JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

多次元制御機構よだか、LIQUIDROOMワンマンで見せた進化と現在地「僕をここに連れてきてくれてありがとう」

林直大(Vo, G)(Photo by Chiaki Machida)
7か月前2026年03月19日 3:04

多次元制御機構よだかのワンマンライブ「多次元制御機構よだか 単独公演『RADIATE』」が、3月16日に東京・LIQUIDROOMで開催された。昨年12月にEP「ODYSSEY」でメジャーデビュー後、初のワンマンライブとなった今回の公演のチケットはソールドアウト。インディーズ時代の楽曲から「ODYSSEY」の収録曲、さらに未発表の新曲も披露し、満員の観客をよだかの世界にたっぷりと浸らせた。

疾走感たっぷりにスタート、新曲の初披露も

開演時刻を迎えたステージに林直大(Vo, G)とサポートメンバーの田淵智也(B / UNISON SQUARE GARDEN、THE KEBABS、Q-MHz)、鈴木浩之(Dr / THE KEBABS)が登場し、林がギターをかき鳴らしながら最初に歌い始めた曲は「ハイウェイ・ラピスラズリ」。楽曲の世界観と同じくフロアのテンションもアクセルを踏むかのように加速していき、3人は笑顔を交わしながらそれぞれの音を鳴らした。

オーディエンスのキラキラと輝く瞳がグリーンの照明を反射した「システムオールグリーン」、出だしの歌詞を「恵比寿の街に着く頃」と変えて歌って観客を沸かせた「飛鯨五十二号」など、序盤では疾走感に満ちたナンバーを連投。「INTERNET LIVING DEAD」では鈴木と田淵のソロに続き、林が「ギター、俺!」と叫んでアグレッシブなソロパフォーマンスを見せ、割れんばかりの歓声を起こした。

林が「新曲やってもいいですか?」と告げて演奏されたのは、この日が初披露となった「スターダスト・エウレカ」。鈴木が鳴らすタイトなドラムが牽引するスリリングな展開、ブラスを取り入れたド派手なサウンドで多次元制御機構よだかの新境地をアピールし、観客を驚かせる。さらに荘厳なSEに続けてヘビーなアンサンブルを鳴らした「稲の妻」、薄明かりの中で丁寧に刻まれる音や林と田淵のハーモニーが美しく響いた「スピン」と、中盤ではライブパフォーマンスとしての完成度の高さを感じさせる展開で観客を深い感動に導いた。

1本のライブについてここまで考えたことはなかった

MCで林はこの日のチケットが完売したことを「自分事じゃないみたいなうれしさです」と喜びつつ、「今日に至るまでいろんなことを考えました。自分の音楽でステージに立つようになってから、1本のライブについてここまで考えたことはなかった。忘れられない日になると思ってたくさん練習して、準備してきました」とまっすぐな思いを語る。そして「『自分の曲を歌う』という、忘れていた生き方を皆さんにもらいました。僕をここに連れてきてくれてありがとうございます」とファンへの感謝を述べ、大きな拍手を浴びた。

熱い思いを「あらすじ」に乗せて歌ったのち、林はオーディエンスとともに「多次元制御機構よだか、発進!」とおなじみのセリフを叫ぶ。その後は「ミルキーウェイ・トラフィック」「夜間飛行」で場内の一体感をさらに上昇させた。「そろそろ心のミラーボール回したいんじゃないの?」とハンドマイクとタンバリンを手にした林が煽ると同時にフロアのミラーボールが回り出し「天國」へ突入。「曲名」「オデッセイ」で観客の大合唱を巻き起こしたあと、最後に林は「今年はいろんなところに行って、いろんな人に会いに行きます。次また会えるときまで元気でいてください」と語り、「或星」で本編を締めくくった。

「ルームをリキッドにするところだった」和やかにアンコール

アンコールで林は本編を駆け抜けた安堵感を表情に漂わせ、ライブの内容を考えながら2時間も散歩をしたというエピソードを語る。「でも家に帰ったらゴーッて音がしてて……お風呂のお湯が出しっぱなしで」と苦笑いした林は「リキッドルームの前にルームをリキッドにするところやったやないかい! ガス代に肝をラジエートしたという(笑)」と満面の笑みでセルフツッコミを放ち、観客の爆笑を誘った。和やかな雰囲気の中、ラストは再び「夜間飛行」をテンション高めにパフォーマンス。間奏では林と田淵による背面弾きの応酬が、フロアの盛り上がりをさらに掻き立てた。

ライブで初披露された新曲「スターダスト・エウレカ」は4月から放送されるテレビアニメ「また殺されてしまったのですね、探偵様」のオープニングテーマで、4月8日に配信リリースされることが決定。Apple MusicとSpotifyで事前予約すると、スペシャル画像が手に入るキャンペーンも実施されている。詳細はレーベルサイトで確認を。

セットリスト

「多次元制御機構よだか 単独公演『RADIATE』」2026年3月16日 LIQUIDROOM

01. ハイウェイ・ラピスラズリ
02. システムオールグリーン
03. ヒーロー
04. 飛鯨五十二号
05. INTERNET LIVING DEAD
06. 蛞蝓
07. スターダスト・エウレカ
08. 時空怪盗
09. 稲の妻
10. スピン
11. あらすじ
12. ミルキーウェイ・トラフィック
13. 夜間飛行
14. 天國
15. 曲名
16. オデッセイ
17. 或星
<アンコール>
18. 夜間飛行

関連記事

「IKEBE ベースの日 Special Live B-day 2026 supported by Black Smoker, D'Addario, Darkglass Electronics, Warwick」ビジュアル

池部楽器店の「ベースの日」イベントに“カッコいいベーシストとそのバンド”が登場

約21時間前
UNISON SQUARE GARDEN「Revival Tour "Catcher In The Spy"」の様子。

UNISON SQUARE GARDEN「Catcher In The Spy」リバイバルツアーを4分に凝縮したトレイラー公開

6日前
「カオスのオーロラソース」「歌とギターとピアノ」告知画像

ショーケースイベント2DAYS開催 初日にケバブスと9mm、2日目に斎藤宏介と日食なつこ

7日前
UNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDEN幕張ワンマンライブ「Sentimental Period」映像作品の詳細発表

10日前
多次元制御機構よだか(撮影:高田梓)

多次元制御機構よだか“音楽の神様”に突き動かされてたどり着いたツアーファイナル、来年の新企画も発表

10日前
左から秋山黄色、斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN、TenTwenty)、Ito(PEOPLE 1)。

斎藤宏介がガンダムトークに巻き込まれる?秋山黄色とPEOPLE 1・Itoのポッドキャスト番組にゲスト出演

22日前
UNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDEN「Charisma & Princess」ライブ映像作品、シングルと連動したジャケット公開

27日前
a flood of circle「ハートマーク刺繍してやるよ、ちょっと忘れっぽい魂に」ジャケット

a flood of circleトリビュート盤に山中さわお&THE KEBABSが参加、アルバムの全貌が明らかになりライブ開催も決定

27日前
斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN、TenTwenty)のa flood of circleトリビュートアルバム「ハートマーク刺繍してやるよ、ちょっと忘れっぽい魂に」への参加が決定。

a flood of circleトリビュート盤に斎藤宏介が参加、歌うのはあのライブ定番曲

28日前
DIALOGUE+

DIALOGUE+が4thアルバム「NOVEL+」リリース 渡辺翔、堀江晶太ら制作陣を一挙公開

29日前