AqbiRecに所属するFinger Runs、BELLRING少女ハート、FOKALITEの3組と、中国のアイドルグループ・透明教室与平行女孩(透明教室とパラレルガール)による合同シングル「あくびフェチ。」が、12月31日に配信リリースされる。
透明教室与平行女孩は、かつてAqbiRecの制作現場に関わっていた中国出身のスタッフ・赵北辰、通称きたしんが帰国後プロデュースを始めたグループ。合同シングルのリリースは、そのつながりを背景に実現した。
「あくびフェチ。」は「なかなか会えない相手を身近に感じる」という感覚をテーマにした楽曲。恋愛に限らない多様な距離感が描写されており、ラブソングにも友情を歌った楽曲にも解釈することができる。なお、楽曲は日本語バージョンと中国語バージョンが制作された。
田中紘治(AqbiRec代表)コメント
この楽曲は、コロナ禍が始まった頃に作家の福井シンリと制作したものです。当時は、今後まともにライブができるのかも不透明で、メンバーとファンをどうつなぐかを考える日々でした。歌詞には “すぐに会えないかもしれないけど、会える日を楽しみに生きるのも悪くないね” というメッセージを込めています。ただ、スタッフもそれぞれ大変な状況にあり、自分だけ先走っているように感じて、一度お蔵入りにしていました。
来年2月にFinger Runsが活動を終える前に、FOKALITEやBELLRING少女ハートと一緒に、AqbiRecのテーマソングとして形にしておきたいと考え、今回のリリースになりました。制作にあたってサウンドは少しブラッシュアップしています。歌詞は、コロナ禍の非日常的な“ハイ”な感覚が残っていて、今読むと少し違和感もありますが、あの時代性を整えすぎるのも野暮だと思い、あえてそのままにしています。
あと、特に深い理由はないんですけど、中国で活躍している”きたしん”は元気かなぁと思って声をかけました。彼女が手掛ける透明教室与平行女孩の皆さんが、この企画に快く参加してくれて嬉しく思います。いつか、元気にお会いしましょう!


