LDH JAPANによる総合エンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の10周年を記念したアニバーサリー企画「HiGH&LOW 10th ANNIVERSARY YEAR」のラインナップ発表会が本日1月27日に東京・SHIBUYA TSUTAYAで開催。シリーズの出演者であるEXILE AKIRA(EXILE、EXILE THE SECOND)、青柳翔(劇団EXILE)、SWAY(DOBERMAN INFINITY)、吉野北人・藤原樹(THE RAMPAGE)と、監督および脚本を手がける平沼紀久が登壇した。
吉野北人は緊張気味「琥珀さんの横にいるのはおこがましい」
「HiGH&LOW」はドラマ、映画、音楽、コミックなど多方面で展開され、劇場公開作品の累計観客動員数は621万人、累計興行収入は89億円を記録した人気シリーズ。本日の会見が行われたSHIBUYA TSUTAYAでは、アニバーサリーイヤーの幕開けを飾る企画としてコラボレーションカフェが展開されている。
2015年にシリーズの第1作となるドラマ「HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.」が放送され、2016年に映画「HiGH&LOW THE MOVIE」が公開されてから10年。アニバーサリーイヤーを迎えた心境を尋ねられたAKIRAは「各世代の作品が展開されてきたので。今日の会場を見ても、新旧……ではないですけど、幅の広さみたいなものをこういう機会に感じますね」と感慨深げに語り、隣に立つ九十九役の青柳を見て「青柳と会うのも10年ぶりぐらいじゃない?(笑)」ととぼけてみせた。青柳は「そんなことはないよ!(笑)」とツッコみつつ「もう10年経ちましたか。あっという間ですね」と驚く。パール役のSWAYは「本当にすごい規模感でやらせてもらったなと。『HiGH&LOW』を見てファンになってくださった方もたくさんいて」と、自らに与えた影響の大きさを振り返った。
「HiGH&LOW THE WORST」シリーズから高城司役で出演している吉野は「いち視聴者として大ファンだったので、すごく不思議な気持ちというか……(AKIRAが演じた)琥珀さんの横にいるのはおこがましくて、はじっこに行きたいぐらいです」と傍らのAKIRAに遠慮がちな視線を送る。するとAKIRAは吉野と藤原に向けて「いやいや、このキラキラの『HiGH&LOW』に太刀打ちできなくてこのメンツを連れてきましたから(笑)」と、初期からの出演者である青柳やSWAYを背後に従えながら笑顔を浮かべた。
氷室零二役の藤原も「10年前はまだTHE RAMPAGEはデビューしてなくて、『HiGH&LOW』が始まるのを三代目(J SOUL BROTHERS)さんのドームツアーで見てました。だから自分もメンバーのみんなも『いつか出たいな』という思いがあったので、こうして参加できて、このメンツの中にいるのがちょっと不思議というか、うれしい気持ちでいっぱいです」と出演を叶えた喜びを語る。平沼は「本当にこの10年、たくさん(脚本を)書いたなという気持ちでいっぱいです。でもこのコラボカフェを見て、たくさんの作品があったしたくさんの方々に出ていただいたことを振り返りながらもまだ書いてるんで……気持ちはあの頃と変わってないです」と、今後控える新作に向けた期待を匂わせた。
AKIRAが明かした「どうしちまったんだんだよ」な撮影秘話
ここからは「HiGH&LOW 10th ANNIVERSARY YEAR」の新コンテンツを発表しつつ、出演者たちがそれに対する期待や過去の秘蔵エピソードを語っていく。2月には東京・ZEROTOKYOにてクラブイベント「ハイローナイト」が開催。SWAYは「前回、楽しみすぎてあばらの骨を折ったので2月が怖いです(笑)」と、2年前の初開催時にDJブースに上がろうとして骨折したという秘話を告白。「今年はケガ、事故のないように気をつけます。あとはLDHの夜となると、きっとクレジットされてない人も遊びに来てくれるんじゃないかと……」と反省しつつ今年の公演への含みを持たせた。
4月には全国5都市で過去作のリバイバル上映が、7月には東京・新宿ピカデリーでオールナイト上映会が行われる。過去の「HiGH&LOW」映画作品について尋ねられた青柳は「アクションで車輪止めを使ってるんですけど、日本で車輪止めを使ったのは俺だけじゃないかなと思って、ちょっと誇りに思ってます」と「HiGH&LOW」の大きな魅力の1つであるアクションシーンをアピール。一方、AKIRAは公開当時のイベントのエピソードとして「なぜか僕だけ男限定の“野郎ナイト”がセッティングされて(笑)。琥珀さんだけの舞台挨拶で、僕が入っていったら『ウォー!』みたいな。でも幅広い層の方々がいらして、それもまた『HiGH&LOW』の魅力だったんじゃないかなと感じました。またやりたいですね」と懐かしそうに振り返った。
そんなAKIRA扮する琥珀について、平沼は「髪が伸びたときに『琥珀だったらこの髪は』って言って、毎朝塩水で洗ってたんですよね。わざわざ『どうしちまったんだよ琥珀さん!』ていう髪にしてから現場に入ってた」というエピソードを明かす。AKIRAは「ちょっと汚いというか埃っぽくしたかったけど、なかなか雰囲気が出なくて。最終的に塩水をかけて演出したんですけど、自分の中でも『どうしちまったんだ』とずっと問いかけてました(笑)」と、おなじみのセリフを引用しつつ舞台裏を説明した。
藤原樹の嘆き節「姫川弦流、復活してくれないですか?」
4月にはバンダイから「HiGH&LOW 10TH ANNIVERSARYウエハース」が発売される。全43種類のカードの裏面に記載されたキャラクター説明は平沼が新たに書き下ろした“最新情報”とのこと。自身が演じた氷室のカードを手にした藤原は「やっぱり『HiGH&LOW』は拳と拳の、男の熱い戦いじゃないですか。でも『タイマンでも集団戦でも迷うことなく武器を使用する』って書いてあって……」と悲しそうにつぶやき、出演者たちを爆笑させる。平沼はあわてて「卑怯な役だから! 『そういう役だけどいい?』って聞いて引き受けてくれたじゃない!」とフォローしていた。
また7月には藤原が姫川弦流役で出演した舞台「HiGH&LOW THE 戦国」の続編となる“外伝”の上演、11月にはライブイベントの開催も決定した。藤原は舞台を「すごく思い入れの深い作品。前回は宝塚(歌劇団)の皆さんと共演させていただいてすごく光栄でしたし、毎日刺激をもらってました」と振り返りつつ「ただ、前回の舞台で弦流は命を落としてしまって……今年(外伝やライブが)あるとのことなんで、紀さんどうにか復活してくれないですか?」と平沼に懇願。「ライブは生きてても死んでても、まだチャンスあります」と平沼になだめられ「まだこの世界観で生きていたい思いが強くて。お願いします」と頼み込む藤原に、AKIRAも「『HiGH&LOW』をやってると『死にたくない』ってなる、次の作品出れなくなっちゃったりするんで。わかりますね、そういうの」と同調していた。
10周年企画はこれだけじゃない「まだまだいっぱい発表が」
9月に行われる「HiGH&LOW」ライブに向けては、AKIRAが「思い返すと『HiGH&LOW』はアニメ、ドラマ、映画、ゲーム、ライブと360°エンタテイメントで展開していて。それを10年前にやっていたのは最先端なことだったなと、ものすごく誇らしいです。今年も新たな形でライブをできれば」と意気込む。吉野は「間違いなく唯一無二のエンタテインメントだと思いますし、以前も本当に大規模な感じでやっていましたし……あと新しいことをするという意味では『海外でもライブをやりたいな』ってちょっと思っちゃいました」と今後の夢を告白。「匂わせじゃなくてふと思いました。どうでしょうか?」と目線を向けられた平沼は「はい、ねえ、やりたいと思います。……なんで全部俺になるのかわかんないけど(笑)、海外でも人気があるのでその可能性はあるんじゃないかと」と苦笑いしつつ、さらなる展開に希望を持たせた。
また「HiGH&LOW」シリーズ初のドキュメンタリーが制作されることも明らかに。平沼は「撮影のすべてにおいてメイキングが回ってまして、まだ世にどこにも出てないものが大量にあるんです。その映像を使いながら出演者やスタッフ、『HiGH&LOW』を好きな方々のことも含めた1本の作品にしたいなと」と内容を語るが、着手した当時の様子を「まずいったん(映像の)物量を見て帰りました(笑)。1日8時間撮ってるものが2カ月分、それが何作品分あるんだ?というのをチェックしなきゃいけない」と明かし、道のりの長さを感じさせる。そして平沼は最後に「まだまだいっぱい発表したいものがあるんですけれども、今日はここまでということで。準備ができ次第発表していくので、そのへんも楽しみに待っていただけたら」と今後さらなる追加発表があることも明かし、会見を締めくくった。


