰行が「4D Raven」に参加。先行シングル「難破船のセイラー」に収められた「満員電車のモラル」「空中遊泳ベイビー」もボーナストラックとして追加収録される。
2002年発表の「jaw -Special Edition-」は青山の演奏、プログラミングによる1人多重録音にカーネーション在籍中だった矢部浩志のドラムを加えて完成した通算8作目のアルバム。プロデュースは青山と鳥羽が行った。当時ボーナストラックとして収録されたはっぴいえんどの「花いちもんめ」のカバーは今回未収録だが、アルバム未収録曲「Swinging Planet」とSAKANAの「Locomotion」のカバーがボーナストラックとして収められる。


