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「電気グルーヴのオールナイトニッポン」とその時代を振り返る、椎名基樹の極私的な回顧録を発売

椎名基樹「オールナイトロング ―私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代―」帯付き表紙
18分前2026年02月06日 5:05

電気グルーヴがパーソナリティを務めた深夜ラジオ番組「電気グルーヴのオールナイトニッポン」について、番組の放送作家だった椎名基樹がつづった書籍「オールナイトロング ―私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代―」が、2月18日に双葉社より発売される。

ニッポン放送で1991年から1994年まで放送された「電気グルーヴのオールナイトニッポン」は、石野卓球とピエール瀧による過激なトークで、後続のラジオ番組や多くの芸人、文化人に影響を与えた、1990年代のサブカルチャーを代表するラジオ番組。また「石野卓球のおすすめ曲」コーナーは当時の日本ではまだマニアックだったテクノなどのジャンルをリスナーに紹介し、のちの音楽シーンに対しても大きな影響力を持っていた。

著者の椎名は、高校時代に卓球と瀧とともに前身バンド・人生(ZIN-SÄY!)のメンバーとして活動し、見習い放送作家として「電気グルーヴのオールナイトニッポン」のスタッフに参加。その後、雑誌「週刊SPA!」の読者投稿コーナー「バカはサイレンで泣く」などに関わった。電気グルーヴの2人とほぼ同時期に上京し、友人としても仕事仲間としてもすぐそばで彼らを見ていた椎名が、その青春と熱狂の日々を振り返る。

この本に掲載されているのは、人生でのエピソードや電気グルーヴ誕生の様子といった1988年頃の話題から、2010年代の始め頃までの出来事。そして電気グルーヴと椎名の両名とゆかりが深かった、破滅的な人生を選び取った2人の友人の死についても書かれている。そしてこの回顧録は、2025年2月にNew Orderの来日公演にゲスト出演している電気グルーヴを、客席で見る姿で幕を閉じる。また巻末には「オールナイトロング辞典」と題した用語辞典も収録されている。

表紙には画家の落合翔平が描いた、アルバム「VITAMIN」のジャケットやRoland TR-808、「週刊SPA!」1995年9月号のイラストが使われている。また、書籍の帯には大槻ケンヂ(筋肉少女帯、特撮)がコメントを寄せている。

大槻ケンヂ コメント

貴重な記録! 『電気グルーヴのオールナイトニッポン』原理主義で〝あの頃〟のサブカルが蘇る、激レアの資料! この本の帯文は僕じゃなくて電気グルーヴが書くべきだよ! 絶対に! ……もう書いちゃったけど

椎名基樹「オールナイトロング ―私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代―」目次

P6 まえがき

P9 「第一章 石野さんの部屋」

  • 先輩としての石野さんと瀧さん
  • 復活電気グルーヴのオールナイトニッポン
  • ラジオという「荒々しいメディア」
  • スペシャル企画に抜擢された「必然」
  • あの番組が後進に残したもの
  • 2人が生き抜いた80年代
  • 私は本当に「世界が変わる」と思った

P69 「第二章 私の部屋」

  • 過去に生きる「クラシック」、未来を志向する「まんだらけ」
  • 『無能の人」とフリーター
  • オタクの時代
  • テレビゲーム、パラエティー番組の先進性
  • 新しい価値観を体現した宅八郎
  • 宅、瀧さんをドライブに誘う

P141 「第三章 イトチューの部屋」

  • 小鳥の餌のパーティー
  • 人生の解散
  • 静岡時代の人生と石野さんの涙
  • 80年代後半からの「音楽の季節」
  • イトチューのファッションセンス
  • バンドブームのアンチテーゼ
  • 運命的な「同期」スチャダラパー
  • 「壁際にいる場違いなおじさん」はニッポン放送の人
  • 拡張する好奇心
  • 「テレビプロス」と放送作家デビュー

P255 「第四章 瀧さんの部屋」

  • ニッポン放送の忘れ得ぬ人々
  • 「深夜の使いっ走り」の記憶
  • ネタハガキの記憶 リスナーの熱量
  • バブル景気に触れたニッポン放送時代
  • オールナイトニッポンで出会った偉才たち
  • 新たな音楽の誕生とクラブシーン
  • 「石野卓球のおすすめ曲」の影響力
  • 電気グルーヴの変化、新たな友達
  • 名盤「VITAMIN」誕生
  • オールナイトニッポン終了

P365 「第五章 霊安室」

  • イトチューを変えたインド
  • あの世に、引きずり込まれる
  • ハルの自死と、それから
  • パルの本音と態度の乖離
  • 「弱さ」が生み出してきたもの
  • 3人が感じた「エンドレス・サマー」
  • 熱狂を共有した10年
  • ほんとうのさようなら、ハル
  • 躁と鬱の果てのイトチュー
  • 辿り着いた場所と、辿り着けなかった仲間

P463 あとがき

P468 オールナイトロング辞典

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