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Snow Manが時代を巡る音の旅、「ON」ツアー東京ドーム公演スタート

ムービングステージで手をつなぐSnow Man。
17分前2025年12月23日 19:02

Snow Manが5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」の東京・東京ドーム初日公演を昨日12月23日に開催した。

1年ぶり2度目の5大ドームツアー

Snow Manが5大ドームツアーを行うのは昨年11~12月開催の「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」以来1年ぶり2度目。今回はデビュー5周年を迎えたSnow Manが5thアルバム「音故知新」を携え、北海道・大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)、福岡・みずほPayPayドーム福岡、東京・東京ドーム、愛知・バンテリンドーム ナゴヤ、大阪・京セラドーム大阪を舞台に全17公演に臨む。本ツアーの動員数はグループ史上最多の計78万人が見込まれている。

「音故知新」は「もしSnow Manが歌ったら…」というテーマのもと、彼らがさまざまな時代の音楽やカルチャーに触れながら、多種多様な楽曲に挑戦したアルバム。そんな作品から1文字を取った音を意味する「ON」ツアーは最新アルバムの収録曲はもちろん、ライブ定番の人気曲などを届ける。この記事では12月23日公演の模様をレポートする。なお以降の本文には公演内容の一部ネタバレが含まれるので、これから参加する人はご注意を。

ムービングステージ、バルーン、羽……豪華演出

ライブは1960、1980、2000、2020年代、さらに未来を予感させる“20XX年代”のブロックに分かれ、多彩な演出が取り入れられた。Snow Manの着用する衣装6パターンはラウールがプロデュースしたものだ。

さまざまな時代を象徴するロックスターやアイドルに扮したメンバーが登場するオープニング映像が流れたあと、岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介の9人が姿を現すと、東京ドームは瞬く間に5万5000人の歓声に包まれた。

高さ最大10m、幅18mのムービングステージに立ったSnow Manは、ファンへの愛と感謝の思いを込めた壮大なナンバー「TRUE LOVE」を笑顔で歌唱。曲に合わせて観客の持つカラフルなペンライトが揺れ、ドームがたちまち幸福感に包まれる。「Miss Brand-New Friday Night」に移るとムービングステージが縦半分に割れて上下2段に。その上からメンバーの甘やかな歌声と軽快なダンスが披露された。「Ready Go Round」では高さ20mのクレーンが、「イチバンボシ」ではアリーナ中央エリアにリフターがそれぞれ登場し、9人が客席をじっくり見渡しながら、温かな声を重ねる。幻想的な光景が広がったのは「愛のせいで」で、45個のバルーンや無数の羽が舞う中、9人はまっすぐな歌声を届け、深い感動をもたらした。

タップダンスにポールダンス

Snow Manの真骨頂と言えば、幅広い表現力を生かしたダンスパフォーマンス。全員がサングラスを着けたのを合図に、SNS総再生数10億回を超える「カリスマックス」へ突入する。レーザー光がドームを駆け巡る中、息の合ったパラパラ風ダンスで会場はヒートアップ。「BOOST」でも熱気は上昇し、ファイヤーボールを用いた迫力満点の演出で、挑発的なダンスが繰り広げられた。「Dangerholic」ではメンバーがポールダンスに初挑戦。スリリングなパフォーマンスに、場内からは何度も歓声が上がる。また「悪戯な天使」は軽やかなタップダンスでスタートし、岩本が振付を担当したダンスでセクシーな魅力が放たれた。

ユニット曲に光る個性

「音故知新」で大きな目玉となったのが3種類のユニット曲。阿部と目黒は「ART」で吐息混じりのボーカルを聞かせ、危険な恋愛模様を描き出す。岩本と深澤のデュエットソング「Symmetry」では切ないハーモニーが場内を満たしてはかなげなムードに。デニムジャケットにホットパンツ、ローラースケートで昭和アイドルに変身したラウール、渡辺、向井は「サンシャインドリーマー」を“真剣にふざける”をモットーにパフォーマンス。そしてヒーロー風の衣装でキメた宮舘と佐久間は、地球温暖化をテーマにした「地球してるぜ」で地球への大いなる愛を表現した。

改めて好きだな、この人生でよかったな

MCはメンバーのテンポのいい掛け合いで笑いの絶えない時間に。岩本が「メンズー!」と男性ファンを煽ると、力強い声が場内に轟く。その反応に、岩本は「このあと飲みに行こうか」とうれしそうな様子を見せた。一転して、阿部が「“第3勢力”ちびっ子たち! ちっちゃい子ー!」と叫べば、客席にあどけない声が響いてピースフルな雰囲気となった。そして、美容雑誌「美的」が選ぶ「美的ベストビューティマン」に選ばれ、殿堂入りしたばかりの渡辺をメンバーが祝福。その流れで、ユニット曲「サンシャインドリーマー」では渡辺がホットパンツの中の下着が見えないようTバックを履いていることを明かしたあと、「品のある話をしましょうよ」とトークの軌道修正を試みた。その後も、メンバーの和気あいあいとしたトークはしばらく続いた。

ライブ終盤にはMC担当の深澤が「改めて好きだなと感じました。もちろんライブもそうですし、応援してくださってる皆さんもそうですし、一番はメンバーですかね。このアイドル人生で改めてよかったなと思いました」とあふれ出す思いを伝える。ラストに岩本が「また必ず会って最高を更新しよう」とファンにメッセージを送り、メンバーは満点の笑顔で手を振ってステージを去った。「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」は1月18日の大阪・京セラドーム大阪公演でファイナルを迎える。

なお12月31日19:00から20:30まではSnow ManのYouTube公式チャンネルで「Snow Man Special Live みんなと楽しむ大晦日!2025 ~リクエスト♡大作戦?!~」と題した生配信が行われる。

公演情報

Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON(※終了分は割愛)

2025年12月24日(水)東京都 東京ドーム
2025年12月25日(木)東京都 東京ドーム
2025年12月26日(金)東京都 東京ドーム
2026年1月4日(日)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
2026年1月5日(月)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
2026年1月6日(火)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
2026年1月7日(水)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
2026年1月15日(木)大阪府 京セラドーム大阪
2026年1月16日(金)大阪府 京セラドーム大阪
2026年1月17日(土)大阪府 京セラドーム大阪
2026年1月18日(日)大阪府 京セラドーム大阪

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