「このパフォーマンスがすごい!」は、ダンスのプロフェッショナルがその年に感動したダンス作品を挙げてもらう企画。今回は三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーで、俳優やソロアーティストとしても活躍する岩田剛典、前回(「このパフォーマンスがすごい!2024」)に引き続き参加となる、“KAWAII”を生み出す振付師の槙田紗子、そして前回の「このパフォーマンスがすごい!」でHAYATO(ONE N' ONLY)が挙げたaespaの「Armageddon」のコレオグラフを手がける振付師 / ダンサーのRENANに、2025年に発表されたダンスパフォーマンスの中から印象的だったものを3つずつ挙げてもらい、注目すべきポイントや心を動かされた理由などを語ってもらった。
構成 / 清本千尋
岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)
メディアを通じてとても耳にしました。2025年グループで一番印象が残っています。
SNSでよく流れてきました。コンセプト色が強い楽曲と振付でインパクトがありました。
SNSでよく流れてきました。クリアな振付で、リラックスした雰囲気とスワッグ感のバランスが好きです。
岩田剛典
2010年に三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーとしてデビュー。2021年にはソロアーティストとして歌手デビューを果たし、グループのパフォーマー、ソロアーティスト、俳優とマルチに活躍している。2025年にはMnetによる日韓合同オーディション番組「Unpretty Rapstar : HIP POP Princess」にメインプロデューサーとして参加した。2026年は、昨年より続く自身初となるアジアツアー「Takanori Iwata ASIA TOUR 2025-2026 "SPACE COWBOY"」を実施中。日本公演は大阪、三重で計4公演、アジアではバンコク、ソウルの2公演と3月14日まで続く。
槙田紗子
「No」と言われた経験からオーディションに挑戦した彼女たちが、「No」を突きつけてきた人たちへのアンサーかの如く、強気の歌詞のRAPを畳みかけ、ハイレベルなヒップホップを自分たちのものにする姿に拍手しか出来ません…人は努力と環境で1年でここまで変われるものかと見せつけられました。シンプルに大好きです!!
大バズりした「盛れ!ミ・アモーレ」の両A面曲。盛れミももちろん大好きですが!みなさんこの曲も聴いてください!!の気持ちで推薦させて頂きました。年齢とか歴の長さとか関係なくこの曲を歌えるのがJuice=Juiceなんです。個人的に歌詞にハロプロイズムを感じて大好きです。
メロディラインがJ-POPの名曲すぎて、後世に語り継がれるべきアイドルソングだと思っています。振付師目線でいうと振付とフォーメーションが難しすぎて、何時間で振り入れしてこの完成度まで持っていったのかめちゃくちゃ気になります。本当にすごいです! ももきゅんの低めの歌声もたまりません。
槙田紗子
2009年にアイドルグループ・PASSPO☆のメンバーとしてデビュー。2015年に卒業して以降は振付師として活躍しており、近年手がけたFRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」や超ときめき♡宣伝部「最上級にかわいいの!」、Travis Japan「バーニング・ラヴ」、=LOVE「とくべチュ、して」といった楽曲の振付がTikTokを中心に大きな話題となった。
RENAN
私も振付に参加させていただいた作品なのですが、まず楽曲自体がとても自分好みで、振付も自然とスムーズに生まれた作品でした。原宿スタイルを取り入れた振付と構成を、個性あふれるパフォーマンスとして表現できたと思います。
XLOVは韓国でも最近とても注目を集めているグループで、メンバー全員の息の合ったダンスはもちろん、ラストの“人形ダンス”は韓国でも話題になったポイントなので、ぜひ注目してほしいです。
みなさんお馴染みのパフォーマンスだと思いますが、初めて見た瞬間、思わず「わあ……」と声が出てしまったほど印象的でした。大人数でのスケール感ある構成にも圧倒されましたし、何よりJennieさんにしか出せない、ダンスだけでは語れない独特の雰囲気と存在感に強く惹きつけられました。ぜひチェックしてほしいパフォーマンスです。
実はこの作品も、私が振付に参加させていただきました。今年、韓国最大のアワードであるMAMAにて「BEST Choreography賞」を受賞した瞬間は、昔から見てきたMAMAという舞台で、パフォーマンスとして高く評価されたことがまるで夢のように感じられました。
振付の際には、アーティストとダンサーが分離したものではなく、同じステージで一体となるパフォーマンスを作りたいという思いで、毎日本当に悩み、考え続けていたのを覚えています。実は“スーパー・ジゼル・タイム”の振付は名古屋で生まれたものなんです。名古屋で構成を考えていたとき、ただ左右にダンサーが分かれるのではなく、「顔が花のように見えたら不思議で面白いのではないか」という発想からこの構成が誕生しました。
aespaの「Armageddon」も私が振付を担当した楽曲で、ほかの曲とは異なり、こちらは私が1人ですべての振付を考えています。aespaのタイトル曲において、1人の振付師の振付がすべて採用されたのは、おそらく初めてであり、また非常に貴重な経験だったと感じています。韓国では2~3名の振付師による振付を組み合わせることが多い中、今回はすべて使用していただき、本当に嬉しく、今でも強く印象に残っています。“wowポイント”を特に意識して制作した振付で、約10秒ごとに不思議さや新鮮さを感じていただけるような構成・振付を目指しました。「目で見る音楽」を表現したいという思いで作り上げたパフォーマンスです! こちらもぜひあわせてチェックしてみてください。
RENAN
ダンサー、振付師。高校卒業後に単身で韓国に渡り、ダンスパフォーマンスを学ぶ。aespa「Armageddon」「Dirty Work」「Whiplash」、ILLIT「Magnetic」、NAYEON「MEEEEEE!」、G-DRAGON「TOO BAD」などの振付に参加。K-POPでヒットする振付を手がけるキーパーソンとして注目されている。


