シンガーソングライター馬場俊英のデビュー30周年を記念したライブ「BABA TOSHIHIDE 30th ANNIVERSARY TOUR 2024-2026 30周年シリーズ第4弾『THAT’S WHY I’M HERE Live at Festivalhall』」が、2月23日に大阪・フェスティバルホールにて開催された。
1996年にデビューした馬場は、これまでにシングル29作、オリジナルアルバム24作を発表。アコースティックやバンドスタイルなど、長いキャリアの中で常にステージに立ち続け、積極的にライブ活動を展開してきた。2024年からはデビュー30周年に向け、シングル「地平線」やベストアルバム「BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST 1996-2025 風の中のアイラブユ-」をリリース。アコースティックツアーやホール公演といった記念ライブもシリーズで展開し、ついにフェスティバルホールでファイナルを迎えた。この記念すべきライブにふさわしいスペシャルゲストとして、長年イベントやラジオで共演を重ねてきた根本要(スターダスト☆レビュー)、杉山清貴も出演。会場には全国から老若男女の大勢のファンが集まり、祝宴を大いに楽しんだ。
「なんとか食らいついて、ここまでたどり着けた」
この日のセットリストは、馬場の30年の歩みをたどる豪華な選曲に。1998年発表の「ダウン・ザ・リバー」、2007年発表の「明日へのフリーウェイ」、2024年発表の「君が僕の元気」と、序盤から馬場の柔らかく温かな歌声が、彼の歩んできた道のりを示すように響いていく。ステージで演奏を繰り広げるのは、ファンにはおなじみの“馬場バンド”。馬場がかき鳴らすギターサウンドに、極上のバンドサウンドがより一層の力強さと鮮やかさを加えていく。
「これまでの30年は順風満帆な活動とは言えないかもしれないけど、なんとか食らいついて、歩みを止めることなくここまでたどり着けた。今日は応援してくれるみんなと一緒に、分かち合える時間が作れたことがうれしい。30年の思いをぶつけて、音楽の神様の導きに感謝して、来てよかったと思ってもらえるステージにしたい。今日は最後の最後まで、一緒に音楽を楽しもう!」と、会場に集まったファンに感謝の言葉を届けた馬場。この日のライブでは各楽曲の発表年と歌詞がスクリーンに映し出され、彼がつづる詞世界が会場に広がる。「ただ君を待つ」「スニーカー・ドリーマー」など、世代を飛び越えて心の奥底に響く言葉が詰まった楽曲の数々。客席には涙を流したり、高く拳を突き上げ感情を爆発させたりする観客の姿も見られ、楽曲1つひとつに刻まれた記憶や感情が表出した。
杉山清貴、根本要と貴重なコラボ
その後はスペシャルゲストとのコラボステージへ。まず杉山清貴を迎えた馬場は「杉山さんが歌う姿をテレビで観ていただけの田舎の少年が、こうやって音楽で共演できる日が来るなんて信じられない」と語り、「僕の腕の中で」「No.1」をともに披露。杉山の清涼感たっぷりの歌声、馬場の空間を満たす豊かな歌声が絶妙なハーモニーを生み出した。
根本要とのステージでは、ともに大阪のラジオ局・FM COCOLOでレギュラー番組を担当したり、音楽イベント「風のハミング」でホストを務めたりと長きにわたる交流もあってか、ラジオ番組さながらのトークが繰り広げられる。「ワンマンライブもいいけど、お祭りみたいな記念ライブもいいね」と語った根本が、「夢伝説」で馬場の歌声に合わせてハモる貴重なシーンも。馬場も「根本さんと曲作りができるなんて、どうかするくらいうれしかった! 神聖な作品作りに呼んでもらえたということは認められたということでしょうか!?」と喜びを伝え、2人で共作した「ナントかカナルの物語」や「同じものを見ていた」が届けられた。唯一無二の2人の歌声に、誰もが夢中で聴き入った。
ライブが後半に差しかかると、馬場は「(30年を経ても)チャレンジしたい気持ちは高まっている。あきらめたくないし、気持ちを投げ出したくない。がんばれる限り、挑戦し続けて。自分なりの音楽を作り、いいステージを作っていきたい」とこれからの活動への意欲を口に。代表曲「スタートライン~新しい風」や「向かい風は未来からの風」を歌唱し、より一層熱量の高いパフォーマンスを展開する。本編最後は人生の応援歌として愛され続けている楽曲「君はレースの途中のランナー」で大合唱と一体感のあるステージを生み出した。
会場に広がる愛いっぱいの笑顔と拍手
アンコールに入ると、馬場は杉山と根本とともに「ボーイズオンザラン」でコラボパフォーマンスを披露。多数のタオルが掲げられる中、客席を見渡しながらうれしそうに歌う馬場の姿に、観客もまた喜びにあふれた笑顔を返す。ラストナンバー「男たちへ 女たちへ」まで、ファンと長年に渡って築いてきた空間を満喫しつつ、30年の歩みを余すところなく見せた馬場。ステージが終わり、充実した表情を見せる彼に、観客から愛いっぱいの拍手が送られた。
デビュー30周年を記念した公演を終えても、馬場の歩みが止まることはない。5月からの弾き語りでの全国ツアーに加え、6月からアコースティックツアーが開催されることが決定。さらに11月21日に大阪・NHK大阪ホール、11月23日に奈良・なら100年会館ホールで馬場バンドでのライブツアーが行われることもアナウンスされた。
セットリスト
馬場俊英「BABA TOSHIHIDE 30th ANNIVERSARY TOUR 2024-2026 30周年シリーズ第4弾『THAT’S WHY I’M HERE Live at Festivalhall』」2026年2月23日 フェスティバルホール
01. ダウン・ザ・リバー
02. 明日へのフリーウェイ
03. 君が僕の元気
04. ただ君を待つ
05. ステップ・バイ・ステップ
06. スニーカードリーマー
07. 怪物達の古戦場
08. 僕の腕の中で with 杉山清貴
09. No.1 with 杉山清貴
10. 夢伝説 with 根本要(スターダスト☆レビュー)、杉山清貴
11. ナントとカナルの物語 with 根本要(スターダスト☆レビュー)
12. 同じものを見ていた with 根本要(スターダスト☆レビュー)
13. スタートライン~新しい風
14. 陽炎
15. ひとつだけ
16. 向かい風は未来からの風
17. 勝利の風
18. 君はレースの途中のランナー
19. 主人公
20. ボーイズオンザラン with 根本要(スターダスト☆レビュー)、杉山清貴
21. 男たちへ 女たちへ
今後の公演情報
馬場俊英 弾き語りツアー 遠回り2026
2026年5月3日(日)埼玉県 八木橋カトレアホール
2026年5月16日(土)福岡県 Gate's7
2026年5月17日(日)広島県 Live Juke
2026年7月4日(土)岡山県 ルネスホール
2026年7月11日(土)香川県 高松festhalle
2026年7月19日(日)岐阜県 岐阜club-G
2026年7月25日(土)北海道 札幌市時計台ホール
2026年7月26日(日)宮城県 retro Back Page
馬場俊英 ACOUSTIC TOUR 2026
2026年6月27日(土)東京都 大手町三井ホール
2026年8月8日(土)大阪府 大阪市中央公会堂
2026年9月5日(土)愛知県 名古屋市芸術創造センター
馬場俊英 BAND TOUR 2026
2026年11月15日(土)東京都 ニッショーホール
2026年11月21日(土)大阪府 NHK大阪ホール
2026年11月23日(月・祝)奈良県 なら100年会館大ホール


