今月下旬に報じられた、BE:FIRSTらが所属するBMSGの代表取締役CEOを務めるSKY-HIこと日髙光啓による未成年女性との深夜面会の報道を受け、BMSGが今後の経営体制、および活動方針を発表した。
オフィシャルサイトを通じた発表によると、同社は報道時に指摘された東京都青少年健全育成条例の違反を含め、日髙による違法行為の有無について複数の専門家の指示のもと内部調査を実施。関係者へのヒアリングや情報開示を経て慎重に調査した結果、「違法行為に該当する事実は確認されなかった旨の報告を受けております」とコメントした。
同社経営陣と日髙は、今回の騒動が多大な迷惑と心配をかけた責任を厳粛に受け止め、信頼回復に向けて「経営体制の抜本的な見直しとガバナンスの強化」「代表者を含む全役職員への客観的監査機能の導入」「コンプライアンス意識の再徹底と内部統制の構築」「経営体制の再構築」という4つの指針を発表。具体的には、代表を含む全役職員を対象とした外部有識者によるコンプライアンス監視体制の導入や、専任部署の設置による内部統制の構築を進める。「経営体制の再構築」については、数カ月以内を目途に詳細が公表される予定となっている。
日髙本人のアーティスト活動については、体制構築と再発防止に専念すること、そして、「代表である本人が表舞台に立つことで、所属アーティストの活動に不必要な懸念や支障を及ぼすことは避けるべきである」との判断に基づき、12月27日の「COUNTDOWN JAPAN 25/26」へのライブ出演、および12月29日の日本テレビ系列「発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2025~」への出演が取りやめとなる。なお発表以前に収録を終えているコンテンツについては一部を除き予定通り公開される。その他の活動については、関係各所と協議のうえ、「現在の責任を果たすべく、継続させていただきます」とした。
日髙は今回の件に関し、「プロジェクトを形にしたいという一心で、自分なりに尽力してまいりました。しかし、個人の時間感覚やコミュニケーションの在り方が、客観的に見て社会的に非常識であり、結果としてこのような騒動を招いてしまったことを深く反省しております」と深く反省の意を表明。「一部の憶測にあるような法令違反や条例違反は調査報告のとおり誓ってございません」と東京都青少年健全育成条例などへの抵触は断固否認しつつ、自身の認識の甘さが騒動を招いたとし、「世間との感覚のズレを是正し、信頼に足る自分であるために、今後はガバナンスの強化と自身の姿勢の見直しに専念いたします」とつづっている。


