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ヒグチアイ&meiyoが“実は知らなかった”著作権を学ぶ、2人のライブパフォーマンスも

「音楽と生きる、音楽で生きる Special Supported by JASRAC」の様子。(Photo by Viola Kam[V’z Twinkle])
6分前2026年03月24日 3:02

音楽クリエイターのためのトーク&ライブイベント「音楽と生きる、音楽で生きる Special Supported by JASRAC」がYouTubeにて配信された。

著作権とは何か

本イベントは、音楽ナタリーで展開中の日本音楽著作権協会(JASRAC)との共同連載「音楽と生きる、音楽で生きる」の拡大版として企画されたもの。芦沢ムネトがMCを務め、ヒグチアイとmeiyoが自身の体験談を踏まえながら、音楽活動をするうえで知っておくべき著作権についてトークを展開した。

イベントはmeiyoのライブでスタート。自身の代表曲「なにやってもうまくいかない」と「ビートDEトーヒ」を元気よくパフォーマンスしたのち、ヒグチ、芦沢も加わり3人が壇上に集結した。ヒグチとmeiyoの出会いは10年ほど前にさかのぼる。一度ライブで競演したあと、お互いのライブを観に行くなど親交を深めてきた間柄で、焼きそば専門店で食事したことなどが明かされた。

音楽活動する中で権利を意識する瞬間について、ヒグチは「契約書に名前を書いてハンコを押すとき」と回答。meiyoも「そのときくらいですね」と同調する。活動を始めた当初は2人とも権利に対する意識はなかったそうで、ここでJASRAC広報部の安藤暖氏が登壇して著作権について解説。著作権は「作品(著作物)を、つくった人(=著作者)がその作品の利用方法を決めることができる権利」で、「歌詞や曲を作った人が持つ権利で、歌手やアーティストが持つ権利ではない」「他人に譲渡したり相続の対象とすることができる」などの特徴が説明される。2人は譲渡できることを知らなかったようで、meiyoは「曲をプレゼントできるのいいな」、ヒグチは「遺書に(どの曲を誰に渡すか)書いたほうがいいですね」と感想を述べた。

クリエイターの味方・KENDRIX

続いてヒグチの楽曲「悪魔の子」を例に、JASRACが運営する作品検索システム(J-WID)の画面を見ながら第三者が楽曲を使用する際の方法を安藤氏が説明。先日ヒグチのもとに「結婚式で曲を使いたい」という問い合わせがあったそうで、J-WIDの「演奏会等」の項目に丸印がついているため、JASRACに申請すれば使用できることが明かされた。

またJASRACに登録することに敷居を感じる人のためのサービスとして、JASRACが無償で提供しているKENDRIXが紹介された。KENDRIXはブロックチェーンを用いた楽曲管理システムで、盗作対策、不正利用の抑止につながる。これを聞いたヒグチは「楽曲ができてTikTokやInstagramにアップしたら、上げた瞬間に誰かに真似されるかもしれないから、今まで契約書を交わすまで守られてないと思ってた。これはすごい」と舌を巻き、meiyoも「とりあえずこれを使えばいいですね」と太鼓判を押した。

2人がファンにしてもらえたらうれしいこと

芦沢から「ファンの方に『これをしてもらえたらうれしい』ということはありますか?」と質問され、meiyoは「何をしてくれてもうれしい」と模範的に答える。一方ヒグチは「YouTubeで曲を聴いてます」と言われても、「無料で観てるだけ」と思って素直に喜べなかったそう。しかしYouTubeやTikTok、Instagramはプラットフォーム側とJASRACが使用料の包括契約をしていることが安藤氏から説明されると、「『何をしてくれてもうれしい』と初めて心の底から言えるようになりました。ありがとう」と力強く返答した。

このほかイベントではCDや音楽ストリーミングサービスで楽曲を発表した際の著作権使用料の仕組みやテレビ放送での使用料などが解説されたほか、音楽制作におけるAIについてヒグチとmeiyoが自身の考えを述べる場面も。著作権に関して「知らないことがたくさんあった」と2人は口をそろえた。ラストにはヒグチが「わたしの代わり」と「悪魔の子」を圧倒的な歌唱力で披露した。なおステージに立つ際に気持ちのスイッチを入れる方法やタイミングが、ヒグチとmeiyoはまったく異なることが発覚。ぜひライブパフォーマンスとともにその違いも見比べてみてほしい。3月30日にはイベントのエクストラコンテンツを収めた動画が限定公開される。エクストラコンテンツは、アンケートフォームにて回答すると視聴用URLが送付される仕組みだ。

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