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seiza初のワンマンライブ、涙とともに語った感謝「続けてきてよかったと思えてるのはあなたのおかげ」

seiza(撮影:ヤオタケシ)
20分前2026年03月01日 3:07

シンガーソングライターでボカロPのseizaが、2月27日に東京・青山 月見ル君想フにて初の有観客ワンマンライブ「seiza 1st ONE MAN LIVE -Opportunity-」を開催した。2022年1月にボカロPとして活動を開始し、2024年10月にメジャーデビューを果たしたseiza。活動開始から約4年を経て実現したワンマンライブのチケットはソールドアウトし、場内は早くからファンの熱気で満たされた。

1曲目で早くも涙「こんなはずじゃなかったんだよ(笑)」

月見ル君想フの象徴であるステージ上の大きな満月には、宇宙船の窓枠を彷彿とさせるモチーフと「seiza」のロゴがあしらわれ、観客の期待を高める。開演時刻を迎えた場内に響く宇宙船の打ち上げを思わせるカウントダウンに続き、seizaはバンドメンバーとともにステージに登場。会場の世界観そのままに「宇宙船」で初のワンマンライブの火蓋を切ったが、歌い始めて早々に声を詰まらせて空中を見上げた。

2曲目の「蒼の太陽」をギターをかき鳴らしつつ疾走感たっぷりに歌い上げたseizaは、「『seiza 1st ONE MAN LIVE -Opportunity-』へようこそ! いや……君たちはそんな顔をしてるんだね。よかった、出会えて」と、自らのファンと対面を果たした喜びを感無量の表情で語る。1曲目から涙を浮かべたことを「こみ上げるものが多すぎて。こんなはずじゃなかったんだよ(笑)」と照れながら振り返った彼は「積もる話はありますけど、どんどんやっていこうと思います」と、自らの楽曲をたっぷり届けることを宣言した。

続く「クリイムソーダ」では甘くロマンチックな雰囲気でフロアを酔わせるが、曲の後半ではバンドメンバーの演奏と呼応したグルーヴィな歌声も響かせてその表現力の豊かさを見せつけた。中盤のMCでseizaは、かつて自身がバンドでの音楽活動に全力を注いでいたこと、その夢が途中で絶たれ喪失感に襲われたことを振り返りつつ「『今までやってきたことはなんだったんだろう』と考えて、今でも夢を見たりする。そんな中でも『音楽を続けてきてよかった』と思えてるのはあなたのおかげです」と、目の前にいるファンに呼びかけた。

新曲「エウレカブルー」を初披露

「ひたすらしんどかった時期に整理を付けるために書いた曲です。この曲が書けたから前を向いて進めています」とseizaが告げて始まった曲は「星を編む」。大切なものを失いつつも前に進む思いを丁寧に歌い、自らの道のりを振り返った。この日のステージを支えたサポートメンバーを笑顔で紹介したあと披露された曲は「星間漂流」。「周回軌道で巡り合うのが あなたでよかった」という歌詞を、seizaはフロアを埋め尽くしたオーディエンスに向けて美しい歌声で届けた。

ライブ後半に向け、seizaは今回の初ワンマンのタイトル「Opportunity」を、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車の名前から取ったと語る。もともと3カ月のミッションのために送り込まれた探査車が約14年半も火星を探査したと説明したseizaは「“Opportunity”は探査の最後のほうに、自分の轍の写真を撮っていて。その写真を見たときにすごく勇気をもらえた。僕も音楽を続けて刻んできたものを確かめたいなと」「この曲が書けてよかった。たくさんの人に聴いてもらえる曲の生みの親として誇りに思います」と紹介し、代表曲「プラネテス」を歌唱。さまざまなランキングの上位を席巻したヒット曲が本人のボーカルと生バンドの演奏で披露されると、オーディエンスは感極まった表情で聴き入った。

初のワンマンライブに向け、スタッフとセットリストを練り込んできたと明かしたseizaは「思ったより曲が少なくてどうしたもんかなと……で、新しい曲を持ってきました」と、新曲の披露をアナウンスした。自らギターを奏でながら歌った新曲「エウレカブルー」はseizaの新たな境地を感じさせるポップなナンバー。その音に誘われ、観客たちは初めて聴く曲とは思えない盛り上がりを見せた。本編最後にseizaが届けた曲は、昨年5月に初のCDシングルとしてリリースされた「真昼の月」。「あなたとまた会えることを、あなたの幸運を祈って」という言葉を反映した切実なボーカルで、自らのファンへの思いを存分に届けるひとときとなった。

次のライブは「秋ぐらいかな?」ファンとの再会を誓う

アンコールでライブグッズのTシャツに着替えて登場したseizaは「汗かいただろうから買って着替えて帰ってね、って言おうと思ったんだけど(笑)」と、グッズが完売してしまったことをファンに詫び「(MCの)くだりを1つ取られてしまいました(笑)。でも通販をやるそうです!」と告知した。アンコール1曲目として「さよならボイジャー」を歌唱したのち、seizaはバンドメンバーやファンとともに笑顔で記念撮影を行う。そして「ライブはまたやりますから。秋ぐらいかな?」とファンの期待を高めつつ、この日のライブを作り上げたスタッフやメンバー、そして集まったオーディエンスに感謝を述べ「本当に幸せだな、こんな日があるから音楽をやめられなくなってしまうんだな」と、万感の思いを口にした。

最後にseizaは本編で披露した新曲「エウレカブルー」を3月4日にリリースすることをアナウンスし、「ぼくらについて」を披露。壮大なアンサンブルで初のワンマンライブを締めくくると「幸せな1日になりました。1人残らず感謝しています。また会おうね、おやすみ!」と、オーディエンス1人ひとりと視線を交わしながら挨拶した。

セットリスト

「seiza 1st ONE MAN LIVE -Opportunity-」2026年2月27日 青山 月見ル君想フ

01. 宇宙船
02. 蒼の太陽
03. クリイムソーダ
04. 抜け星
05. 星を編む
06. 金木犀
07. 星間漂流
08. プラネテス
09. エウレカブルー
10. 真昼の月
<アンコール>
11. さよならボイジャー
12. ぼくらについて

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