2025年も残すところわずか。音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに今年印象的だった3つのトピックを紹介してもらう年末恒例企画「今年のTOP3」を実施。今回は、今年5人体制の新たなスタートを切ったGalileo Galileiの尾崎雄貴(Vo, G)に2025年を振り返ってもらった。
第1位:Porter Robinsonのワールドツアーに参加
Porter Robinson「SMILE! :D World Tour」日本公演にスペシャルゲストとして呼んでもらえたことは、この先も忘れることのない最高の出来事でした。僕たちの音楽を心から愛してくれるポーターくんが、Galileo Galileiを語りながら泣いてくれた姿に何度も心を動かされました。2人で歌った「青い栞」も一生忘れません。またいつか共演したいです。We love you, Porter!!
第2位:山中さわおさんとの競演
同列1位の出来事がもう1つあります。僕は10代の頃からthe pillowsに強い影響を受けてきましたが、ずっと憧れてきた山中さわおさんと競演できたことは、今年最後で最大の出来事でした。心臓がはち切れそうな緊張も久しぶりで、初対面の瞬間からライブ、その後の時間まで、すべてが夢のようでした。山中さわおさんにバンと撃ち抜かれました。信仰心と愛は増すばかりです!
第3位:Galileo GalileiにDAIKIが正式加入
2022年10月11日に再始動したGalileo Galileiですが、今年の10月11日に、約12年間サポートメンバーとして活躍してくれていたDAIKIくんが正式メンバーになりました。4匹のくじらから5匹のくじらへ! 加入が良い起爆剤になって、来年はもっと楽しいことが待っている気がしています。まだ誰にも言っていないタイミングでナタリーさんに取材してもらえたことも良い思い出です。早く5人で新しい作品が作りたい!!
2025年を振り返って
3月の東京ガーデンシアター公演「あおにもどる」を皮切りに、アルバム「BLUE」、「アオのハコ展」に書き下ろした「とりあえず今は」、日本ハムファイターズ応援ソング「青陽潮」、そして「青のオーケストラ Season2」のOP「アマデウス」など、2025年は“あお”に導かれるような特別で充実した1年でした。満員の東京ガーデンシアターの光景や、各会場で光るすずめちゃんペンライトの美しい景色は、今でも強く心に残っています。大阪・関西万博でライブができ、落合陽一さんとコラボレーションできたことも含め、ここに書ききれないほど濃く、忘れられない1年になりました。来年はもっともっと外向きなGalileo Galileiになるぞ!という気持ちでいます。僕たち自身も来年どんな景色が待っているのか楽しみです。あおの次へ!
プロフィール
尾崎雄貴(オザキユウキ)
1991年5月27日生まれ、北海道稚内市出身。Galileo Galilei、BBHFのボーカル&ギター。warbear名義でソロプロジェクトも展開している。Galileo Galileiは2008年の「閃光ライオット」でグランプリを獲得し、2010年にミニアルバム「ハマナスの花」でメジャーデビュー。2016年、東京・日本武道館でのライブをもって活動に終止符を打つが、2022年10月11日に新体制での活動再開を発表した。2025年10月11日にはDAIKI(G / BBHF)が正式加入し、5人体制で新たなスタートを切った。


