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吉田山田、新機軸ライブ「吉田山田シアター」で魅せた音と映像の合作

吉田山田「吉田山田シアター2026」の様子。(撮影:白石達也)
9分前2026年01月13日 9:02

吉田山田が1月10、11日に東京・飛行船シアターにてワンマンライブ「吉田山田シアター2026」を開催した。2日間行われたライブのうち、本稿では初日公演の模様をレポートする。

「吉田山田シアター」は、今後吉田山田が定期的に開催することを告知している新たなライブシリーズ。音楽と映像をかけ合わせたライブを展開する予定で、ライブ中に投影される映像は吉田山田の2人がメンバーとして参加している制作チーム・ヨナモユが手がけている。

鳥人間の夢を叶えた山田

ライブのオープニングムービーは夜の遊園地を彷彿とさせるもので、まるで洋画の予告編のようなスケール感あふれる映像が映し出される。それに続くように始まった楽曲は「Monster」。吉田山田の楽曲の中では珍しく、ストリングスを用いたシンフォニックなサウンドで彩られた「Monster」からシームレスに未発表の新曲「けむり」へとつながる。この2曲では普段ギターを手にしてパフォーマンスする吉田結威(G, Vo)がギターを持たずに歌に専念。アコースティックデュオというイメージを覆すサウンドと映像で、吉田山田としての表現の幅広さを見せつけた。

3曲目「鳥人間になりたい」では山田義孝(Vo)が羽の付いた衣装を身に纏って登場。かねてから「空を飛びたい」と夢見ていた山田の願望が歌われるこの曲では、スクリーンの中で山田が右へ左へ飛び回る映像が映し出された。擬似的に空を飛ぶ夢を叶えた彼は「最高のスタートが切れた」と満足げな表情を浮かべる。さらに2人は「吉田山田シアター」というライブについて「これまでたくさんいろんなライブをやってきましたが、こうやって新たなライブを発足したのは『吉田山田祭り』以来のこと」と感慨深そうに語る。「いつものライブと少し違って、映像をご覧いただきながらのライブになる」と説明した吉田はゆっくり映像を楽しんでもらうために着席を促し、次の曲「もやし」の演奏へとつなげた。

音と映像で四季を表現

ライブ中盤には楽曲と映像で四季を表現するコーナーも。初日公演では桜並木の映像をバックに「春色バスと初恋ベンチ」、屋台が並ぶ夏祭りの風景の中で「夏のペダル」、中秋の名月を思わせる大きな満月のもとで「グレープフルーツ」、雪が舞う冬景色の中で「メリーゴーランド」が披露され、四季折々のビジョンと音楽が届けられた。

「メリーゴーランド」のしっとりした雰囲気から一転、吉田のエレキギターが際立つ「才能開花前夜」の演奏がスタート。ここまで着席していたオーディエンスが多かったが、この曲では楽曲の熱に浮かされて立ち上がり、体を揺らしてライブを楽しむオーディエンスの姿もあった。「焼き魚」「おとぎ話」の2曲では、YouTubeで公開されているミュージックビデオを飛行船シアター用に再編集したアニメーションが上映され、絵本の中に入り込んだかのような映像演出で特別なライブ空間が構築された。

もしも吉田と山田が出会っていなかったら

ここまで3Dやアニメーションによる映像中心の演出が続いていたが、ライブ終盤に披露された「もしもの話」では初披露となる実写映像が上映された。映像には、楽曲の歌詞「もしも性格が違ってたら」を表すかのように現実とは異なる身なりの吉田と山田がキャストとして登場し、“2人が他人のまますれ違う“というストーリーが展開される。オーディエンスは楽曲を聴きながら“吉田山田ではない吉田と山田の映像”を食い入るように見つめていた。

この日初披露された「花瓶」は、家族をテーマに作られた新曲。色とりどりの花が1つの花瓶に挿されることを家族に見立てたミディアムテンポのナンバーだ。ここから「日々」の演奏へとつなぎ、吉田山田の真骨頂である人と人が触れ合う温かみを歌う楽曲でオーディエンスの心をつかんだ。

最後のMCで山田は「できるだけ完璧な状態でお届けしたいという思いがあって、本番前にすごくソワソワしてしまった」とはにかむ。楽屋に設置されたモニタで入場の様子を見ていたという彼は「みんなの背中を見てたらなんだかうれしくなっちゃって。一緒にライブを楽しむ気持ちのほうが強くなった」と、ライブ前の心境について口にした。

「未来のライブにバトンをつなげる1日になったらいいな。想像ばかりが膨らんで、やりたいことばかりあります。だから今日みたいな日がある」と、吉田山田として挑戦し続けることを示唆した山田は、最後の曲として「午前0時」を歌い始める。この曲ではあえて映像を映し出さず、ギターを弾く吉田と歌う山田にオーディエンスの視線が集中。注がれる数々の視線に応えるように、山田は会場中を見渡しながら力強い歌声で「がんばれ」の声援を届けた。ライブの最後に2人が夜の街を歩くエンディングムービーが映し出され、この日のライブは終了。すべての曲目を終えて客電が点くと、万雷の拍手が巻き起こった。

セットリスト

吉田山田「吉田山田シアター2026」2026年1月10日 飛行船シアター

01. Monster
02. けむり
03. 鳥人間になりたい
04. もやし
05. Color
06. 春色バスと初恋ベンチ
07. 夏のペダル
08. グレープフルーツ
09. メリーゴーランド
10. 才能開花前夜
11. 焼き魚
12. おとぎ話
13. もしもの話
14. 花瓶
15. 日々
16. 午前0時

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