4月2日に放送がスタートしたTOKYO MXのドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」に出演している船津稜雅(超特急)が、音楽ナタリーの取材に応じた。
「僕が驚いてます(笑)」
「あざとかわいいワタシが優勝」は、累計1100万DLを突破した網戸スズによる同名の人気電子コミックを原作とした実写ドラマ。「あざとかわいい」を武器に恋も人生も勝ち抜いてきた主人公・松嶋琴音が史上最強のライバル・なず奈と出会うことから始まる、あざとかわいい同士のプライドがぶつかり合うラブコメディで、琴音を大友花恋が、琴音の教育係・なず奈を桜井玲香が演じる。
3月3日。超特急では“3号車”を背負う船津とは縁深いこの日に前触れなしに飛び込んできた俳優・船津稜雅としてのドラマ出演の報せは、8号車(超特急ファンの呼称)を大いに賑わせた。しかしながら「いや、それ以上に僕が驚いてます(笑)」と船津。「シンプルに『あれ?(オファーを)投げかける人を間違えたのかな、手違いか?』と。僕は、個人ではガッツリと出番のある役でドラマのお仕事をしたことがなかったので。だいぶ心配だったんですけど、せっかく頂いたお話なので『やってみたいな』と思って」と、出演依頼が届いたときの心の動きを明かした。
“内緒”をマネしたメンバーの正体
船津の言葉通り、彼が単独で連続ドラマのメインキャストを務めるのは過去に例のないこと。「もともと超特急以外に具体的にやりたい事柄があるわけでもなかったので、(俳優業との)バランスみたいなものもまったく意識してこなかった」という船津は、今作への出演に際しても「『セリフをたくさん覚えなきゃ』とか、そういった作業が出てくるわけじゃないですか。それこそ俳優業もやっているほかのメンバーのように、自分も音楽活動と俳優業、どちらに対しても悪影響がないようにできなきゃなというふうには思って」と両立を考えたという。「ドラマに出ることは、撮影中にわざわざメンバーには伝えていなかったんですよ」と明かしたが、超特急の“愛されリーダー”の連ドラ出演は、メンバーにとっても大ニュースなのでは? そう聞くと、船津は「それこそ最近ですよ。PR映像が公開されて、それを観たのか……」と切り出し「シューヤとハルが、映像の中で僕がやってた“内緒”のポーズをリハーサルの最中に。会うたびに毎回、目の前でやってきて相当腹が立ちましたね(笑)。やかましいです!」と吐露。「よく自分もやってたんですよ。メンバーの誰かがドラマに出て特徴的なセリフがあったとき、それをマネして『やめろよ!(笑)』みたいに言われるっていうお遊びを。やられる側の気持ちが今になって初めてわかるという……『ああ、こんなにウザかったんだな』と痛感しました」と、苦笑いを浮かべながら語った。
撮影初日は「わざわざ早めに駅に着いて」
撮影を前に原作のマンガを読んだという船津は「ラブコメというジャンルをあまり読んでこなかったんですが、きっと世の中の一定数の女子たちが共感するであろう、リアルとフェイクがいい塩梅で共存するキャラクターたちがいっぱい出てくるなあと」と、原作の印象を語る。そして、今作の軸にある「あざとかわいい」という概念について「今まで、僕は正直『あざとい』というものにマイナス方面の印象を持っていたんです。『出た出た、やらしいですわ』みたいな感じに思ってしまう対象物だったんですけど(笑)、この作品を知ってからは『あざとい』もある種の自己表現なんだなと。あざとくいるための自分磨き、研究、計算などが描かれていて、自分を高めるためのプラスエネルギーにもなり得るんだということを知ったので。自分の概念を変えてくれたなと思います」と、今作との出会いを通じて考えが変わったことを明かす。そんな物語の中で船津が演じるのは、“あざとかわいい”を武器に生きる女子たちの恋のターゲットとなる、“イケメンシゴデキ上司”の清水将貴。容姿端麗で性格もよく、社内での業績もトップ。まさに「理想の上司」そのものというキャラクターに、船津は「もう全部真逆やん!っていう……(笑)。どうしよう、俺の対義語か?と思いました。しかも清水は筋トレ好きなんですよ。いつもムキムキ鍛えてるんで、そこに関しても『マズいマズい、どうしよう』って、あたふたでしたね」と笑いながら本音を漏らす。
「できる限りの筋トレはしましたけど、言うて短期間で急に大きくはならないので、限界はあって」。謙遜しながら言葉をつなぐ船津に役作りについて問いかけると「どこまで等身大で言っていいのかという感じなんですが、正直ほぼ初めてのドラマの役なので、役にどう向き合ったらいいのかもわからないんですよ、やったことがないから。でもなんか……真逆すぎるキャラクターであるがゆえに、わかりやすく自分とは違うことをすればいいのかな、という考えで臨んだ感じで」と明かしてくれた。「撮影現場は駅から車で10分かからないくらいの場所だったんですけど、初日はだいぶガチガチだったので、わざわざ早めに駅に着いて。徒歩で30分くらいかけて向かうという謎のムーブをしつつ(笑)、呼吸を整えて……」とクランクイン当時を振り返った船津。「ドラマの現場って作業的で殺伐としているイメージがあった」というが「実際は全然そんなこともなく。皆さんすごく優しく明るく、笑いもちょくちょく起きたりして。ある程度の緊張はしましたけど、最後まで楽しく過ごせました。空き時間に何をしてたか? 必死にセリフを覚えてました(笑)。『共演者の方と会話してました』とか言いたいところなんですけど、それは最低限。ホントにずっと、台本とにらめっこ!」と、現場の様子を語った。
船津が思う“かわいい人”
今作との出会いを通して「あざとかわいい」に抱く印象が変わったという船津だが、彼自身が思う「かわいげのある人」とはどんな人なのだろう。そんな質問を投げかけると、船津からは「なんだろうな。それこそ『よく笑う人』とか。『笑顔』っていうところに、老若男女関係なくかわいげを感じるかもしれないです。人懐っこさというかね」という答えが返ってきた。続けて「これに関しては“ワタシが優勝”」と、自信を持って言えることは?と問うと「見るからになさそうやん。聞かなくてもわかるでしょ?」と嘆き顔。「言えることがないよ~」とつぶやきながらも「いざ1つのことにハマったら、そればっかりを追究する、オタク気質みたいなところはそうかもしれない」と答えを出し「食べ物とかもそうなんですよ。外食先で1つおいしいものを見つけると、それしか頼まない。神座(船津がVIPカードを所持しているラーメン店)もそうだし、なかよし(恵比寿を中心に都内に展開する定食店)では茄子味噌(茄子と豚肉の味噌炒め)しか食べないし、全然冒険しないんですよね」と、自身の“好き”に一途な一面をのぞかせた。
今年、神に願うことは……
デビュー15周年というメモリアルイヤーに、結成当初からの夢である東京ドームでのワンマンライブを実現させることが決まっている超特急。メンバー個々の躍進も目覚ましく、俳優としてのドラマ出演をはじめ、9人がそれぞれに自身の活躍のフィールドを広げている。この現状に、グループのリーダーである船津はどんな思いを持っているのか。「『あの作品に出てた人は超特急のメンバーだったんだ』みたいな反応はすごくうれしいですよね。音楽のグループと演技の仕事はフィールドが違うけど、それぞれが架け橋になっていて」。そう語った彼は「例えばレギュラーラジオの収録のとき、メンバーの個人活動のお知らせコーナーがめんどくさいほど長いんですよ(笑)。マジで多すぎて。でもそれってうれしいことだなって思うので」と笑いつつ「それぞれが活躍する場所を開拓して、好きなこと、得意なことを発揮できたら。9人それぞれのキャラクターもより強固なものになるし、今度はそれを超特急としての何かに生かせることもあるかもしれない。グループ活動もソロ活動も、充実したらいいなと思いますね」と声を弾ませた。
11月に“夢の実現”を控える大切な1年。取材の最後に、この1年をどんな年にしたいか、個人としての願望を問うと「今年こそは……」とゆっくり切り出した船津。「今年こそは年末に体調を崩さないように。神様に、あざとかわいくお願いしたいなと思っております……!」そう言葉に力を込め、「神ちゃまお願い、はーと♡」と、最上級にあざとかわいいお願いで取材を締めくくった。
「あざとかわいいワタシが優勝」の番組情報
TOKYO MX
毎週木曜日21:25~21:54
群馬テレビ
毎週木曜日23:00~23:30
福岡放送
毎週土曜日25:00~25:30
テレビ岩手
毎週日曜日25:25~25:55
静岡放送
毎週月曜日25:35~26:05
とちぎテレビ
毎週火曜日23:30~24:00
※TVerにて無料見逃し配信、FODにて見放題配信


